スターフライヤーの株主優待券とは?使用上の注意点やお得な使い方を解説

スターフライヤーの株主優待券とは?使用上の注意点やお得な使い方を解説

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スターフライヤーの株主優待券とは?使用上の注意点やお得な使い方を解説

旅行や出張、帰省の際にスターフライヤーを利用する方は、株主優待券を使うと航空券代を節約できる可能性があります。

株主優待券は株主だけでなく、金券ショップやフリマアプリなどを通じて入手した方も使用できます。

セール期間以外でも株主優待券があれば、いつでも安い価格で飛行機に乗れるため、スターフライヤーをよく使う方には特におすすめです。

この記事では、スターフライヤーの株主優待券について使用上の注意点や、さらにお得になる使い方などを紹介します。

スターフライヤーの株主優待券とは?

スターフライヤーは、九州と日本各地を結ぶ路線を運行している航空会社です。座席間隔の広さや高級感のある革張りシートなどで人気があります。

スターフライヤーでは株主優待を実施しており、条件を満たす株主は割引価格でスターフライヤーの航空券を買える株主優待券を受け取れます。

株主優待券をもらえるのは、3月末・9月末時点で100株以上保有している株主です。無料で株主優待券を入手したい方は、スターフライヤーの株主になることを検討しましょう。

なお、株主でない方は金券ショップやフリマアプリなどを利用して株主優待券を購入する方法もあります。

スターフライヤーの株主優待券の特徴

スターフライヤーの株主優待券の特徴
スターフライヤーの株主優待券は、年2回発行されます。3月末時点で100株以上保有している株主には5月中旬、9月末時点の株主には11月中旬に郵送で届きます。発行枚数は保有株数100株ごと、半期ごとに3枚です。

もしスターフライヤーの株式100株を1年間保有し続けると、6枚の株主優待券を受け取れることになります。

なお、株主優待券には以下の通り有効期限があるため、早めに使用するのがおすすめです。

5月中旬発行分…6月~翌5月末
11月中旬発行分…12月~翌11月末

株主優待券を使って航空券を予約・購入する際には、株主優待番号並びに登録用パスワードが必要です。これらの情報が記載された株主優待番号ご案内書は大切に保管し、フライトが終わるまでなくさないようにしましょう。

スターフライヤーの運航便で使える

株主優待券は、スターフライヤーが運行する国内線で利用できます。

株主優待運賃での予約後、搭乗までに株主優待番号ならびに登録用パスワードを登録することが条件です。これらの登録がなければ、航空券の購入が済んでいても搭乗できないため注意しましょう。

以下では株主優待運賃で利用可能な路線や運賃の例を紹介します。混雑状況に応じて3段階の運賃が設定されています。

【羽田(東京)ー 北九州】
通常期…23,600円
ピーク期①…24,750円
ピーク期②…24,750円

【中部(名古屋)ー 福岡】
通常期…16,350円
ピーク期①…17,400円
ピーク期②…17,400円

1枚で50%割引

スターフライヤーの株主優待券を使うと、大人または小児の航空券を普通運賃から50%割引された価格で購入できます。対象となるのはスターフライヤーの国内定期路線で、大人または3歳以上の子ども1人につき片道1区間に1枚使用できます。

往復する場合は、行き・帰りそれぞれの区間に1枚ずつ株主優待券が必要です。1人につき2枚の株主優待券を使うか、1区間は通常価格で購入しましょう。また、他の割引と同時適用はできないので注意しましょう。

なお、株主優待券で購入できる航空券は区間ごとに通常期間と繁忙期、お盆やGWなどの特に混み合う時期の3段階の価格が設定されています。詳しくは公式Webサイトで確認しましょう。

優待番号があればどこでも予約可能

スターフライヤーの航空券を株主優待価格で予約・購入する際、必要なものは株主優待券(株主優待番号ご案内書)に記載されている優待番号ならびに登録用パスワードのみです。優待券そのものを見せたり、持ち歩いたりする必要はありません。

予約は、公式Webサイト、コールセンター、空港カウンター、旅行会社にて受け付けています。

なお、スターフライヤーの株主優待券は無記名式です。他の人に使われてしまう恐れがあるため、優待番号や登録用パスワードの漏洩に注意しましょう。

支払いはクレジットカードやコンビ二も対応

株主優待券を利用して搭乗日の4日前までに予約した航空券は予約日を含む4日以内、搭乗日の3日前以降に予約した場合は出発時刻の20分前までに支払いを済ませる必要があります。

期限までに支払われていない搭乗券は取り消しされるため注意しましょう。

スターフライヤーの公式Webサイトで予約した場合は、クレジットカード決済またはコンビニエンスストア支払いが可能です。

なお、コンビニ支払いは事前に公式Webサイトでの操作、もしくはコンビニエンスストア設置の端末での操作が必要です。時間に余裕を持って手続きしましょう。

枠に空きがあれば当日でも利用できる

座席に空きがあれば出発時刻の20分前まで株主優待券を使って航空券を購入できます。

ただし、予約と同時に株主優待番号や登録用パスワードの入力が必要です。あらかじめ必要な情報が分かるものを手元に用意しましょう。

また、トラブルなどで手続きに時間がかかると、予約できなかったり飛行機に乗り遅れたりする恐れもあります。あらかじめ予定が分かっている場合は、できる限り早めに予約することをおすすめします。

スターフライヤーの株主優待券の注意点

スターフライヤーの株主優待券の注意点
株主となってスターフライヤーの株主優待券をもらうにはいくつかの条件があります。また、優待券を受け取った後は使い方にも注意が必要です。

ここからは、スターフライヤーの株主優待券の5つの注意点について解説します。

1.権利確付最終日までに株式を保有しなければならない

株主優待券を受け取るには、3月末・9月末の権利確定日時点でスターフライヤーの株式を100株以上保有している必要があります。

株式の購入から株主名簿に名前が登録されるまでには時間がかかります。まだ株式を持っていない方は、権利確定日の3営業日前である権利付最終日までに購入しましょう。

2024年の場合は3月27日もしくは9月26日までに買えば株主優待券の権利を得られます。

2.持ち株の値動き

株主優待券を目的に株式を購入した場合でも、持ち株の値動きには注意が必要です。

株価はスターフライヤーの業績や景気の変動、社会情勢、配当落ちなど様々な要因によって変動します。株価が上がれば株主優待券に加えて値上がり益を得られる可能性がある一方、株価の下落により損をするかもしれません。

また、株主優待券の制度が変更になることも考えられます。株主の購入後は、定期的にスターフライヤーの株価やニュース、株主優待券に関する情報をチェックしましょう。

3.発行上限がある

スターフライヤーの株主優待券は、権利確定日時点で保有している株数100株ごとに3枚もらえます。

例えば、1,000株保有している方は半年ごとに30枚、1年間保有し続けると60枚の株主優待券を受け取れます。そのため、欲しい枚数にあわせてスターフライヤーの株式を購入するのも方法の1つです。

ただし、株主優待券の発行枚数には上限があります。保有株式数200,000株以上の株主には、半年につき一律6,000枚の株主優待券が配布されます。

4.株主優待券よりセールの方が安い場合がある

スターフライヤーには独自の割引制度があるため、株主優待券を利用するよりも安い価格で航空券が買えるケースがあります。

例えば、STARLIMITEDという割引システムを使うと、最大70%まで航空券が割引されます。一方、株主優待運賃は普通運賃の50%です。

タイミングによっては必ずしも株主優待券を使う方法が最も安いとはいえないため、公式Webサイトで運賃やセール情報をチェックしてから購入するのがおすすめです。

5.航空券予約時に株主優待運賃で予約する必要がある

株主優待券を利用したい場合は、航空券の予約時点で株主優待運賃を指定する必要があります。公式Webサイトでは、通常の予約便とは別枠にある株主優待運賃を選択して予約しましょう。

その他の方法で予約する場合は、株主優待運賃で予約したい旨を伝えてください。ただし、空港カウンターや旅行会社で購入する場合を除き、予約時点では株主優待番号を登録する必要はありません。

なお、株主優待運賃で購入できる座席数には制限があるので注意しましょう。

よりお得にスターフライヤーの株主優待を使うポイント

よりお得にスターフライヤーの株主優待を使うポイント
座席に空きがある限り普通運賃から50%割引が適用されるスターフライヤーの株主優待券は、飛行機にお得に乗れる方法の1つです。しかし、使い方を工夫するとよりお得になる可能性があります。

ここからは、よりお得にスターフライヤーの株主優待券を使うポイントを紹介します。

片道料金の高い便に使う

スターフライヤーの株主優待券を使うと、区間にかかわらず普通運賃の半額で航空券を購入できます。そのため、よりお得に使うには飛行距離が長く片道料金が高い区間に使うのがおすすめです。

日程・搭乗者などが同じであれば、羽田-関西の区間より、羽田-北九州の区間で株主優待券を使う方が割引額は大きくなります。

ただし、株主優待券を利用できるのは国内線のみです。国際線は対象外であることに注意してください。

金券ショップやフリマサイトで買う

スターフライヤーの株主優待券は無記名式のため、株主以外でも使えます。株主でない方は株主優待券を金券ショップやフリマアプリなどを通じて入手すると株主優待運賃が利用できます。

株主優待券の購入費用がかかる一方で、株式を買う場合に比べると大きな金額が必要ない上、株価が変動するリスクもないことがメリットです。

ただし、トラブルの可能性もあるため、信頼できるショップや出品者を選ぶことが大切です。

スターフライヤーの株主優待券についてよくある質問

スターフライヤーの株主優待券を初めて利用する方は、利用方法や入手方法について疑問や不安を感じることもあるでしょう。

ここからは、スターフライヤーの株主優待券についてよくある質問とその答えを解説します。

優待番号さえ控えておけばご案内書は捨ててしまっていいですか?

権利確定日の後に送られてくる株主優待番号ご案内書は、搭乗終了まで大切に保管してください。

万が一、予定の変更などにより優待番号を登録した航空券を払い戻しした場合、株主優待運賃で再度航空券を購入するためには株主優待番号と登録用パスワードがもう一度必要です。

そのため、株主優待ご案内書は搭乗終了まで保管しておくことをおすすめします。搭乗時などに提示する必要はありません。

ご案内書だけで割引は適用できますか?

株主優待番号ご案内書を持っているだけでは航空券を割引価格で購入できません。割引運賃を適用するには株主優待運賃で航空券を予約・購入の上、株主優待番号ならびに登録用パスワードを搭乗手続きまでに登録する必要があります。

番号やパスワードの登録手続きは公式Webサイトや空港カウンター、旅行会社などでできます。株主優待番号の登録は済んでいない場合、航空券を購入済みであっても搭乗できません。

スターフライヤーの株主優待は金券ショップで売れますか?

スターフライヤーの株主優待券は無記名式のため、株主本人でなくても使えます。そのため、金券ショップなどで買取してもらうことも可能です。

ただし、株主優待券には有効期限があることに注意しましょう。有効期限が短い株主優待券は安い価格でしか売れなかったり、買取を断られたりすることもあります。

スターフライヤーの株主優待券が不要な方は、早めに売るのがおすすめです。

事前に予約しておけば1年を過ぎた搭乗日でも利用できますか?

株主優待運賃の航空券を購入する場合、搭乗日時点で有効な株主優待番号が必要です。株主優待番号の有効期限は、株主優待番号のご案内書が届く翌月から1年間です。有効期限内に予約しても、搭乗日が株主優待番号の有効期限を超えていれば株主優待運賃は適用されないことに注意しましょう。

一方、継続して株式を保有している場合、株主優待は年に2回受け取れます。搭乗日時点で有効な株主優待券があれば、1年以上前に予約した便でも搭乗可能です。

スターフライヤー株主優待券で購入した飛行機の便を変更する方法

株主優待券で航空券を予約したものの、予定が変わって購入済みの便に乗れなくなってしまうことはよくあります。搭乗前であれば、予約した便の変更や取り消しが可能な場合が多いため、万が一に備えてやり方を確認しておきましょう。

ここからは、スターフライヤーの株主優待券で航空券を購入した後に、便を変更する方法について解説します。

変更手続きが可能な場所

株主優待券で購入した航空券は、公式Webサイト、コールセンター、空港カウンター、旅行会社で変更できます。

ただし、変更後の日程が株主優待番号の有効期間内であることが必要です。株主優待券の期限は、株主優待番号のご案内書に記載されています。

期限外の日付に変更する場合は取り直した搭乗日に有効な株主優待番号を用意するか、払い戻ししてもらいましょう。

飛行機の便を変更する際の条件

搭乗者や区間に変更がない場合は、株主優待番号を登録した後でも予約便の変更が可能です。一方、名義や区間を変える場合は予約済みの航空券をキャンセルし、取り直す必要があります。

また、大人普通運賃などで既に予約した航空券に対して株主優待料金を適用できません。株主優待券を使う場合は、購入済みの航空券を一旦払い戻ししてから新規に購入してください。

なお、購入済みの航空券の払い戻しや取り消しには所定の手数料がかかるため注意しましょう。

予約から搭乗当日までの流れ

予約から搭乗当日までの流れ
株主優待券を使ってスターフライヤーを利用する場合、通常運賃で購入する場合と予約から搭乗日までの流れが異なります。支払いや株主優待番号の登録を忘れるとせっかく予約しても搭乗できないことがあるため、注意しましょう。

ここからは、株主優待券を使って株主優待割引運賃の航空券を予約する方法について解説します。

搭乗便を予約

まずは公式Webサイト、コールセンター、空港カウンター、旅行会社で航空券を予約しましょう。

公式Webサイトを利用する場合、自分で座席の空席状況を確認できます。日程や区間、人数などを指定して検索し、株主優待運賃に空きがある便を選択してください。

コールセンターや空港カウンターで直接買うなら日程や区間などとあわせて株主優待券を使いたい旨を伝えると、空席があるかどうかを調べてもらえます。

優待番号の適用

株主優待運賃を利用するには、株主優待番号と登録用パスワードの登録が必要です。登録期限は搭乗手続きまでなので、あらかじめ操作しておきましょう。

公式Webサイトの「お支払い完了画面」または「予約詳細画面」から入力できます。番号とパスワードは「株主優待番号のご案内書」に記載されているので確認しましょう。

なお、空港カウンターや旅行会社で航空券を購入する場合は、その場で優待番号を登録します。あらかじめ準備しておきましょう。

チケット代の支払い

航空券を予約したら、期限までに支払いを完了させましょう。

公式Webサイトからの予約ではクレジットカード払い・コンビ二支払いが選べます。

コールセンターからの予約はクレジットカード、旅行会社や空港カウンターではクレジットカードの他に現金での支払いも可能です。

支払い期限は、原則として予約日を含む4日後です。ただし、予約が搭乗日前3日以内の場合は出発時刻の20分前までに支払いましょう。

まとめ

①スターフライヤーの株式を権利確定日時点で100株以上保有していると株主優待券がもらえる
②株主優待券を使うと、普通運賃の半額で航空券を購入できる
③株主となる以外に、金券ショップやフリマアプリで株主優待券を入手する方法もある
④株主優待運賃の利用には株主優待番号ならびに登録用パスワードが必要。これらは権利確定日以降に送られてくる「株主優待番号のご案内書」に記載されている
⑤株主優待番号の有効期限内であれば株主優待運賃で予約した航空券の変更も可能

 

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