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AIRDOとソラシドエアの株主優待券とは?使用上の注意点やお得な使い方を解説
AIRDOとソラシドエアには、お得な株主優待券があります。最大50%割引で航空券を購入できるため、北海道や九州、沖縄に住んでいる方や、これらの地域へよく行く方には特におすすめです。
この記事では、AIRDOとソラシドエアに使える株主優待券について、使用上の注意点やお得な使い方などを解説します。
目次
AIRDOとソラシドエアの株主優待券とは?
北海道を拠点とするAIRDOと、九州・沖縄に拠点を置くソラシドエアは、リージョナルプラスウイングスの傘下にある航空会社です。
AIRDOの主な路線には札幌(新千歳)-東京(羽田)、ソラシドエアには東京(羽田)-宮崎などがあります。
リージョナルプラスでは毎年3月末時点で2株以上保有している株主に対し、AIRDOとソラシドエアをお得に利用できる株主優待券を提供しています。運賃が最大50%割引されるためAIRDOやソラシドエアをよく利用する方におすすめです。
なお、リージョナルプラスの株主優待券は、フリマアプリや金券ショップでも購入できます。そのため、株主以外の方や、すぐに必要な方はチェックしてみるのがおすすめです。
AIRDOとソラシドエアの株主優待券の特徴
毎年3月31日時点でリージョナルプラスウイングスの株式を2株以上保有している株主には、株主優待番号ご案内書が郵送で届きます。
株主優待番号ご案内書には、AIRDOとソラシドエアのそれぞれで使える株主優待番号ならびに登録用パスワードが記載されています。これらの情報を登録すると株主優待割引運賃で航空券を買える仕組みです。
株主優待番号には発行年の10月から翌年9月末までの1年間の有効期限があります。予約日にかかわらず、搭乗日が期限内の場合のみ株主優待割引運賃が適用されるため、搭乗日をよく確認してから予約しましょう。
AIRDO運航便・ソラシドエア運航便で使える
AIRDOとソラシドエアの株主優待券を持っている方は、1枚で両方の航空会社を1回ずつ利用できます。
他の航空会社の株主優待券は発行企業が運行する便でしか使えないのが一般的ですが、AIRDOとソラシドエアの株主優待券は、旅行や出張で全国各地へ行く機会が多い方に特におすすめといえるでしょう。
利用可能な路線は、AIRDOならびにソラシドエアの国内線全路線です。国際線には利用できないので注意しましょう。
1枚で25%割引・最大2枚まで使える
リージョナルプラスウイングスの株主優待券は、AIRDOならびにソラシドエアの片道分の航空券から料金から利用可能です。1枚で1人1区間の航空券を25%割引、2枚使うと50%割引で購入できます。
なお、航空券は片道を1区間、往復を2区間と数えます。1人1区間につき最低1枚の株主優待番号が必要なため、株主優待割引で往復分の航空券を買う場合は2枚以上の株主優待券を用意しましょう。
乗り継ぎする場合も同様に、それぞれの区間ごとに株主優待券が必要です。
優待番号があればどこでも予約可能
AIRDOやソラシドエアを株主優待割引運賃で予約する際、必要なものは株主優待番号ご案内書に記載されている株主優待番号ならびに登録用パスワードのみです。
予約は公式Webサイト、空港カウンター、予約・案内センター、旅行会社で受け付けています。特に空港カウンターや旅行会社では予約時に株主優待番号ご案内書の提示を求められることがあるため、忘れずに持参しましょう。
なお、AIRDOやソラシドエアの株主優待番号ご案内書は無記名式のため、株主本人でなくても使えます。株主優待番号と登録用パスワードが知られてしまうと他人に勝手に使われる恐れがあるため、注意して保管しましょう。
支払いはクレジットカードやコンビ二も対応
株主優待券を使って予約した搭乗券は、原則として予約日から4日以内の支払いが必要です。ただし、予約が搭乗日の3日前以降の場合は、出発の20分前までに支払えばよいとされています。
期限までに支払いが済んでいない搭乗券はキャンセルされるため注意しましょう。
AIRDO、ソラシドエアともに様々な支払い方法に対応しています。クレジットカードで払いたい方は公式Webサイト、現金払いを希望する方はコンビニ払いや空港カウンターでの支払いを選びましょう。
コンビニ払いの場合は、事前にAIRDOやソラシドエアの公式Webサイト、もしくはコンビニ店内の端末操作が必要になることがあります。初めて操作する場合や店内が混雑している場合などは想定より時間がかかるかもしれません。できる限り早めに支払いを済ませておくことをおすすめします。
枠に空きがあれば当日でも利用できる
株主優待券を使い割引運賃で予約できる座席数には限りがあります。「株主優待割引枠」に空きがあるかどうかは公式Webサイトや空港カウンターなどで確認できます。
もし枠が空いていれば搭乗日当日であっても割引運賃で航空券を購入可能です。ただし、出発時刻の20分前までに購入と株主優待番号ならびに登録用パスワードの登録を済ませておく必要があります。
急な出張や旅行で当日にチケットを買うときは、手元に株主優待番号ご案内書を用意し、できる限り時間に余裕を持っておきましょう。
AIRDOとソラシドエアの株主優待券の注意点
株主優待券を受け取ったり使ったりするには様々な条件や注意点があります。
ここからは、AIRDOとソラシドエアの株主優待券を使う上での注意点を5つ解説します。
上場株式ではない
AIRDOとソラシドエアの共同持株会社であるリージョナルプラスウイングスは、2024年4月時点では上場していません。そのため、株式を取得するのが難しいことに注意しましょう。
証券会社を通じて取引できる上場会社の株式と異なり、リージョナルプラスウイングスの株式は相対取引が基本です。相対取引とは、株主に対して株を譲ってもらえるよう直接交渉する取引方法です。
最低2株以上の保有が必要
株主優待券をもらうには、リージョナルプラスウイングスの株式を2株以上保有する必要があります。また、もらえる枚数は保有株数によって以下のように細かく定められています。
・2株~5株…1枚
・6株~9株…2枚
・10株~49株…10株保有で3枚配布、以降4株増えるごとに1枚追加で配布
(50株〜9,999株は省略)
・10,000株以上…10,000株で77枚配布、以降1,000株増えるごとに1枚配布
なお、配布枚数に上限はありません。
1枚で片方に2回適用はできない
株主優待番号ご案内書には、2つの株主優待番号ならびに登録用パスワードが記載されています。優待番号と登録用パスワードの組み合わせは、AIRDOとソラシドエアそれぞれに1回ずつ使用可能です。
AIRDOもしくはソラシドエア2回分としては使えません。また、1枚の株主優待券で50%の割引を受けることもできません。
株主優待券よりセールの方が安い場合がある
予約のタイミングによっては株主優待券を使うより安く航空券を買えることがあるため注意が必要です。
AIRDOとソラシドエアは航空券を安く買える様々な割引制度を設けています。例えば、ソラシドエアには、搭乗日の75日前までに予約することで大幅な割引を受けられる「バーゲン75」という運賃があります。
また、AIRDOにある同様の制度が「スペシャル75」です。中には、株主優待券を使って予約する株主優待運賃よりも安い割引運賃があります。
販売座席数に限りがある
株主優待割引運賃で購入できる座席の数は1便ごとに上限があります。特に年末年始やお盆、GWなどの繁忙期は、株主優待価格で予約できる枠が早めに埋まってしまう可能性があります。
予約枠がなくなってしまった場合、株主優待券を持っていても使えないため、通常価格での予約が必要です。株主優待でAIRDOやソラシドエアに乗りたい方は、予定が決まったらできる限り早く予約することをおすすめします。
よりお得にAIRDOとソラシドエアの株主優待を使うポイント
AIRDO・ソラシドエアの株主優待券の使い方や入手方法を工夫すると、よりお得になります。
ここからは、よりお得にAIRDOとソラシドエアの株主優待券を使うポイントを解説します。
旅行先によって使い分ける
AIRDOは北海道、ソラシドエアは九州・沖縄発着の便を中心に運行しています。1枚の株主優待券で両方の便に1回ずつ使えるため、旅行先によって使い分けましょう。
株主優待券1枚につき25%の割引が適用されるため、どちらか1社だけに使ってもお得です。しかし、さらにお得にするにはAIRDOとソラシドエアの両方を使うのがおすすめです。
有効期限内に旅行や出張の予定がある方は忘れずに株主優待券を使いましょう。
金券ショップやフリマサイトで買う
AIRDOやソラシドエアを運営するリージョナルプラスウイングスの株主となるには多くのお金が必要です。また、株式は価格が変動しやすいため、値下がりすれば損をする恐れもあります。
一方、金券ショップやフリマサイトで株主優待券を買う方法は、株式を買うことと比べると費用が安いことがメリットです。
リージョナルプラスウイングスの株主優待券は無記名式のため、金券ショップやフリマサイトで買った方でも株主優待番号を登録することで運賃の割引を受けられます。特に飛行機に乗る機会が少ない方は、使いたいタイミングで株主優待券を入手する方が無駄がないでしょう。
AIRDOとソラシドエアの株主優待券についてよくある疑問
AIRDOとソラシドエアの株主優待を使うと航空券をお得に買える一方で、買い方や使い方が分かりにくいと感じる方もいるでしょう。
ここからは、AIRDOとソラシドエアの株主優待券についてよくある疑問とその答えを解説します。
枚数があれば割引はいくらでも受けられますか?
1人が1区間(片道)に使える株主優待券は最大2枚(50%割引)です。3枚以上株主優待券を持っている方は、2区間以上に分けて使いましょう。
なお、1枚の優待券にAIRDOとソラシドエアそれぞれに使える株主優待番号が記載されています。2枚の株主優待券を持っている場合、AIRDOとソラシドエアでそれぞれ1人1区間、合計2枚の航空券を50%割引された価格で購入できます。
ご案内書だけで割引は適用できますか?
有効期限内であっても、株主優待番号ご案内書を持っているだけでは株主優待割引が適用されないため注意しましょう。
株主優待割引運賃を利用するには、株主優待番号ご案内書に記載された番号ならびに登録用パスワードを登録する必要があります。AIRDOまたはソラシドエアの航空券を購入の上、搭乗手続きまでに登録しましょう。
登録を忘れると割引運賃が使えない可能性があります。なお、株主優待券による割引は他の割引制度と併用できません。
片方の株主優待券だけ入手はできますか?
2023年度以降、1枚の株主優待券にAIRDO・ソラシドエアそれぞれに使える株主優待番号が一緒に記載されるようになりました。そのため、AIRDOのみ、もしくはソラシドエアのみで使える株主優待券はありません。
なお、有効期限までに使われなかった株主優待券は失効してしまうものの、ペナルティなどはありません。自分の都合にあわせてAIRDO・ソラシドエアのうち片方だけ、もしくは両方を使い分けましょう。
事前に予約しておけば1年を過ぎた搭乗日でも利用できますか?
株主優待番号ご案内書に記載された有効期限は、予約ではなく搭乗の期限です。有効期限内に予約された便でも、搭乗日が有効期限より後であれば株主優待券は使えません。
ただし、引き続き株式を保有し続けることで、翌年に搭乗日時点で有効な株主優待券を新たに受け取れる可能性があります。搭乗日が新しく受け取った株主優待券の期限内であれば、株主優待番号を登録することで割引運賃で搭乗できます。
AIRDOとソラシドエア株主優待券で購入した飛行機の便を変更する方法
株主優待券を使って購入したAIRDOとソラシドエアの航空券は、未使用であれば予約日や時間の変更が可能です。低価格でありながら予約変更ができることは株主優待割引運賃のメリットです。
ここからは、購入した株主優待割引運賃の航空券の予約を変える方法や条件について解説します。
変更手続きが可能な場所
株主優待券で購入した未使用の搭乗券は予約変更が可能です。
AIRDO搭乗券についてはAIRDOの公式Webサイト、予約・案内センター、ソラシドエアの搭乗券についてはソラシドエア公式Webサイト、予約・案内センターで手続きしましょう。
また、空港カウンター、旅行会社ではAIRDO、ソラシドエア両方の変更手続きが可能です。
ただし、予約変更後の搭乗日が株主優待番号の有効期間内であることが条件です。有効期限を過ぎた後の日程に変更する場合は、変更後の搭乗日時点で有効な株主優待番号を用意する必要があります。
飛行機の便を変更する際の条件
株主優待割引運賃で購入した搭乗券の予約変更が可能な条件は以下の通りです。
・搭乗者名の変更がない
・変更前、変更後の区間が同じ
・変更後の搭乗日が株主優待番号の有効期限内、または搭乗日時点で有効な株主優待券を持っている
なお、AIRDOやソラシドエアの公式Webサイトや予約・案内センターを通じて購入し、クレジットカードまたはコンビニで現金払いした方は払い戻しも可能です。
払い戻し後も有効期限内であれば再度同じ株主優待番号を使って割引運賃でチケットを購入できます。
予約から搭乗当日までの流れ
初めて株主優待券でAIRDOもしくはソラシドエアの航空券を予約する方は、予約から搭乗までの流れをあらかじめ確認しておくと安心です。
ここからは、搭乗便の予約、優待番号の適用、チケット代の支払いの3つのステップについて詳しく解説します。
搭乗便を予約
株主優待券を使う場合、AIRDOまたはソラシドエアの公式Webサイト、予約・案内センター、空港カウンター、旅行会社で航空券の予約ができます。
自分で公式Webサイトから予約する際は「株主優待割引枠」に空席がある便のみ選択可能です。「株主優待割引枠」には限りがあるため、空席があっても株主優待券を使用した予約ができない可能性があります。
予約・案内センターや空港カウンターなどで買う場合は、株主優待券を使いたいことを伝えて、空席状況を確認してもらってください。
優待番号の適用
「株主優待割引枠」で予約・購入できたら、公式Webサイトより株主優待番号ご案内書に記載されている株主優待番号と登録用パスワードを入力しましょう。
登録期限は搭乗手続きまでです。期限までに優待番号などの登録がないと、割引が適用されないため注意してください。
なお、空港カウンターや旅行会社では、購入のタイミングで優待番号を登録します。株主優待番号ご案内書、または優待番号と登録用パスワードの控えを持参しましょう。
チケット代の支払い
搭乗日の4日以上前に航空券を予約した場合は、予約日含めて4日以内、3日前以降に予約した場合は出発時刻の20分前までに支払いを済ませましょう。
なお、支払方法は以下の通りです。
・クレジットカード
・コンビ二払い
・Pay-easy
・予約・案内センター
・空港カウンター
・旅行会社
ただし、公式Webサイトから予約した場合は旅行会社で支払えません。期限までに支払われていない場合、予約は自動的にキャンセルとなるため注意が必要です。
まとめ
①北海道拠点のAIRDOと九州・沖縄を中心に運行されているソラシドエアはリージョナルプラスウイングスが運営する航空会社
②上場会社ではないが株主優待券を発行しており、株主はAIRDOとソラシドエアに割引運賃で搭乗できる
③1枚の株主優待券につきAIRDO・ソラシドエアの便1区間が25%割引になり、最大2枚まで同時に使用できる
④株主となる以外に、金券ショップやフリマサイトで入手する方法もある
⑤株主優待券の有効期限内であれば予約したチケットの変更も可能
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