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JCBカードの締め日とは?引き落とし日についても解説

JCBカードは、株式会社ジェーシービーが発行するクレジットカードです。クレジットカードは商品やサービスの購入代金を後払いする機能を有しています。

日本国内でのキャッシュレス決済比率は年々拡大を続けており、2024年時点で40%を超えました。そのうち、クレジットカードの決済金額比率は80%以上であり、圧倒的なシェアを誇っています。

クレジットカードが多くの人に利用されるのは、後払いの仕組みがライフサイクルにおいての利便性を高めているためです。

この記事では、これからJCBカードを利用する人に向けて、「締め日」と「引き落とし日」について解説します。この2つを覚えておけば、後払い決済で陥りやすい使い過ぎの罠を回避し、計画的な資金繰りに役立てられます。ぜひ参考にしてください。

JCBカードの締め日と引き落とし日を知ろう!

JCBカードの締め日と引き落とし日を知ろう!
クレジットカードには、種類ごとに「締め日」と「引き落とし日」が決められています。クレジットカードの利用にあたっては、この2つの日が何を意味し、それがいつなのかを把握しておくことが非常に重要です。

利用者の中には、個人で使う用や家計で使う用、もしくは事業に使う用など複数枚所有している人もいるでしょう。締め日や引き落とし日は一律ではなく、カードの種類ごとに個別に決められています。

カードごとの締め日と引き落とし日をしっかりと把握していないと、カード事故につながるおそれがあるため十分注意しましょう。

JCBカードの締め日と引き落とし日について

JCBカードは、発行元である株式会社ジェーシービーが締め日と引き落とし日を独自に定めています。

JCBは日本初で唯一の国際カードブランドです。汎用性があり使いやすく、後払い決済以外の機能も充実しているため、新たに申し込みを検討している人にとって有力な選択肢となるでしょう。

JCBカードの締め日と引き落とし日を覚えておき、計画的に利用する準備をしましょう。

締め日

締め日とは後払い決済の利用金額を集計する日を指します。JCBカードの場合は毎月15日です。したがって、一般的には前月の16日から当月の15日までの間に利用した金額が集計され、翌月の引き落とし日に支払います。

詳しくは後述しますが、引き落とし金額は、必ずしもこの期間に決済した金額と一致するとは限りません。加盟店はカード利用のあった金額をカード会社に請求しますが、カードの利用があってから加盟店のカード会社への請求までにはタイムラグがあります。

請求処理が確定日までになされなかった場合、締め日までの利用分の一部が翌月以降となる場合もあり得ます。したがって、確定金額はしっかりと確認しておきましょう。

引き落とし日

引き落とし日とは、締め日までの利用合計金額が、クレジットカードを申し込んだときに指定した銀行口座から引き落とされる日を指します。JCBカードの場合は翌月の10日です。

前述した通り、前月16日から当月15日までの利用分が引き落とされるのが一般的ですが、加盟店による請求処理のタイムラグの影響により、一部翌月以降になる可能性があります。その場合、さらに翌月の支払い分に加算されることを忘れていると、思わぬ出費で残高が不足する危険があるため、毎月必ず確定した引き落とし金額を確認してください。

締め日の時間

JCBカードの締め日は15日と解説しましたが、具体的には日付が変わる直前の15日の23:59までの利用分です。したがって前月16日の0:00から当月15日の23:59までの利用金額が集計されます。

「15日締め」と聞いて、15日を含むかどうか分からなくなりそうですが、クレジットカードの締め日は、「締め日を含む」と覚えましょう。

なお、土日祝は関係なく、15日であれば15日当日が締め日です。

支払日が土日祝日の場合、引き落としは翌営業日

締め日に土日祝の影響はありませんが、引き落とし日が土日祝に重なった場合は、その日は引き落としがなく、翌営業日にスライドされます。

これは金融機関の基幹システムが休日は稼働しないためであり、銀行口座の引き落としは、カード代金に限らず平日にしか移動がありません。

ただし、ATMでの入金や振り込み操作は休日でも原則可能です。資金移動日は翌営業日扱いとなりますが、クレジットカードの引き落としには間に合います。

したがって、10日が土日祝と重なる月は、少しだけ資金繰りに猶予ができます。引き落とし日の引き落としのタイミングは金融機関によって異なるため、当日に不足分を入金する場合は個別に確認しておいた方がよいでしょう。

クレジットカードの引き落とし日までにやること

クレジットカードの引き落とし日までにやること
クレジットカードを利用して買い物した場合、商品やサービスを提供したお店に対しての支払いは完了していますが、あくまでもカード会社に立て替えてもらっている状態です。カード会社への支払いを終えて、はじめて支払いが完了したといえます。

毎月支払い日に間違いなく引き落としができるよう、カードを利用してから引き落とし日までの間にやるべきことを解説します。

利用明細を確認する

締め日を過ぎて支払金額が確定したら、1か月分の利用明細を確認しましょう。履歴のWeb閲覧の登録をおすすめします。

登録していない場合は、申込時に登録した住所宛てに郵送されます。利用明細では以下の2点を確認してください。

・身に覚えのない利用明細がないかを確認する
1か月分の利用明細を振り返り、身に覚えのない明細があれば、自分の知らないところで不正利用された可能性があります。その場合は至急カード会社に連絡し、指示に従い適切に対応しましょう。

・引き落とし日の支払い金額を確認する
次回引き落とし日の支払い金額を確認し、資金繰りの準備をしましょう。また、使い過ぎているものがないかを精査し、翌月以降の支出の見直しにも活用してください。

口座残高を確認する

利用明細で引き落とし金額を確認したら、次は引き落とし銀行口座の口座残高を確認しましょう。引き落とし日に支払い金額以上の残高となるよう、事前に入金してください。

カード代金の引き落としは、銀行口座の残高分だけ引き落としされる仕組みはなく、1円でも足りなければ全額が未払い扱いとなります。

金融機関によって引き落としの時間や回数は一定ではありません。朝一で引き落としできなくても、日中の別の時間に引き落としがかかることもあるため、個別に金融機関に照会してください。

また、同日に別の支払分の引き落としが重なる場合に注意しましょう。他の支払い分も含めた残高が必要です。

引き落とし日に支払いが遅れたらどうなる?

引き落とし日に支払いが遅れたらどうなる?
口座の残高不足による未払いを軽く考えてはいけません。引き落とし日に1か月分の利用金額を支払う約束の中で後払い決済の利用が認められているため、約束違反の利用者には相応のペナルティが発生します。

ここでは、支払いが遅れた場合に生じるペナルティを解説します。資金管理の重要性を認識し、計画的な利用を心がけましょう。

クレジットカードが一時的に利用できない

JCBカードでは、引き落とし日の支払いができなかった場合、カードの利用が一時停止されます。普段の決済で使えなくなるほか、公共料金や毎月自動支払いに指定しているサブスクリプション料金の支払いもされません。

カード会社から督促された未払い代金を支払うことで、利用停止が解除されます。JCBカードの場合、未払い金の支払いが確認されるまでに3~4営業日かかる点に注意してください。

支払いの遅延が信用情報に記録される

カード利用代金が未払いとなると、支払いの遅延実績が信用情報に事故情報として記録されてしまいます。カード利用代金は、カード会社に対する短期の借入にあたるため、未払い金はすなわち、返済金額の延滞に該当します。

信用情報はブラックリストとも呼ばれ、カード代金の未払い情報や金融機関からのローン返済金の延滞情報が記録されるものです。

信用情報は金融事業者で共有しています。クレジットカードやローンの新規申し込み時の審査には、各カード会社や金融機関は信用情報を照会し、事故情報がないことの確認が含まれます。

事故情報は、基本的に延滞の解消から5年経過しないと消えません。事故情報が記録されてしまうと、今後の経済活動に大きな制約を受けることになるため、十分に注意してください。

遅延損害金が発生する

未払いが長期間続くと、遅延損害金が発生します。遅延損害金は未払い金に対する利息と考えてください。

JCBカードでは、未払い発生後2カ月経過後から遅延損害金が徴収されます。したがって早めに未払いを解消すれば遅延損害金は免れられます。

ただし、2カ月経過してしまった場合は、未払い発生日に遡って遅延損害金が計算される点に注意しましょう。遅延損害金の計算式は以下の通りです。

損害遅延金=元金×利率÷365日×未払い経過日数

強制解約のリスクがある

長期間未払いが続くと、クレジットカードが強制解約となる可能性があります。強制解約の場合、カードが使えなくなることはもちろん、事故情報として信用情報に記録されます。

また、強制解約になったからといって、支払義務が免除されることはありません。当然、遅延損害金も含めた支払金額が請求されるため、複数のペナルティを背負うことになります。

家族にも迷惑をかけることになるため、使い過ぎには十分に注意しましょう。

引き落とし日に支払いが遅れたときにやること

引き落とし日に支払いが遅れたときにやること
ここまで、引き落とし日までに支払いの準備をすることと、支払いができなかったときのリスクについて解説してきました。

当然、自分が支払いできる範囲の計画的なカード利用と、口座の残高管理が必要ですが、どうしても支払いができそうにない状況に陥ったときの対応方法を解説します。

ただし、あくまでも緊急時の対応手段であるため、基本的にはこのようなことにならない資金繰りを意識してください。

支払い方法を変更する

クレジットカードの後払いは、一括払い以外に分割払いとリボ払いを選択できます。通常は決済時に支払い方法を選択しますが、カードによっては後から分割やリボ払いに変更できます。

ただし、あくまでも支払いの先延ばしです。分割払いやリボ払いには手数料がかかるため、使い時や支払い回数の選択は慎重に行いましょう。この方法を使う場合、翌月以降のカード利用と資金繰りはより厳格な管理が必要です。

再引き落とし日や時間を確認する

クレジットカードによっては、再引き落とし日が設定されているものがあります。再引き落とし日は、引き落とし日に残高不足で未払いとなった場合に、改めて引き落とし処理がなされる日です。

本来の引き落とし日に資金を準備できない場合は、再引き落とし日がいつなのかを確認し、その日に間に合うように資金繰りの目途をつけましょう。

ただし、再引き落とし日は当たり前に設定されているものではありません。再引き落とし日の設定がないクレジットカードの場合は、カード会社に未払い分の支払い方法を個別に確認してください。

残高不足を防ぐための予防策

残高不足を防ぐための予防策
クレジットカードの利用にあたっては、正しい金銭感覚と計画性、資金管理が必要です。先に解説したように、残高不足に陥れば、決して軽くないペナルティを背負ってしまいます。

ここでは、残高不足とならないためのポイントを3つ紹介します。各項目を参考に、少しでも未払いのリスクを減らしましょう。

支払日が設定されているクレジットカードにする

引き落とし日の未払いを防ぐために有効な手段として、給料日からなるべく近い日が引き落とし日であるクレジットカードを選ぶことが挙げられます。給料を他のことに使ってしまう前にカード代金が引き落としになれば、残高不足のリスクを減らせます。

前提として、給与口座と引き落とし口座は一緒にしておきましょう。ばらばらだと、自分で資金を移動させなければなりません。統一しておけば入金忘れによる残高不足を防げます。

通知サービスを利用する

現在、流通しているほとんどのクレジットカードは、支払日の前に支払日と引き落とし金額をメールで通知してくれるサービスがあります。郵便でのお知らせと違い、スマホからいつでもどこでも、何度でも手軽に確認できる点がメリットです。

このサービスを活用すれば支払日を忘れることはなく、支払い金額も前もって確認できるため、残高管理が楽になります。通知のメールが埋もれないように、ラベルをつけるなど独自の工夫をしてください。

クレジットカードを利用するタイミングを変更する

クレジットカードを利用するタイミングを見計らう方法も有効です。特に締め日が近いときに高額の買い物をするときは注意してください。

その日までの利用明細と合算して、次回引き落とし日にいくらの支払いになるかを計算しましょう。もし支払いが厳しそうであれば、買い物を締め日以降とすれば、その分の支払いを翌々月に繰り越せます。

もちろん最終的に支払う金額は変わりませんが、資金繰りテクニックの一つとして覚えておくと便利です。

クレジットカードの締め日に関する注意点

クレジットカードの締め日に関する注意点
ここまでの記事で解説してきた通り、クレジットカードの利用にあたり、締め日を意識することは大変重要です。しかし、締め日について細かいところまで正しく理解していないと、思わぬ落とし穴にはまってしまいます。

最後に締め日に関する注意点を3つ解説します。勘違いしやすく、分かりにくい点でもあるため、よく読んでしっかりと理解しておきましょう。

締め日の買い物は支払日が変わる可能性がある

締め日ぎりぎりにカードを利用した場合、その決済額は翌月の引き落とし日ではなく、さらに翌月分の支払いに加算される可能性があります。

加盟店は、カード決済額をクレジットカード会社に請求します。請求情報が利用金額確定日に間に合っていなければ、翌月の引き落としにはなりません。したがって、締め日に近い決済分は支払いが翌々月となる可能性があることを覚えておきましょう。

締め日に近い決済をしたときは、利用明細と確定情報をよく確認してください。

締め日の変更はできない

クレジットカードごとに設定されている締め日は変更できません。カード会社の定めに従う必要があります。引き落とし日も同様です。

給料日に近い締め日がいいと思っても、自分の都合で締め日を選べないため、申し込む際には締め日と引き落とし日も意識しましょう。

ただし、例外もあります。三井住友カードでは、基本的に締め日は15日、引き落とし日は翌月の10日ですが、締め日を月末日に変更できます。その場合、引き落とし日も翌月の26日に変更になる点には注意が必要です。

支払日の変更ができるカードは引き落とし日も合わせて確認してください。

締め日と支払日はカード会社で異なる

クレジットカードの締め日や支払日は全て同じではありません。カード会社やカードの種類によって個別に決められています。

この記事内では、例として締め日が15日、引き落とし日が10日のカードで説明してきました。JCBカードはこの例に当てはまりますが、カードによって締め日、引き落とし日が異なることを覚えておきましょう。

まとめ

①クレジットカードには締め日と引き落とし日があり、前月の締め日の翌日から当月の締め日までの利用料金が、引き落とし日に支払われる
②締め日を過ぎたら、不正利用の確認と代金支払いのため、引き落とし日までに利用明細と口座残高を確認する
③引き落とし日に残高不足だとカード利用代金が未払いとなる。信用情報に延滞情報が登録され、遅延損害金の支払いやカードの強制解約のリスクが生じる
④残高不足を防ぐため、給料日に近い引き落とし日のカードを利用したり、カードの通知サービスを利用したりする方法がある
⑤締め日ぎりぎりの利用分は翌々月の引き落としとなる可能性がある。締め日と引き落とし日はカード会社ごとに個別に決められており、原則自分では選べない

 

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記事内容について現在の情報と異なる可能性がございます。