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株主優待で受けられるイオンの特典とは?キャッシュバックやイオンラウンジについても紹介
食料品や日用品、衣料品など日々のお買い物でイオンやマックスバリュをよく利用する方におすすめなのがイオンの株主優待です。イオンの株主になると買物金額の3〜7%のキャッシュバックがもらえるかもしれません。
この記事では、株主優待の仕組みについて解説した上で、イオンの優待内容や利用方法などについて紹介します。また、株主が利用できるイオンラウンジについても詳しく解説します。
イオンの株主優待に興味がある方はぜひ参考にしてください。
目次
イオンの株主優待について
イオンはイオンスタイル、マックスバリュなどの小売店の他、金融やサービスなど様々な事業を手掛ける企業から構成される総合グループです。
1758年に三重県で創業した岡田屋を源流とし、いくつかの企業が合併することで誕生しました。
イオンでは100株以上保有する株主に対して株主優待を実施しています。各店舗でのお買い物額に応じたキャッシュバックが受けられ、各種サービスの割引特典や長期保有でのギフトカードのプレゼントなども魅力です。
近くにイオン店舗がある、よく利用するという方におすすめです。
そもそも株主優待とは?
投資の楽しみの一つに株式優待があります。しかし、投資に馴染みがない場合、株主優待という言葉を聞いたことがあっても、内容やもらえる条件などについて知らないことが多いかもしれません。
ここからは、株主優待について詳しく紹介します。興味のある方はぜひ参考にしてください。
企業から株主に向けた商品やサービス
株主優待とは、企業が株主に対して贈る品物やサービスのことです。内容は自社の商品やサービスの他、金券や食品、カタログギフトなど多岐にわたります。
条件を満たしていれば株式を保有するだけでもらえるため、株主優待の内容を参考に投資先を決める方もいます。
なお、株主優待を実施することは企業の義務ではありません。しかし、実際には多くの上場企業に株主優待の制度があります。
企業にとって株主優待には、自社商品やサービスをアピールできる、自社の株式の魅力が高まって長く保有してもらいやすくなるなどのメリットがあると言われています。
権利確定日に株主である場合に受け取れる
株主優待を受け取るためには、権利確定日に株主であることが必要です。
上場企業の株式は日々多くの人によって売買されているため、株主が頻繁に変更されることが一般的です。そのため、いつの時点での株主が株主優待を受け取る権利を得るのかが決まっており、その日付を「権利確定日」と呼びます。
権利確定日は企業によって異なるため、気になる企業がある場合は事前に調べておきましょう。イオンのように権利確定日を年に2回設けている企業もあります。
なお、株式を買ってから受け渡しまでに時間がかかるため、権利確定日に買付しても株主優待の受け取りに間に合わないことに注意しましょう。株主優待が欲しい場合は、権利確定日の2営業日前である権利付け最終日までに株式を買い付けておく必要があります。
イオンの株主優待について
東証プライムに上場しているイオンにも株主優待の制度があります。お買い物でよくイオンを利用する方は、株主優待でさらにお得になるかもしれません。
ここからは、イオンの株主優待について各特典や権利確定日などを詳しく紹介します。
株主優待の内容
イオンの株主優待は保有している株数によって内容が異なります。最低100株以上から買物額に応じたキャッシュバックが受け取れます。(買物限度額は100万円)
具体的な保有株数とキャッシュバック率は以下の通りです。
100株以上…3%
500株以上…4%
1,000株以上…5%
3,000株以上…7%
買物の際に株主であることを証明する「オーナーズカード」を提示すると、半年間の利用金額とキャッシュバック率に応じた金額が後日返金される仕組みです。
具体的には、3,000株以上保有している方が100万円分の買物をした場合、7万円を受け取れる可能性があります。
長期保有で追加の優待が受けられる
イオンの株式を長く保有している方には、通常の株主優待に加えて追加の特典があります。
3年以上継続して保有しており、かつ2月末時点で保有株数が1,000株以上の方はギフトカードを受け取ることが可能です。なお、ギフトカードは全国のイオングループの店舗で使用できます。
もらえるギフトカードの額は保有している株数によって異なります。
1,000株以上…2,000円相当
2,000株以上…4,000円相当
3,000株以上…6,000円相当
5,000株以上…10,000円相当
買物額に応じたキャッシュバックと併用できるため、さらにお得になります。
イオンの株主権利確定日と権利付け最終日
イオンの株主権利確定日は年に2回あり、2月末日と8月末日です。この日の時点でイオンの株式を100株以上保有している方が株主優待の対象です。
なお、まだイオンの株式を保有していないのであれば権利付け最終日までに買付する必要があります。
2024年の場合、2月末日の権利確定日の権利付け最終日は2月27日(火)、8月末日であれば2024年8月28日(木)です。
権利確定日と権利付け最終日は異なることに注意しましょう。
オーナーズカード発行予定月
イオンの株主優待で買物額に応じたキャッシュバックを受け取るには、買物の際にオーナーズカードを提示する必要があります。
2月末に株主優待の権利がある方には3月末頃、8月末に権利がある方には9月末頃にオーナーズカード発行手続きの案内書が送付されるでしょう。
案内書に従って手続きを済ませると約1カ月でオーナーズカードが発行されます。初めてオーナーズカードを発行する場合は有効期限が短くなることに注意しましょう。
お客様感謝デーでも特典を受けられる
全国のイオンやマックスバリュなどの店舗では、毎月20日・30日にお客様感謝デーを実施しています。レジにてイオンマークの付いたクレジットカードやデビットカード、現金などで支払うと5%の割引が受けられます。
オーナーズカードを持っている株主は、キャッシュバックとお客様感謝デーの割引特典を併用可能です。オーナーズカード提示の上、割引が適用される方法で支払うだけでお得になります。
お会計時割引・優待料金特典もある
オーナーズカード所持者は、イオングループの一部店舗やサービスで割引や優待料金の適用が受けられます。
「おひつごはん四六時中」を中心とするイオンイーハートが運営する飲食店や、イオンシネマなどでオーナーズカード所持者向けの特典を実施しています。
店舗やサービスを利用する際はオーナーズカードの提示を忘れないようにしましょう。
イオンの株主優待についてよくある質問
イオンの株主優待を利用するにはいくつかの条件があります。カードの利用方法や自分のよく買うものがキャッシュバックの対象になるのかが気になる方も多いでしょう。
ここからは、イオンの株主優待について、よくある3つの質問に回答します。
オーナーズカードの利用方法
オーナーズカードはレジでの支払いのたびに提示する必要があります。カードの提示がない場合はキャッシュバックの対象にならないため注意しましょう。また、株主優待の対象となる主な支払い方法は以下の通りです。
- 現金
- WAON
- イオンマークが付いた各種クレジットカード
- イオンデビットカード
- イオンギフトカード
- イオングループ発行の商品券 など
なお、一部の専門店などでは現金で支払ったときのみがキャッシュバックの対象です。また、オーナーズカードが使用できない売り場や店舗もあります。
利用対象外の商品
オーナーズカードはイオンやマックスバリュなどの各店舗で利用できますが、一部キャッシュバック対象外の商品もあります。
例えば、タバコや切手・ハガキ、有料レジ袋、プリペイドカード、送料や家電製品の保険料などは対象外です。また、イオンギフトカードやイオン商品券の購入、電子マネーのWAONへのチャージなどもキャッシュバックの対象になりません。
なお、各店舗で特典対象外に指定している商品もあります。気になる商品がある場合は購入前に確認するとよいでしょう。
カードの有効期限
オーナーズカードの有効期限は2月末日ならびに8月末日の権利確定日時点でのイオンの株式保有数によって異なります。権利確定日に保有株数が100株未満であった場合、オーナーズカードの有効期限が切れて使用できなくなります。
例えば、8月末日時点での保有株数が100株未満であれば、9月1日以降はオーナーズカードを使用できません。株式を再購入するなどして、再び株主優待の対象となった場合はカードの再発行が必要です。
イオンの株主が利用できるイオンラウンジ
イオンを含むイオングループの企業の株主は一部店舗に設けられているイオンラウンジを利用できます。無料で飲み物などが提供されるため、買物の間の休憩などにおすすめです。
ここからは、イオンラウンジについて、利用できる条件や予約方法などを紹介します。
イオンラウンジ利用対象者
イオンラウンジを利用できるのは、イオングループの企業の株主または指定のクレジットカードを一定額以上利用した方です。
なお、株主としてラウンジを利用する場合、一定以上の株数を保有している必要があります。詳しくは以下の通りです。
イオン、イオン九州、イオンディライト、マックスバリュ東海、イオンファンタジー、キャンドゥ…100株以上
イオンモール、イオンフィナンシャルサービス、ミニストップ…200株以上
イオン北海道…500株以上
ジーフット…1,000株以上
コックス…1,500株以上
イオンカードまたはイオンゴールドカードを年間100万円以上利用した方もラウンジを利用可能です。
イオンラウンジ利用条件
イオンラウンジでは1カ月に利用できる回数や1回あたりの滞在時間、同伴者などに条件があります。
まず利用は月5回、1日1回限りです。また、滞在時間は1回につき最大30分と決められています。
もし予約した時間に遅れた場合、滞在できるのは予約した時間の終了までです。入室から30分ではないことに注意しましょう。
同伴者は1名まで認められています。
なお、ラウンジ利用には事前予約が必要です。
イオンラウンジの利用には事前予約が必要
イオンラウンジは席数が限られているため、利用には事前予約が必要とされています。スマホアプリiAEONまたは店頭に備え付けられているタブレット端末から予約可能です。
ここからは、スマホまたは店頭でラウンジを予約する方法、ならびに当日チェックインする方法について紹介します。
スマホで予約する方法
スマホでラウンジを予約する場合、iAEONアプリが必要です。iPhoneの方はAppストア、Androidの方はGoogle Playから事前にダウンロードしましょう。
アプリの中のイオンラウンジアイコンをタップし、オーナーズカード番号またはラウンジ会員証の番号を入力します。初めての場合は認証コードによる本人確認が必要です。
本人確認が済んだら、ラウンジを利用したい店舗や予約日時、人数などを選択しましょう。
予約が完了するとチェックイン時に必要なQRコードを表示できます。
店頭で予約する方法
イオンラウンジの店頭にあるタブレット端末から予約することも可能です。タブレットに表示された「ラウンジ予約」のアイコンをタップし、オーナーズカードを持っている方は次の画面で「ラウンジ利用番号を入力」を選んでください。
続いて予約可能な日にちや時間などが表示されるため、画面の案内に従って手続きしましょう。予約人数を選ぶと予約確認画面が表示されます。問題なければ予約ボタンを押して手続き完了です。
手続き後に印字されるレシートはチェックインの際に必要となるため、大切に保管しましょう。
当日店頭でチェックインする方法
予約した時間が近づいたら、店頭に設置されたタブレット端末からチェックインしましょう。
タブレット上でチェックインのアイコンを選ぶと、「チェックインQRコードを読み取る」または「チェックイン番号を入力」の2つのボタンが表示されます。
スマホアプリや店頭で予約時に印字されたQRコードを持っている場合は、QRコード読み取りを選択するとスムーズです。タブレットの前面にQRコードをかざして読み取りさせてください。
うまく読み取りできない場合や、QRコードを表示させられない場合は「チェックイン番号を入力」を選んで手続きすることも可能です。
株主優待を受けるまでの流れ
イオン以外にも多くの企業が株主優待の制度を設けています。株主優待がある企業に投資すれば、株式を購入・売却する以外にも利益が得られるかもしれません。
株式の値上がり益以外に利益を得る方法として株主優待に注目している方も多いでしょう。
ここからは、投資で株主優待を受けるまでの一般的な流れについて紹介します。
受け取りたい株主優待を探す
株主優待の内容は企業の自社商品やサービス、金券など様々な種類があります。2024年1月時点で1,400社以上の企業が株主優待を実施しています。そのため、魅力的な株主優待を探すことも楽しみの一つと言えるでしょう。
証券会社や株主優待を紹介するWebサイトや株主優待の人気ランキングなども投資先を選ぶときの参考になります。また、サイト上で優待内容や権利付き最終日、企業名などを検索できることもあります。
自分がよく利用する商品やサービスを提供している企業から選ぶのもおすすめの方法です。
権利付け最終日までに必要株数を購入する
株主優待を受け取りたい企業を見つけたら、権利付き最終日と優待を受け取るのに必要な株数を調べましょう。
特に優待の受け取りに必要な株数は企業によって異なるだけでなく、同じ企業でも株数によって優待内容が変わることもあります。そのため、企業の公式Webサイトや証券会社などを通じて事前にチェックすることが大切です。
必要な株数が分かったら、権利付き最終日までに証券会社などを通じて買付を行います。株主優待を受け取れるのは権利確定日時点での株主です。
権利付き最終日までに株式を買えなかった場合、株主になれるのが権利確定日以降のため株主優待を受け取れません。
株主優待を受け取る
株主優待を受け取る条件を満たしていれば、権利確定日から数カ月後に商品やサービスの利用券などを受け取れるでしょう。証券会社などに登録している住所へ郵送などで届くことが一般的です。引っ越しなどで住所が変わった方は忘れずに手続きしておきましょう。
なお、権利確定日が過ぎてもすぐに株主優待を受け取れるわけではありません。公式サイトなどで商品の発送日を告知している企業もあるため確認がおすすめです。
まとめ
①株主優待とは、企業が株主に対して贈る自社商品やサービス、金券などのこと
②イオンの株主優待では買物額に応じて最大7%のキャッシュバックが受けられるほか、長期保有している株主には追加でギフトカードが贈られる
③キャッシュバックはお客様感謝デーの特典とも併用できる
④イオンやイオングループの株主のうち、必要株数の条件を満たしていればイオンラウンジが利用できる
⑤イオンに限らず、権利付き最終日までに必要株数を買付すると株主優待が受け取れる
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