商品券やギフトカードの買取での換金率はいくらくらい?種類別に紹介

商品券やギフトカードの買取での換金率はいくらくらい?種類別に紹介

金券ショップ J・マーケットチケットマスター

商品券やギフトカードの買取での換金率はいくらくらい?種類別に紹介

近年、お祝いやお返し、お歳暮などフォーマルな場のプレゼントに商品券やギフトカードを選ぶ方が増えているそうです。しかし、中には近隣エリアで使えない商品券や、使い道が難しいギフトカードをもらうこともあるでしょう。

この記事では、使い道のない商品券やギフトカードを売った場合の換金率について紹介します。

商品券やギフトカードの換金は原則違法ではない

商品券やギフトカードの換金は原則違法ではない
不必要な商品券やギフトカードは、金券ショップや金券買取サイトで換金できます。

通常、商品券の類は払い戻しを受け付けていませんが、金券ショップで換金する分には問題ありません。ただし、最初から売却した利益を目的とした「転売」の場合は、違法にあたる可能性があります。

転売と不用品売却の境目は曖昧なものですが、大量に購入してすべて売り払うといった行為は転売とみなされるかもしれません。

基本的に問題ないケースがほとんどのため、お手元の商品券が不要なら金券ショップで換金するのも1つの手段です。

商品券・ギフトカードとは?

ここからは、商品券やギフトカードの基本情報を紹介します。

商品券といえば紙のタイプをイメージする方も多いかと思いますが、近年はカードタイプやデジタルチケットタイプなど、幅広い種類の商品券が存在します。

発行元やタイプによって異なる特徴を持つため、商品券の購入や換金を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

商品券・ギフトカードの特徴

そもそも商品券とギフトカードは、名前が違うだけで原則は同じです。

紙の形をしたものを「商品券」、カードタイプのことを「ギフトカード」と呼ぶケースもあります。名称に決まりがあるわけではないため、基本は同じものと認識してよいでしょう。

商品券はさまざまな企業から発行されており、発行元ごとに対応店舗・額面・使用上の規約が異なります。

例えば、JCBギフトカードはお釣りのでないタイプですが、全国百貨店共通商品券ならおつりはでます。このように、商品券によって細かくルールが異なるため、購入・換金する際は裏面の注意事項や公式ホームページのQ&Aを確認しましょう。

商品券・ギフトカードの魅力

商品券やギフトカードは現金と同様の扱い方をするため、中には「現金のままでいいのではないか?」と考える方もいるでしょう。そこで、商品券やギフトカードのメリットを紹介します。

・プレゼントしやすい
・誰にでも渡せる
・もらう側の負担になりにくい

総じて、お祝いやお返しのプレゼントとして扱いやすい点がメリットです。商品券なら相手を選ばず贈れるうえ、現金ほどいやらしさがありません。贈られる側も商品券なら使い勝手がよく、プレゼントで部屋を圧迫することもないでしょう。

また、相手によっては好みや趣味が分からない場合もあります。そのようなときでも商品券なら好きなものに使えるため、無難な選択といえるでしょう。

近年は、SNSやメールで送れるデジタルタイプのギフトカードも多数存在します。こちらは換金こそできませんが、商品券を発送する手間や送料がかからず、リアルタイムでプレゼントできる点が魅力です。

ただし、商品券やギフトカードは種類によって使える店舗は異なります。そのため、プレゼントとして贈る際は、相手のお住まい地域で使えるものかどうかを検討したうえでプレゼントしましょう。

商品券・ギフトカード買取時の換金率はいくら?

商品券・ギフトカード買取時の換金率はいくら?
ここからは、国内の有名な商品券やギフトカードを紹介しつつ、それぞれを金券ショップで買取してもらった場合の換金率を紹介します。

お手元に使う予定のない商品券やギフトカードがある方は、換金する際の目安としてぜひ参考にしてください。

JCBギフトカード

JCBギフトカードは、JCBと提携している全国100万店以上で利用できる商品券です。インターネットでの購入を始め、全国のコンビ二や商業施設、電話窓口で購入できます。額面は1,000円と5,000円の2種類で、有効期限はありません。

なお、JCBギフトカードを含めたクレジットカード会社系のギフトカードや商品券は、お釣りがでないタイプがほとんどです。そのため、使用の際は額面以上の買い物に使うのをおすすめします。

JCBギフトカードの換金相場は、およそ96%前後です。汎用性の高い商品券のため、高い換金率が期待できるでしょう。
※店舗・需給の変化・シーズンによって、換金率は異なります。

UCギフトカード

UCギフトカードは、クレジットカード会社のUCカード株式会社が発行するギフトカードです。全国の百貨店やスーパー、ショッピングセンターで使える汎用性の高さがあり、JCBギフトカードと同様、高い換金率が期待できます。種類は500円、1,000円、5,000円の3種類で、有効期限はありません。

百貨店においては伊勢丹や近鉄百貨店京王百貨店など、ほとんどの店舗で使用できます。また、全国のアウトレットやイオン、ホテルや旅館などでも使用可能です。

購入方法は、全国で取り扱いのある販売店の一部やオンラインショップ、電話・FAXで購入できます。購入には現金もしくは銀行振替だけでなく、UCカードの使用も可能です。

換金率はおよそ95%前後です。なお、数量限定の50万円分ギフトカードなら換金率が98%まで上がる可能性があります。
※店舗・需給の変化・シーズンによって、換金率は変動する可能性があります。

VISAギフトカード

VISAギフトカードは、三井住友カード株式会社が発行するギフトカードです。額面は3,000円、5,000円、10,000円、20,000円、30,000円、50,000円の6種類があり、プリペイド式のギフトカードです。

紙のタイプは「VJAギフトカード」と呼び、両者は発行元こそ同じですが、違う商品のため注意しましょう。

なお、VJAギフトカードが使える店舗は全国50万店舗以上で、VISAギフトカードなら国内外の加盟店1億店以上で使えます。ギフトとして贈るなら、海外旅行シーンでも使えるVISAギフトカードのほうが便利といえるでしょう。

ただし、VISAギフトカードは有効期限が2年間と決まっているため、早めに使い切るようにしましょう。ギフトカードの表面に、有効期限が記載されています。VJAギフトカードは無期限です。

VISAギフトカードは買取不可な場合が多く、金券ショップでの取り扱いはほとんどがVJAギフトカードです。VJAギフトカードの換金率の相場は97%前後と、高価買取が期待できます。
※店舗・需給の変化・シーズンによって、換金率は異なります。

Amazonギフトカード

Amazonギフトカードは、Amazonアカウントにチャージすることで商品やサービスに利用できる商品券です。全国のコンビニやスーパーマーケットで入手でき、額面は3,000円・5,000円・10,000円・20,000円の4種に加え、1,500円〜50,000円の間で好きな額面を選択できるバリアブルも存在します。

利用できる店舗はAmazonのみですが、数万点もの商品やサービスを取り扱っているため利便性は高いといえます。

ただし、利用にはAmazonアカウントが必要である点に注意が必要です。有効期限は10年間でほとんど無期限といっても過言ではありませんが、使用を忘れて期限切れにならないよう気をつけましょう。

Amazonギフトカードは金券ショップで買い取ってもらうのが難しく、買取してもらうには専門の買取業者に依頼する必要があります。基本的にネット買取なため、怪しい業者に依頼しないよう注意しましょう。

換金率は金額によって変動する傾向があります。10,000円以上のものなら80%前後ともいわれています。
※需給の変化・シーズンによって、換金率は異なります。

楽天ギフトカード

楽天ギフトカードは、楽天グループのサービスにて利用できるギフトカードです。4万店以上が出店する楽天市場や街中の楽天ペイアプリ加盟店で利用可能なため、Amazonギフトカードと同様、使う機会に困ることはないでしょう。

楽天ギフトカードは、全国のセブン・イレブンやファミリーマート、ミニストップで購入できます。3,000円・5,000円・10,000円の金額固定タイプと、1,500円から50,000円の間で金額を指定できるバリアブルの2種類があります。

ギフトカードの有効期限は6カ月間で、楽天ペイにチャージした場合は10年間です。ギフトカード自体の有効期限は短いため、早めに電子マネーに交換するようにしましょう。

楽天ギフトカードの買取は、Amazonギフトカードと同様に専門業者への買取をおすすめします。換金率は90%前後と高レートで取引されているため、早めに買取にだしましょう。
※需給の変化・シーズンによって、換金率は異なります。

全国百貨店共通商品券

全国百貨店共通商品券は、国内500店舗以上の百貨店や大型商業施設で使える汎用型の商品券です。有効期限はなく、使用した際に残高が残っている分はお釣りをもらえます。お歳暮やお祝いシーンで活用されるケースも多いため、もらったことがある方も多いでしょう。

換金率は95%〜98%と非常に高く、高価買取が期待できます。金券ショップやお住まい地域によって買取価格にバラつきがあるため、換金率が低い場合はほかの金券ショップやネット買取と比較して換金するとよいでしょう。
※店舗・需給の変化・シーズンによって、換金率は異なります。

東武百貨店商品券

東武百貨店商品券は、東武ストアや東京スカイツリータウンの加入店舗を始めとした、東武グループ各社の施設や店舗で使える商品券です。500円と1,000円の2種類があり、有効期限はありません。

購入方法はインターネットか、東武ストア・マイン・フエンテ各店のサービスカウンターです。

換金率は96%前後と全国百貨店共通商品券に近い金額で買い取ってもらえる可能性があります。お近くに使用できる店舗がない場合は、換金を検討してもよいでしょう。
※店舗・需給の変化・シーズンによって、換金率は異なります。

伊勢丹百貨店商品券

伊勢丹百貨店商品券は、全国の伊勢丹グループの加盟店にて使える商品券です。国内はもちろん、シンガポールやマレーシアなど海外の伊勢丹でも使用できます。

一部の伊勢丹百貨店のサービスカウンターで購入ができ、有効期限はありません。額面は1,000円と10,000円の2種類です。

換金率は96%と、高レートで取引されています。
※店舗・需給の変化・シーズンによって、換金率は異なります。

京王百貨店商品券

京王百貨店商品券は、全国の京王グループ各店で使える商品券です。購入は京王百貨の新宿店と聖蹟桜ヶ丘店で取り扱っており、現在の取り扱い額面は1,000円のみです。

京王百貨店にはプリペイド式のギフトカードも存在し、こちらの場合は額面を自由に設定できます。

換金率はおよそ97%前後です。
※店舗・需給の変化・シーズンによって、換金率は異なります。

小田急百貨店商品券

小田急百貨店商品券は、全国の小田急グループ各店で利用できる商品券です。額面は1,000円のみで、予算に応じて1,000円単位の枚数でつづられます。

小田急百貨店はもちろん、小田急電鉄や系列タクシーでも使える店が魅力です。

換金時は、およそ97%前後で買い取ってもらえます。
※店舗・需給の変化・シーズンによって、換金率は異なります。

近鉄百貨店商品券

近鉄百貨店商品券は、全国の近鉄グループの各店で使える商品券です。「近鉄グループ商品券」とも呼びます。

近鉄百貨店はもちろん、系列のホテルや大阪の「海遊館」や「志摩スペイン村パルケエスパーニャ」でも使用可能です。

換金率は90%〜95%前後とほかの百貨店系商品券よりも低い傾向があります。
※店舗・需給の変化・シーズンによって、換金率は異なります。

三越商品券

三越商品券は、全国の三越・伊勢丹グループの百貨店や販売店で使える商品券です。こちらはオンライン販売をしておらず、基本的に三越百貨店でのみ販売を行っています。額面は1,000円と10,000円の2種類です。

換金率は97%と高水準なため、高価買取が期待できるでしょう。
※店舗・需給の変化・シーズンによって、換金率は異なります。

高島屋商品券

高島屋商品券は、高島屋各店で使える商品券です。新宿タカシマヤ10階商品券サロンにて販売しています。額面は1,000円・5,000円・10,000円の3種類で、ギフト用のラッピングサービスも承っています。

換金率はおよそ97%前後です。
※店舗・需給の変化・シーズンによって、換金率は異なります。

イオン商品券

イオン商品券は、イオンリテール株式会社が発行する商品券です。全国のイオンモールやイオン系列のスーパーマーケットで使えます。購入は使用可能店舗の一部で行っているため、ギフトで購入する場合は店舗に一度問い合わせるとよいでしょう。

換金率はおよそ98%前後と高水準です。
※店舗・需給の変化・シーズンによって、換金率は異なります。

セブン&アイ商品券

セブン&アイ共通商品券は、全国のセブンイレブン各店舗を始め、セブン&アイ・ホールディングスの傘下にあたる店舗で使える共通商品券です。額面は500円と1,000円の2種類が存在し、系列のスーパーマーケットや商業施設にて購入できます。

なお、一部の店舗では販売していないこともあるため、公式ホームページや店舗に問い合わせて確認しておくとよいでしょう。

換金率はおよそ98%前後です。
※店舗・需給の変化・シーズンによって、換金率は異なります。

JTB旅行券

JTB旅行券は、全国100万店舗以上のJCBカード取扱店で利用できる商品券です。現在は「JTB商品券ナイスギフト」とも呼ばれます。インターネットやJTB各店舗、電話・FAXにて購入できます。額面は1,000円と5,000円の2種類で、有効期限はありません。

換金率は97%前後です。
※店舗・需給の変化・シーズンによって、換金率は異なります。

HIS旅行券

HIS旅行券は、全国のHIS営業所やハウステンボスで利用できる商品券です。額面は1,000円と10,000円の2種類で、国内の各営業所で購入できます。有効期限はありませんが、旅行用品やお土産類など一部で使用できない場合もあるため注意しましょう。

換金率はおよそ90%前後です。
※店舗・需給の変化・シーズンによって、換金率は異なります。

近畿日本ツーリスト旅行券

近畿日本ツーリスト旅行券は、全国の近畿日本ツーリストグループの各店で利用できる商品券です。海外や国内旅行にかかる宿泊券や航空券など、旅行にかかる費用に対して利用できます。

近畿日本ツーリスト旅行券は現在取り扱いが終了しており、公式で入手はできません。現在はデジタルギフトとギフトカードタイプの取り扱いのみです。

商品券タイプの換金率は、およそ92%前後です。
※店舗・需給の変化・シーズンによって、換金率は異なります。

商品券やギフトカードを買取する際の注意点

商品券やギフトカードを買取する際の注意点
商品券やギフトカードを買取にだす場合、以下の点に注意しましょう。

・額面以上の金額にはならない
・店舗によって買取額が異なる
・プリペイド式のギフトカードは金券ショップで換金できない場合がある
・状態が悪いと買取を拒否される場合がある

原則として、商品券は買い取ってもらう金額が額面以上にはなりません。基本はそのまま使うほうがお得です。種類によっては意外な店舗で使えることもあるため、公式ページの使用可能店舗一覧を確認するとよいでしょう。

商品券やギフトカードを高く買い取ってもらうためのポイント

JTBの商品券を高く買い取ってもらうためのコツ
商品券やギフトカードを高く買い取ってもらうなら、以下のポイントを押さえましょう。

・複数の店舗や買取サイトで比較する
・需要の高い連休前や年末年始を狙う
・保存状態をよくしておく

商品券やギフトカードの換金率は年間を通して変動する傾向にあります。また、店舗の在庫状況によって買取額が変わるケースもあるため、買取にだすタイミングは上記を参考にするとよいでしょう。

まとめ

①商品券は換金しても問題ないが転売目的は禁止
②需要の高い商品券ほど換金率が高い傾向にある
③Amazonギフトカードや楽天ギフトカードなどのプリペイド式は金券ショップで換金できないケースが多い
④換金しても基本的に額面以上で買い取ってはもらえない
⑤買取額は店舗によって異なるため複数店舗で比較しよう

 

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