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JCBとVISAの違いとは?選び方やメリットとデメリットも紹介
結論として、JCBとVISAはどちらを選んでも優れた国際ブランドですが、用途や目的によって適した選択肢は異なります。国内利用が中心の方にはJCB、海外でも幅広く使いたい方にはVISAが適しています。
とはいえ、それぞれの違いや特徴を十分に理解していなければ、自分に合ったカードを選ぶのは難しいものです。
この記事では、JCBとVISAの基本的な違いから、メリット・デメリット、選び方のポイントまで詳しく解説します。
目次
JCBとVISAの違いを知ろう!
JCBとVISAは、どちらも世界で利用されている国際ブランドです。ただし、利用可能な地域やサービス内容に明確な違いがあります。
JCBは日本発祥で、国内向けの優待や特典が充実しています。国内利用を重視する方にとって、日常生活での使いやすさが魅力です。
対して、VISAは世界中に加盟店があり、海外でも広く利用できます。海外旅行や出張の多い方には、グローバルな対応力が強みです。
また、対応するクレジットカード会社によって、特典や審査基準にも差があります。用途や生活スタイルに合ったブランドを選ぶには、両者の特徴を正確に理解する必要があります。
JCBとVISAの違い
JCBとVISAの違いは、発祥国やサービス範囲、加盟店の数など多岐にわたります。例えば、JCBは日本国内での特典に強く、VISAは海外での利用に優れています。
カード選びの際には、それぞれの特性を比較したうえで、自分の生活スタイルや使い方に適したブランドを選ぶ必要があるのです。
ここからは、両者の具体的な違いを項目ごとに詳しく解説します。
発祥国・シェア率・加盟店舗数
VISAはアメリカ発の国際ブランドで、会員数46億人、加盟店舗数は世界で1億5,500万店にのぼります。利用可能な国や地域が非常に広く、国際的なシェアの高さが特徴です。旅行先や出張先でも決済に困りにくいため、初めてクレジットカードを選ぶ方にも向いているでしょう。
一方、JCBは日本で誕生したブランドであり、日本国内では強い存在感を示しています。特に、国内加盟店との連携があり、ポイント還元や優待サービスも充実しているのです。ただし、海外では利用可能な国が限定されており、使える地域に偏りが見られます。
このように、JCBは国内での利便性を重視したい方に適しており、VISAはグローバルな利用環境を求める方に向いています。
プロパーカードの有無
クレジットカードには、国際ブランドが自社で発行する「プロパーカード」と、提携企業と共同で発行する「提携カード」があります。
JCBは自社発行のプロパーカードを展開しており、代表的な「JCBオリジナルシリーズ」では、独自の優待サービスやポイント制度を提供しています。利用実績に応じて、上位カードへの切り替えが可能で、ステータス性も期待できるのです。
対して、VISAはプロパーカードを持たず、すべてのカードが提携発行です。三井住友カードや楽天カードなどの発行会社が、VISAと提携して提供しています。そのため、特典の内容や審査基準は、各カード会社によって異なるのです。
カードの発行主体によって受けられるサービスやサポート体制が異なるため、ブランドの選択だけでなく、発行会社の特徴にも目を向ける必要があります。
タッチ決済
VisaとJCBはいずれも、非接触型のタッチ決済やスマートフォン決済に対応しています。コンビニやスーパーなど日常的に利用する店舗での決済がスムーズに完了する点が共通の強みです。
ただし、利用できる地域や店舗の数には差があります。
Visaは世界的なブランドとして、海外を含む広範囲な加盟店でタッチ決済を展開。旅行先での少額決済も、サインや暗証番号なしで完了できる場面が多く、利便性に優れています。
一方、JCBも国内ではタッチ決済の普及が進み、特定の店舗や期間限定キャンペーンなどでポイントアップが受けることが可能です。しかし、海外では使える店舗が限られており、JCBブランドだけで完結できない場面もあります。
そのため、ブランドの特徴だけでなく、発行元の対応状況もあわせて確認しておくことが重要です。
海外でのキャッシング
VisaとJCBはいずれも、海外のATMで現地通貨を引き出すキャッシングサービスに対応しています。旅先や出張先で急に現金が必要になったときにも、活用できる便利な機能です。
ただし、対応範囲や利用しやすさには違いがあります。
Visaは世界シェアトップのブランドとして、対応ATMの数が多く、都市部から地方まで広くカバーしています。ATMに「Visa」または「Plus」のマークが表示されていれば利用できるため、場所を選ばず現地通貨を引き出すことが可能です。
JCBもキャッシングに対応していますが、使えるATMは「JCB」や「Cirrus」マークがあるものに限られます。地域によってはATMの設置台数が少なく、現地での利用に制約が生じる場合があります。
利便性を重視するなら、対応ATMが豊富なVisaがおすすめです。出発前に目的地のATM対応状況を確認し、必要に応じて複数のブランドを持ち歩くことも選択肢のひとつです。
サービス・特典の違い
VisaとJCBでは、利用者が受けられるサービスや特典の内容にも違いがあります。
Visaは国際イベントのスポンサーとして、オリンピックやスポーツ大会の観戦チケット優待など、世界的な特典を提供しています。また、空港ラウンジの無料利用や海外旅行保険など、海外渡航に関連するサービスが豊富です。
一方、JCBは日本国内での特典に力を入れており、ディズニー関連キャンペーンや映画割引、レストラン優待など、日常生活で使える特典が多数そろっています。ポイントプログラムも安定しており、使い方次第で効率的な還元が期待できるでしょう。
重視すべき特典の方向性によって、適したブランドは変わります。海外向けのサービスを活用したい場合はVisa、国内の特典を日常的に活かしたい場合はJCBが選ばれやすくなります。
セキュリティ・安全面
セキュリティ対策は、クレジットカード選びで欠かせないポイントです。VisaとJCBの両ブランドは、高度な認証技術と補償制度を導入しており、安全性の高さで知られています。
オンライン決済時には、本人認証システム「3Dセキュア」に対応。Visaは「Visa Secure」、JCBは「J/Secure」との名称で提供され、カード番号の不正利用を未然に防ぐ機能を備えています。
また、万が一の不正利用に対しては、盗難補償制度が適用されるため、被害額が全額補償されるケースもあります。
セキュリティ面での大きな差は見られませんが、発行会社が提供するサポート体制や補償の詳細は事前に確認しておくと安心です。
審査難易度
VisaとJCBの審査基準には、ブランド単体による明確な違いはありません。審査を実施するのは各カード発行会社であり、ブランドは決済ネットワークの提供にとどまります。
例えば、三井住友カード、JCBカード、楽天カードなど、それぞれの発行元が独自の審査方針を設定しています。一般的に、流通系やネット系のカードは申し込みやすく、銀行系やステータス性の高いカードはやや審査が厳しい傾向です。
また、提携カードは特定のユーザー層を想定して設計されているため、条件を満たす方には発行されやすい特徴があります。
JCBが提供するプロパーカードは、利用履歴や信用情報が審査に大きく影響します。
クレジットカードを選ぶ際は、希望するブランドだけでなく、発行会社の審査方針や自分の属性に合っているかを重視しましょう。
JCBとVISAがおすすめな人の特徴
JCBとVISAは、それぞれ異なる特徴を持っており、用途に応じて適したブランドが変わるのです。JCBは国内優待が充実しており、日常で特典を活かしたい方に向いています。
ここでは、それぞれのブランドがどのような人に適しているかについて解説します。
JCBがおすすめの人
JCBは、日本国内での特典を重視する方に適しています。テーマパーク、宿泊施設、飲食店などと提携し、割引や優待が受けられる場面が多く、生活に密着した使い方が可能です。
特典を有効活用すると、年間を通して支出を抑える効果も期待できるでしょう。
また、他ブランドと併用したい方にも向いています。VisaやMastercardとあわせて持つことで、国内外を問わず決済範囲を広げられるのです。
JCBは国内加盟店の対応力が高く、特典と組み合わせることで利便性と実用性のバランスが取れます。複数カードを使い分けたい方、特典を目的として選びたい方にとって、JCBは有力な候補です。
発行元によっては、利用金額に応じてランクアップできる制度も用意されています。
VISAがおすすめの人
VISAは、クレジットカード初心者や、国内外で頻繁に決済する方に適しています。200以上の国と地域で使える加盟店網が整っており、利用できない場面がほとんどありません。
支払いのストレスを最小限に抑えたい方にとって安心できるブランドです。海外旅行や出張の際には、現地通貨の引き出しにも対応しています。
また、ATMに「VISA」や「Plus」のロゴが表示されていれば、そのままキャッシングが可能です。現金が必要になった場合でも、対応エリアが広いため柔軟に対処できます。
国内でも、チェーン店やECサイトなどのほとんどがVISAに対応しており、あらゆるシーンで使いやすいブランドです。カード1枚で完結させたい方や、迷ったときの確実な選択肢を求める方に向いています。
JCBとVISAの選び方
JCBとVISAを選ぶ際は、使う場所や対応店舗、得られる特典を基準に判断する必要があります。どちらのブランドにも強みがあるため、目的に応じた選択が求められるでしょう。
国内利用に重点を置くのか、海外でも使いたいのか、あるいは日常生活で特典を活用したいのかによって、適したブランドは変わります。
ここからは、JCBとVISAの選び方について解説します。
どこで使うか
カードを利用する地域によって、適したブランドは異なります。
日本国内が中心であれば、JCBが適しています。交通機関や百貨店、飲食店など幅広い業種で利用可能なうえ、国内向けの優待も充実。
一方、海外での利用頻度が高い場合はVISAが適します。200以上の国と地域に加盟店を持ち、対応店舗の多さは圧倒的です。
なお、ハワイやグアムなど日本人観光客が多い地域では、JCBも強みを発揮します。専用ラウンジの利用や、観光施設での割引など、海外でも国内発ブランドならではの優遇が受けられます。
地域特性を踏まえてブランドを選ぶことで、使い勝手が格段に向上するでしょう。
利用するお店で使えるか
普段利用する店舗でカードが使えるかどうかは、ブランド選びの重要な指標です。
スーパーやドラッグストア、飲食店などがJCBに対応していれば、JCBのカードを選ぶ価値があります。JCBは国内加盟店との連携が深く、都市部では対応店舗が多く見られます。
ただし、すべての店舗がJCBに対応しているわけではありません。小規模店舗や個人経営の店では、利用できない場合もあります。その点を補う手段として、Visaを併用する選択肢もあります。
複数ブランドを持ち、店舗に応じて使い分けることで、支払いの幅が広がります。
ほしい特典があるか
カードを選ぶ際には、提供される特典が自身の生活に役立つかを見極める必要があります。
JCBは、国内での特典に力を入れており、飲食店やレジャー施設での優待、ディズニー関連サービスなど、独自の魅力があります。
チケットJCBによる先行予約も支持を集めているのです。海外特典にも注目すべき点があります。例えば、ハワイやグアムでは現地の提携店で割引を受けられたり、JCB専用カウンターを利用できたりと、旅行者向けのサービスが整っているのです。
こうした内容が生活や趣味に合致する場合、JCBはおすすめの選択肢です。
一方、Visaは発行会社によって異なる特典を提供しており、旅行保険やショッピング補償などを備えたカードも多数あります。
ブランドだけでなく、発行元が提供する付帯サービスにも注目し、自分に合った1枚を選ぶことが重要です。
Visaのメリット・デメリット
Visaは国際ブランドのなかでも圧倒的なシェアを持ち、国内外問わず安定した利便性が得られます。スマートフォン決済や高いセキュリティにも対応し、幅広い層に支持されています。
一方で、プロパーカードを発行していないため、サービス内容が発行会社に左右されやすい面があるのです。
ここでは、Visaを選ぶメリットとデメリットを紹介します。
Visaのメリット
Visaは世界200以上の国と地域に対応しており、加盟店数はトップクラスです。国内外問わず使える環境が整っており、海外旅行や出張時の決済でも安心して利用できます。
初めてクレジットカードを持つ方にとっても扱いやすいブランドです。提携カードの選択肢が豊富な点も魅力です。発行会社ごとに年会費や特典が異なり、ライフスタイルに応じた1枚を選びやすくなっています。
さらに、Google PayやApple Payなど、スマートフォン決済にも対応。財布を持たずにスマホだけで支払いを完了できる点も利便性が高いといえます。
オンライン決済では、本人認証サービス「Visa Secure」によって安全性が確保されています。VISAはセキュリティと利便性を両立した、実用性の高いブランドです。
Visaのデメリット
Visaのカードは、すべて提携会社が発行しています。サービス内容や特典は、ブランドではなく発行会社の方針によって決まります。そのため、同じVisaブランドでもカードごとの特典やサポート内容に差が生じやすくなるのです。
ブランドとしての一貫性や独自性を求める場合には、物足りなさを感じる可能性があるでしょう。ステータス性やサービスの統一感を重視する場合は、プロパーカードを持つブランドと比較して検討する必要があります。
JCBのメリット・デメリット
JCBは、日本国内での使いやすさに強みを持つ国際ブランドです。プロパーカードを展開しており、サービスの一貫性やステータス性にも期待できます。
ポイント優待や独自の特典が豊富で、日常生活に密着した使い方が可能です。一方、海外では利用できる地域が限られる場面もあります。
ここでは、JCBのメリットとデメリットを紹介します。
JCBのメリット
JCBは日本国内での利用に適しており、多くの加盟店で利用できます。大手チェーンやレジャー施設との提携が多く、優待やポイント還元の機会が豊富です。日常生活のなかで効率よくポイントを貯めたい方におすすめです。
JCBはプロパーカードを自社で発行しており、サポート体制やサービス内容が安定しています。ラインナップも幅広く、一般カードからゴールド、プラチナ、ブラックカードまでステータスに応じた選択が可能です。
また、海外でもJCBプラザをはじめとした優待が一部の地域で提供されています。ハワイやグアムでは、日本人向けのサービスが手厚く、現地での快適な滞在をサポートしてくれるのです。そのため、国内外で安定したサービスを求める方に適しています。
JCBのデメリット
JCBは国内での利便性は高いですが、海外では使える店舗が限られる場合があります。欧米では対応店舗が少なく、利用できないケースも珍しくありません。
JCBの世界シェアは約3%とされており、VisaやMastercardと比べると国際的な対応力に差があります。ただし、アジア圏内では加盟店の拡大が進められており、徐々に利用範囲が広がっています。
とはいえ、海外旅行や長期滞在を想定している場合は、JCB単体では不安が残るため、Visaとの併用を検討するのもおすすめです。
クレジットカードを2枚持つ選択肢もある
クレジットカードを2枚持つことで、支出管理や決済の安定性が向上します。1枚目をメイン、2枚目をサブとして使い分けることで、利用目的を明確にできるうえ、トラブル時の対応も可能です。さらに、利用可能枠を拡張する手段としても有効です。
ここでは、クレジットカードを2枚持つ選択肢について解説します。
利用目的を分ける
クレジットカードを2枚持つと、用途ごとに支払いを整理できます。
例えば、生活費用と趣味用にカードを分けると、月々の支出が明確になり、振り返りやすくなります。明細が目的別に分かれるため、無駄な出費の見直しにもつながるのです。
加えて、引き落とし口座を使い分けることで、資金の流れが整理されます。給与口座と貯蓄口座を分離して管理すれば、生活費と自由費のバランスも把握しやすくなるでしょう。
このように、2枚のカードを目的別に運用すれば、家計管理の精度が上がります。支出を可視化すると、無理のない予算管理が実現できます。
トラブルに備えられる
クレジットカード1枚に依存すると、トラブル時に不便が生じます。磁気不良やICチップの故障、利用店舗が対応ブランドに非対応といった状況では、支払い自体が不可能になる場合もあります。
さらに、カードの利用停止や不正検知によるロックが発生すると、急な出費に対応できません。旅行中や緊急時に決済手段がない状況は避けたいものです。
リスクに備え、2枚目のカードを用意しておくと安心です。ブランドや発行会社を分けておけば、どちらかに不具合があっても支払い手段を確保できます。予期せぬトラブルにも冷静に対応できる体制が整います。
利用可能枠が増える
カード1枚で限度額に達してしまうと、新たな支払いが困難です。こうした状況に備えて、2枚目のカードを持つことで利用可能枠を確保できます。
例えば、1枚目が30万円、2枚目が20万円であれば、合計50万円まで利用可能です。高額な支払いが重なる月や、分割購入の予定がある場合にも、複数カードの活用は効果的です。上限に余裕があれば、急な出費にも柔軟に対応できます。
ただし、2枚目を申し込む際は、発行元を分けることが基本です。同じ会社で複数カードを持っても、限度額は共有されるケースがあるため注意が必要です。
まとめ
①JCBとVISAの違いは、発祥国やサービス範囲、加盟店の数など多岐にわたる
②JCBは国内での利便性を重視したい方に適しており、VISAはグローバルな利用環境を求める方に向いてい
③JCBはプロパーカードを発行しており、一般カードからゴールド、プラチナ、ブラックカードまでステータスに応じた選択が可能
④カードを使い分けることで支出の目的が明確になる
⑤複数枚保有により利用可能枠が拡張される。また、引き落とし口座を分けると家計の管理がしやすくなる
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