株主優待でホテルの利用がお得になる!おすすめ企業10選と注意点も紹介

株主優待でホテルの利用がお得になる!おすすめ企業10選と注意点も紹介

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株主優待でホテルの利用がお得になる!おすすめ企業10選と注意点も紹介

株主優待の内容は自社商品やサービス、金券など多岐にわたります。中にはホテルや旅館などをお得に利用できるチケットを提供している企業もあります。

株主優待でホテルの宿泊代金の割引や無料招待などが受けられるのは、宿泊施設を運営している企業だけではありません。

この記事では、ホテル宿泊がお得になるおすすめの株主優待の他、優待を利用する際の注意点などについて紹介していきます。

株主優待にはホテルの利用料が「割引」もしくは「無料」になるものがある

株主優待にはホテルの利用料が「割引」もしくは「無料」になるものがある
株主優待とは、企業が株主に対して提供する品物やサービスのことです。

株主優待の内容は企業によって異なり、自社の商品やサービス、金券などが一般的です。そのため、ホテル運営を行っている企業の株主になると、自社のホテルを無料または割引価格で利用できる特典がもらえることもあります。

旅行や出張などでホテルの利用が多い方や、憧れのホテルにリーズナブルに宿泊したい方などは株主優待を活用してみてはいかがでしょうか。

株主になる4つのメリット

株式を購入し、株主になると株主優待を受け取れることがメリットですが、その他にもメリットは沢山あります。

ここからは、株主になるメリットを4つ紹介していきます。

1.株主優待を受けられる

株主優待は株主に対して企業が品物やサービスを提供する制度のことです。義務ではないものの、多くの企業が株主優待を実施しています。

優待内容は自社の商品やサービス、金券、食品など多岐にわたります。

年に1回または2回程度、株式を保有しているだけで受け取れるため投資の楽しみとしている方も多いでしょう。

株主優待を受け取るには、企業が定めている権利確定日に一定数以上の株式を保有していることが必要です。

株式を購入する前に企業や証券会社のWebサイトなどで株主優待を受け取れる条件を確認しておくことをおすすめします。

2.売買差益を得られる

株式は企業の業績や人気などにより日々価格が変動します。価格が低いときに購入して株主になれば、値上がりしたときに株式を売却することで利益を得られるでしょう。

革新的な技術を持っていたり、話題のサービスを提供していたりといった将来的に業績の拡大が期待できる企業を選ぶことがポイントです。

一方で、株式には購入したときよりも値下がりする可能性があることに注意が必要です。企業の業績に関わらず、世界経済の停滞などで株価が下がることも考えられます。

投資は余裕資金で行うことが大切です。

3.配当金を得られる

株主になることで配当金を得られることもメリットの一つです。

配当金とは、企業から株主に分配される現金のことです。中には配当金を出さない企業もあるため注意が必要ですが、業績が好調であれば金額が増えることもあります。

配当金は年に1〜2回、権利確定日に株式を保有している株主を対象に支払われます。通常は期末や中間の決算日が権利確定日で、実際に配当金が支払われるのは2〜3カ月後になることが多いでしょう。

企業から送られてくる「配当金領収書」を銀行や郵便局に持ち込むと配当金を受け取れます。事前に「株式数比例配分方式」を選べば証券口座で受け取ることも可能です。

4.企業の議決権が与えられる

株主になると議決権が与えられ、企業の経営に参加できることもメリットです。

そもそも株主とは企業の出資者であり、持ち主として様々な権利を行使できる存在です。そのため、株主になると企業の経営について議論する株主総会に出席する権利が与えられます。

出席した上で、事業の方向性などについて意見を述べることも可能です。また、議決権も与えられるため社長や取締役といった経営層の人選に賛成・反対の意思を表明することも株主の権利です。

なお、遠方に住んでいたり予定があったりして株主総会に参加できない方は郵送やインターネットからも議決権を行使できます。

ホテルの宿泊割引が受けられる株主優待10選

ホテルの宿泊割引が受けられる株主優待10選
株主優待があればホテルや旅館をお得に利用できます。上手に活用することで旅行にかかる費用を抑えたり、いつもよりラグジュアリーな施設に宿泊したりできるかもしれません。

ここからは、ホテルの宿泊割引が受けられる株主優待のうち、おすすめの企業を10社紹介します。

ここで紹介するもの以外にも多くの企業がホテルの株主優待を提供しています。投資先を選ぶ参考にしてみてください。

三井松島ホールディングス

三井松島ホールディングスは石炭を中心とするエネルギー事業の他、電子部品やペット関連など様々な事業を展開している企業グループです。

三井松島ホールディングスでは3月末日の権利確定日において100株以上を保有する株主に対して、以下の株主優待を贈っています。

福岡県にある「三井港倶楽部」を含むグループ施設で使える優待割引券(3,000円相当)
100株以上…2枚
1,000株以上…4枚
3,000株以上…6枚

その他に、グループ会社が運営する衣料品店「HANABISHI」で使用できるギフト券ならびにプレミアムペットフードの優待券ももらえます。

100株 以上…HANABISHIギフト券1枚(10,000円相当) + ペットフード優待券1枚(2,500円相当)
1,000株以上…HANABISHIギフト券2枚(20,000円相当) + ペットフード優待券2枚(5,000円相当)

それぞれの優待券には利用条件があるので、使用前に確認しておきましょう。

リソルホールディングス

ゴルフ場やホテル、保養所などの運営を主な事業としているリソルホールディングスでは、株主優待としてグループが運営する施設の利用券を提供しています。

施設利用券(RESOLファミリー商品券)の配布枚数は保有株数によって異なります。

・100株以上…商品券10枚(20,000円相当)
・300株以上…商品券15枚(30,000円相当)
・500株以上…商品券20枚(40,000円相当)

商品券は宿泊プランやゴルフプレー、直営レストランなどで使用可能です。

なお、商品券使用時には株主であることを証明する株主カードの提示が必要です。

サムティ

サムティは不動産開発やホテル賃貸・運営などを主な事業とする企業です。

11月末の権利確定日時点で200株以上を保有する株主は、株主優待として運営施設に無料で宿泊できるチケットを受け取れます。宿泊チケットの枚数は保有株数によって異なります。

200株以上…1枚
300株以上…2枚
600株以上…3枚
1,000株以上…4枚
2,000株以上…6枚
5,000株以上…8枚
10,000株以上…10枚

なお、施設によって1泊無料で宿泊するのに必要なチケットの枚数が異なることに注意しましょう。

例えば、センターホテル東京に1泊するのに必要なチケットは1枚ですが、天橋立ホテルではチケット3枚で1泊宿泊が可能です。

東急不動産ホールディングス

東急不動産ホールディングスは都市開発や売買・仲介など不動産に関わる事業を展開する企業グループです。

年2回の権利確定日において100株以上を保有する株主は、ホテルやリゾートなどの施設利用券がもらえます。また、500株以上を3年以上継続して保有している株主には施設利用券や産直品と交換できるポイントが贈呈されます。

株主優待で受け取れる施設利用券は以下の4種類です。

(1)ホテルハーヴェスト宿泊優待券
(2)「ROKU KYOTO」などのリゾートホテルならびに東急ステイ宿泊優待券
(3)ゴルフ場・スキー場で使用できる優待割引券
(4)会員制シェアオフィスビジネスエアポートの月額プラン優待券

保有株数に対して受け取れる施設利用券の枚数は以下になります。

100株以上…(1)1枚 + (2)2枚 + (3)2枚
500株以上…(1)2枚 + (2)4枚 + (3)4枚 + (4)1枚
1,000株以上…(1)4枚 + (2)6枚 + (3)6枚 + (4)1枚
5,000株以上…(1)8枚 + (2)12枚 + (3)12枚 + (4)1枚

500株以上を3年以上継続して保有している株主には年に1回(5,000株以上保有の方は年2回)、施設利用券や産直品と交換できるポイントが付与されます。

5年以上継続して株式を保有している株主には5年おきに割増ポイントもプレゼントされます。

サンフロンティア不動産

サンフロンティア不動産では都心オフィスビルの賃貸やホテル運営などを中核事業としています。

株主優待では、グループが運営するホテルの宿泊割引券がもらえます。受け取れる宿泊割引券は以下の通りです。

100株以上…1,000円相当の割引券1枚
300株以上…5,000円相当の割引券1枚
500株以上…5,000円相当の割引券2枚
1,000株以上…5,000円相当の割引券4枚

500株以上かつ3年以上継続保有の株主には、宿泊割引券が追加で以下のように配布されます。

500株以上…5,000円相当の割引券2枚(合計4枚)
1,000株以上…5,000円相当の割引券4枚(合計8枚)

シー・ヴイ・エス・ベイエリア

シー・ヴイ・エス・ベイエリアは千葉県を中心に首都圏でホテル事業を展開している企業です。

2月末日、8月末日時点で100株以上を保有する株主には株主優待が贈られます。

2月末日の株主は、グループが経営する保有株数に応じたホテルの宿泊割引券2,000円相当+キャンプ場割引プラン申込券1枚がもらえます。一方、8月末日の株主は、1,000円相当のホテル宿泊割引券です。

詳しくは以下をご覧ください。

100株以上…2,000円相当(2月末)+1,000円相当(8月末)+キャンプ場割引券1枚
200株以上…6,000円相当(2月末)+1,000円相当(8月末)+キャンプ場割引券1枚
500株以上…6,000円相当(2月末)+4,000円相当(8月末)+キャンプ場割引券1枚

なお、2月末時点において200株以上を継続して保有している株主は追加で2.000円相当の宿泊割引券が受け取れます。

いちごホテルリート投資法人

いちごホテルリート投資法人は全国のホテルに投資する投資法人(Jリート)です。

株主優待では、保有ホテルのオペレーターが運営するホテルを優待価格で宿泊できます。具体的には以下の通り割引が受けられます。

「ホテルウィングインターナショナル」などミナシア運営のホテル…公式サイトより12%割引
「チョイスホテルズ」などグリーンズ運営のホテル…公式サイトより1泊なら10%、連泊なら13%割引
「スマイルホテル」などホスピタリティオペレーションズ運営のホテル…公式サイトより10%割引

その他、いちごホテルリートがスポンサーを務める、Jリーグ試合チケットが当たる抽選に参加できます。

ネクスグループ

ネクスグループは、VR(ヴァーチャル・リアリティ)の受託開発、デジタルコンテンツの開発・販売などを手掛ける企業です。

5月末日または11月末日時点において100株以上を保有する株主には、株主優待として本社所在地である岩手県花巻市内の温泉旅館で利用できる宿泊割引券が贈られます。詳細は以下の通りです。

花巻南温泉峡 渡り温泉…10%割引(2回分)

1回で1家族が利用できます。

ワシントンホテル

ワシントンホテルプラザ・R&Bホテルを運営するワシントンホテルでは、宿泊または飲食が20%割引する株主優待を実施しています。

対象は3月末日時点で100株以上を保有する株主です。配布される割引券の枚数は保有株数によって異なります。

100株以上…4枚
300株以上…6枚
500株以上…8枚
1,000株以上…10枚
10,000株以上…20枚

宿泊1泊1室または飲食1回につき1枚使用できます。

宿泊で株主優待を利用するには公式Webサイトまたはアプリから株主優待券プランの予約が必要です。

伊豆シャボテンリゾート

伊豆シャボテンリゾートは静岡県の伊豆エリアを中心にレジャー施設などを運営している企業です。

3月末日時点で500株以上を保有している株主には、株主優待として以下の12種類の招待券や割引券などが贈られます。

(1)伊豆ドリームビレッジ内ホテルの宿泊割引券(3,300円相当)1部屋分
(2)伊豆ドリームビレッジ内グランピング施設の宿泊割引券(5,500円相当)1部屋分
(3)平日限定「伊豆シャボテン動物公園」招待券(2名分)
(4)全日利用可「伊豆シャボテン動物公園」招待券(1名分)
(5)平日限定「伊豆ぐらんぱる公園」招待券(2名分)
(6)全日利用可「伊豆ぐらんぱる公」招待券(1名分)
(7)平日限定「ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン」招待券(2名分)
(8)全日利用可「ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン」招待券(1名分)
(9)平日限定「伊豆高原グランイルミ」招待券(2名分)
(10)全日利用可「伊豆高原グランイルミ」招待券(1名分)
(11)平日限定「 アニタッチ」無料エサ交換券(200円相当2枚)
(12)全日利用可「 アニタッチ」無料エサ交換券(200円相当2枚)

ホテルの株主優待を選ぶ際の注意点

ホテルをお得に利用したい方には株主優待がおすすめです。利用料金が割引されたり、無料で宿泊したりできるものもあります。

一方で、ホテルの株主優待を上手に使いこなすには注意したいポイントもあります。株主優待の内容によっては使う機会がないまま有効期限が過ぎてしまうことがあるかもしれません。

ここからは、ホテルの株主優待を選ぶ際の3つの注意点について紹介します。

株主優待が利用できる場所をチェックする

株主優待が利用できる場所をチェックする
株式を購入する前に、株主優待を利用できる施設をチェックしましょう。

ホテルや旅館で飲食したり宿泊したりするためには、現地へ行く必要があります。自宅からの距離などを考慮して利用しやすい施設を選ぶことが大切です。

せっかく株主優待を受け取っても、有効期限内に施設を利用できなければ無駄になってしまいます。自宅近くの施設や、全国でホテルや旅館を展開している企業を選ぶと利用しやすいでしょう。

また、複数のホテルや旅館を経営している企業の場合、一部の施設を株主優待の対象外としていることもあります。利用したい施設が決まっている方は、株主優待の対象となっているかを確認しておくとよいでしょう。

株主優待を受け取る時期をチェックする

株主優待を受け取れる時期は企業によって決まっています。株式を購入してもすぐに株主優待を受け取れるわけではないことに注意しましょう。

権利確定日の後、権利のある株主に対して株主優待が送られるまでには数カ月かかるのが一般的です。株主優待を使って施設を利用したい時期が決まっている方は注意が必要です。

また、繁忙期などには株主優待を利用できない場合もあります。株主優待がもらえる時期や利用できる時期を確認した上で予定を立てるとよいでしょう。

ホテルの株主優待は外的要因の影響を受けやすい

ホテルや旅館などの宿泊業は外的要因の影響を受けやすい業種です。例えば、コロナ禍では業績悪化などを理由に株主優待を廃止する企業が相次ぎました。旅行需要も落ち込んだため、株主優待としてのホテル利用券の提供をやめた企業もあります。

そもそも株主優待は企業の義務ではないため、中止されたり内容が変更されたりする可能性もあります。

株主優待の内容はこまめにチェックし、最新の情報を把握しておくことが大切です。

まとめ

①株主優待とは企業から株主に贈られる品物やサービスのこと
②株主優待ではホテルを割引価格で利用したり、無料で宿泊できたりするところもある
③ホテルの株主優待を提供しているのは、ホテルや旅館を運営する企業や不動産会社が多い
④株主優待でホテルを利用したい場合は、訪問しやすい施設を選ぶことがポイント
⑤株主優待は中止・内容変更の可能性もある。特にホテルは外的要因の影響を受けやすいため注意する

 

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