ANA株主優待券の内容とは?取得から利用までの流れや利用時の注意点も紹介

ANA株主優待券の内容とは?取得から利用までの流れや利用時の注意点も紹介

金券ショップ J・マーケットチケットマスター

ANA株主優待券の内容とは?取得から利用までの流れや利用時の注意点も紹介

夏休みや年末年始の旅行でネックとなるのが飛行機代です。繁忙期は価格が上がる傾向にあるため、なるべく費用を抑えたいと考える方も多いのではないでしょうか。

そこで役立つのが株主優待券です。

当記事では、日本の航空会社として人気の高いANAの株主優待券の内容や取得から利用までの流れについて紹介します。利用時の注意点も詳しく説明するため、活用を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

ANA株主優待券の取得から利用までの流れ

ANA株主優待券の取得から利用までの流れ
ここからは、人気の高いANAの株主優待券の入手方法や利用方法について紹介します。

片道1回分の航空券料金が割引される上に、キャンセルや変更に必要な手数料も免除されます。また、当日搭乗だとしても、割引が適用される上にマイルも貯められるため人気です。取得から利用までの流れを把握して、お得に活用しましょう。

1.株主になるか金券ショップやネットオークションで購入する

ANAの株主優待券は、株主になって入手する方法以外にも金券ショップやネットオークションでも購入可能です。

一般的に本人のみ使用できるといった制限を設けていることが多いですが、ANAでは券さえ持っていれば誰でも使用できます。そのため、入手した株主優待券を現金化したい人によって売り出され、市場に出回るようになります。

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2.紙の優待券に記載されている情報を確認する

入手後の株主優待券を利用する前には、必ず券に記載された情報を確認しましょう。

表面には「株主優待番号」「登録用二次元コード」「登録用パスワード」が印字されており、それらの情報を航空券の予約時に所定の場所へ入力することで、割引率が適用されます。

また、株式を購入した株主個人の利用を想定しているため、前述の3つの番号は所有者以外に見られないようスクラッチ処理が施されています。そのため、利用時は10円玉などを用いて慎重にスクラッチを削りましょう。

3.予約の際に株主優待割引を選択する

予約方法は通常料金で利用する場合と大きな違いはありません。

ANA公式ホームページの予約画面では、希望の便を選択し、運賃表の中から「株主優待割引」を選択しましょう。確認画面にて搭乗者情報を入力することで、予約や購入処理は完了です。

また、予約時に注意が必要なポイントを紹介します。利用区間や利用時期によっては利用できない場合があります。そのため、希望の利用区間や時期を考える際には、必ず運賃表の中から「株主優待割引」を選択できるか必ず確認しておきましょう。

4.予約・購入完了後に予約詳細画面から番号を入力する

予約・購入処理をしただけでは株主優待割引が適用されていないため要注意です。

適用するためには、予約・購入処理完了後にもうワンステップ登録を進める必要があります。「支払い完了画面」もしくは「予約詳細画面」を開き、株主優待番号登録ボタンを押し、券に記載されている株主優待番号と登録用パスワードを必ず入力しましょう。

この対応はANAの予約案内センターや空港窓口、旅行会社を経由した、どの航空券の購入方法においても必須の対応です。

ANA株主優待券の割引率

ここからは、ANA株主優待券の割引率やおすすめの利用時期、早割とどちらがお得かなどについて紹介します。

ANAは割引率の高さからとても人気があります。いったいどれぐらいの割引率が設定されているのでしょうか。割引率を把握することで他の割引き制度とどちらがお得かを比較することもできるため、利用を考えている方はしっかり覚えておきましょう。

割引率は50%

ANAの株主優待券の割引率は50%です。

ANAの国内路線すべてにおける片道1区間が割引対象であり、大人以外にも搭乗日の年齢が満3歳~11歳であれば子どもの運賃も割引対象に含まれます。

例えば通常期間の大人料金で比較すると、東京-大分間の片道通常料金は4万5300円(2023年9月時点)ですが、優待券では2万2650円で利用可能です。

また、ANAカード会員専用運賃である「ビジネスきっぷ」では同区間の運賃が3万6850円のため、よりお得に飛行機を利用できることがわかります。

早割よりも利用しやすい割引率

搭乗予定日の直前で航空券を活用する場合、早割と比較して株主優待券の方が割引率は高くなっています。

ANAの早割は現在ANA VALUEやANA SUPAER VALUEとして商品展開されており、ANA VALUEであれば1日~7日前までの予約、ANA SUPAER VALUEであれば21日~75日前の予約が可能です。

2023年9月時点でANA VALUEを活用した場合、東京-大分間の片道運賃は2万6880円のため、割引率はおよそ40%です。優待券であれば割引率が50%となるため、そちらの利用がお得であることがわかります。

ただし、ANA SUPAER VALUEのほうが割引率の高い場合がありますが、早期に予約する必要があるため、事前に日程が決まっている場合はANA SUPAER VALUEを、直前の予約なら優待券と使い分けることが大切です。

繁忙期の利用がおすすめ

繁忙期においても株主優待券は活躍します。年末年始のような帰省ラッシュの発生しやすい繁忙期であれば、飛行機の運賃は上昇しやすいことが特徴です。

そのため、早割のANA VALUEを活用したとしても、前述の同区間においては4万770円の料金を支払う必要があります。割引率で換算すると10%です。

一方、優待券であれば繁忙期であっても割引率は50%が適用されるため、年間を通じてお得であることがわかります。

しかし、繁忙期であれば人の移動が多く券を活用したとしても搭乗できる席を確保することは困難です。もしも繁忙期の移動時に活用する場合は余裕をもった航空券の予約をおすすめします。

ANA株主優待券の特徴

ANA株主優待券の特徴
ここでは、ANA株主優待券の6つの特徴について詳しく紹介します。

高い割引率が魅力的なANAですが、割引率以外のメリットとしてどのような特徴があるのでしょうか。予約変更や払い戻し時の手数料、予約可能日など割引率以外にも多くのメリットが設けられています。

年間通していつでも利用できる

ANAの株主優待券は年間を通していつでも利用できることがメリットの一つです。オフシーズンだけではなく、年末年始のような繁忙期においても割引は適用されます。

早割等の他の割引券は繁忙期では適用されることが少なく、オフシーズンと比較しても料金が高く設定されていることが多いでしょう。

一方、株主優待券であれば年間を通じて一定の割引率が適用されるため、シーズンごとの影響を受けにくく、旅行の資金計画が立てやすかったり、突発的な出張が発生したりした際にも役立ちます。

出発当日まで予約できる

出発日当日でも航空券の予約が可能です。ANAの株主優待券の予約期限は、搭乗日の355日前の午前9時30分から搭乗日当日までと設定されているため、航空券の予約を忘れていた場合や急な予定変更によって当日中の飛行機移動が必要になった場合においても、予約可能です。

一方で注意しなければいけないポイントもあります。当日予約しようと思っても、利用予定の便に空席がなければ予約できないことです。あくまでも割引券であるため、すでに搭乗予定の人の席をずらす効果はないことを理解しておきましょう。

有効期限が1年間ある

株主優待券の有効期限は1年間です。年2回の権利確定日をもって、発行されることが決まります。

権利確定日はそれぞれ3月末日と9月末日に設定されており、3月末日権利確定の場合は5月中旬に、9月末日権利確定の場合は11月中旬に発送されます。

それぞれの発送時期にしたがって発券された券の有効期限は、5月中旬発送分であれば同年6月1日から翌年5月31日まで、11月中旬発送分は同年12月1日から翌年11月30日までです。

搭乗可能な期間は、案内書に記載されている株主優待番号の有効期間内のため、有効期間以降の便を予約しないよう注意しましょう。

予約の変更や払い戻しができる

株主優待券を利用した予約の場合に限って、予約の変更やキャンセルの取消手数料がかからない点も魅力の一つです。

一方で、早割のANA VALUEでは購入後の取り消しには運賃の約5%相当額が、ANA SUPER VALUEでは、搭乗日54日前から取消手数料が発生します。そのため、株主優待券を活用した予約が大変お得であると言えるでしょう。

また、予約の変更やキャンセル手続きは、株式優待券を利用した予約であれば、ANA公式サイトやANA国内線予約・案内センター、ANA国内線空港カウンター、チケットを購入した旅行代理店などで対応してもらえます。

ただし、予約キャンセルに伴う運賃の払い戻しを希望する場合は、一人一区間あたり440円の払い戻し手数料が必要である点に注意しましょう。

プレミアムクラスの利用もできる

株主優待券を利用することでプレミアムクラスの座席予約ができます。ANAの飛行機には2つの座席タイプがあり、普通席とプレミアムクラスに分かれています。

株主優待券を利用するとどちらの席タイプも予約可能ですが、空港での手続きから降機までの良質なサービスが受けられると考えると、プレミアムクラスもお得に活用できる株主優待券はとても魅力的ではないでしょうか。

子供料金にも適用できる

ANAの株主優待券は子供料金にも適用可能です。適用できる子供料金の条件は、搭乗当日の年齢が満3歳~11歳であることです。

繁忙期の子供料金は、東京-大分間の片道1区間が2万4400円で、株主優待券を利用すると1万1800円まで割引されます。

家族で夏休みや年末年始に帰省する場合に、お得に飛行機を利用されたい場合はぜひ株主優待券を活用してみてはいかがでしょうか。

ANA株主優待券を利用する際の注意点


ここからは株主優待券を利用する際の注意点について紹介します。

魅力がたくさんあるANAの株主優待券ですが、利用時には注意しておかなければならないポイントが4つあります。株主優待券を入手したにもかかわらず、希望していた結果が得られないことがないようにポイントを押さえておきましょう。

国際線では利用できない

株主優待券を国際線では利用できません。株主優待券の利用は国内の全路線のみが対象です。

もし、国際線をお得に利用したい場合は、ANAマイレージクラブ会員限定ではあるものの、いっしょにマイル割やスマートU25といった割引プランを活用することをおすすめします。

販売座席数に限りがある

株主優待券を利用した航空券には販売座席数に上限があります。1年間を通して株主優待券を活用することでお得に飛行機を活用できますが、1便ごとに予約できる座席数に限りがあるため、時期によっては早い段階で売り切れてしまう可能性があるでしょう。

オフシーズンであれば特に気を付ける必要はありませんが、夏休みや年末年始などの帰省ラッシュが起こりやすいシーズンであれば、飛行機の利用客数も多く、その分予約が難しくなります。そのため、繁忙期に株主優待券の利用を考えている場合は、早めの予約を心がけましょう。

再発行はできない

株主優待券は再発行ができません。ANAの株主優待券は紛失してしまうと利用できなくなってしまうため、搭乗時まではなくさないよう大事に保管しておきましょう。

おすすめは、搭乗日当日に空港まで株主優待券を持参することです。

優待券1枚につき1人分の片道1区間が割引になる

株主優待券1枚につき割引される人数は1人分です。また、株主優待券は1人分の片道1区間が割引されると定められています。そのため、往復で利用したい場合、1人あたり2枚用意しなければなりません。

もし、2人で旅行する場合、2人分の往復料金を株主優待金額にしたい場合は、必ず4枚用意しましょう。

飛行機代以外のANA株主優待特典を紹介

飛行機代以外のANA株主優待特典を紹介
ここからは、ANAの魅力的な株主優待特典について4つ紹介します。

飛行機代の割引以外にANAの株主優待特典にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

提携ホテルの宿泊代が割引になる

ANAが提携しているホテルの宿泊代金の割引です。ANAの株式を100株以上保有していれば、1冊あたり18枚綴りのグループ各社および提携ホテルの優待券冊子が発行されます。

宿泊優待の内容は、IHG・ANA・ホテルズグループジャパンのベストフレキシブル料金から20%割引されることです。インターコンチネンタルであれば全国で6か所、ANAクラウンプラザホテルであれば、21か所、ホリデイ・インやホリデイ・インリゾートであればそれぞれが全国で3か所と活用できるホテル数は多岐にわたります。

また、ホテルの宿泊代割引券以外にも、ホテル内のレストランやバーで飲食した代金の10%割引券も付属しており、日本国内でラグジュアリーな旅行をお得にするために適した株主優待が展開されています。

国内外のツアーが割引になる

国内外のツアーをお得に活用できるツアーパッケージの優待券ももらえます。

国内では、ANAトラベラーズ国内ダイナミックパッケージとANAトラベラーズ国内パッケージの2商品が、国外では、ANAトラベラーズ海外ダイナミックパッケージとANAトラベラーズ海外パッケージの2商品が展開されています。

ANAトラベラーズ国内ダイナミックパッケージと海外ダイナミックパッケージの特徴は、フライトとホテルを自由に選択できる点です。旅行代金の総額によって両パッケージの支払いに使用できるクーポン金額が異なります。

また、ANAトラベラーズ国内パッケージと海外パッケージは、それぞれ基本旅行代金から5%割引される点が特徴です。

空港内売店や免税店の買い物が割引になる

ANAの株主優待券では空港内売店や免税店の買い物料金に対する割引もあります。

国内32空港のANA FESTA、成田・羽田・関西・那覇の各国際空港のANA DUTY FREE SHOP(受託店含む)にて、1店舗1回の精算で1,000円以上の商品を購入すると10%の割引になります。また、お会計時にANAマイレージクラブお客様番号を店舗で提示すると、購入金額に対して100円につき1マイルを貯蓄可能です。

一方で、買い物割引券が使用できない場合もあります。例えば、ANA FESTAであれば切手や印紙類、新聞書籍類、酒類、たばこ、その他一部商品は割引の対象外です。ANA FESTA内にあるスターバックスコーヒーや無人決済店舗ANA FESTA GOでの利用もできません。

免税店においては、成田空港のブルガリブティックや関西空港のバーバリーブティックも割引対象外ですので、割引券の利用を考えている場合は、事前に店員へ割引券が利用できるか確認しましょう。

ゴルフ場のプレー料金が割引になる

ANAグループ優待券では、提携ゴルフ場のプレー料金が割引になります。

対象のゴルフ場は、「武蔵の杜カントリークラブ」「早来カントリー倶楽部」です。各ゴルフ場とも優待券1枚で最大4人1組まで適用されます。

優待券の利用に関しては、予約時に事前に申し伝えなければならず、当日のチェックイン時に受付へ提出しなければなりません。

武蔵の杜カントリークラブでは通常料金と比較しておよそ10%、早来カントリー倶楽部ではおよそ20%の割引率であり、お得にゴルフをプレーできます。

まとめ

①ANA株主優待券は金券ショップやネットオークションでも入手可能
②ANA株主優待券は1年間通して利用できるため繁忙期の利用がお得
③ANA株主優待券はプレミアムクラスにも適用される
④ANA株主優待券の利用は国内線に限られる
⑤飛行機代金の割引以外にも株主優待特典がある
 

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