金券ショップ J・マーケットチケットマスター
au PAY プリペイドカードとは?使い方や特徴も紹介
昨今のキャッシュレス化の浸透で、社会では現金の代わりとなる支払い手段として便利なカードがいくつも存在します。代表的なものではクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードです。
今回紹介するau PAY プリペイドカードは、プリペイドカードの一種です。この記事では、一般的なプリペイドカードが持つ特徴に加え、au PAY プリペイドカードが持つ独自の特徴と有効的な使い方について解説します。
自身のライフスタイルに合っていると感じたら、ぜひとも使ってみてください。
目次
au PAY プリペイドカードとは?
プリペイドカードとは前払い式カードのことです。あらかじめ支払った現金分の金額をチャージしておくことで、その金額を上限にカードを提示して支払いができます。
クレジットカード、デビットカードと同様に、現金を持ち歩く必要がないという特徴は共通しています。他の2種類のカードと比較したプリペイドカード最大のメリットは、あらかじめ自分がチャージした金額を上限として支払うため、使いすぎる心配がないことです。また、クレジットカードと違い、申込時の審査がありません。
au PAY プリペイドカードは、携帯大手キャリアのKDDI(au)が発行しているプリペイドカードですが、auのユーザーでなくても利用できます。
上記にて説明したプリペイドカードの特徴を備えており、世界中のMastercard加盟店で使えることや、支払い時にPontaポイントが貯まるなど、auブランドを冠していることによる独自の長所を持ち合わせています。
au PAY プリペイドカードが誕生した背景
au PAY プリペイドカードの前身である「au WALLET」は、2014年5月にKDDIによりサービスが開始されました。当時はまだ、ブランドを冠したプリペイドカードが普及しておらず、KDDIが掲げていた「スマートパスポート構想」を実現すべく打ち出されたサービスです。
キャッシュレス決済という言葉も知られていなかった時代に、キャッシュレスの普及を目指したKDDIの意欲が込められており、現在の各種カード、QRコード決済など制約のないサービスに繋がっています。
au PAY カードとの違い
似たような名前の決済カードに「au PAY カード」があります。混同して覚えてしまいがちですが、au PAY カードはクレジットカードです。前払いのau PAY プリペイドカードに対して後払いなのがau PAY カードであり、名前は似ていますが反対の性質を備えています。
また、Pontaポイントの還元率も異なり、au PAY プリペイドカードが200円の決済につき1ポイント(0.5%)であるのに対し、au PAY カードは100円につき1ポイント(1%)です。
au PAY プリペイドカードの申し込み方法
au PAY プリペイドカードは審査が不要なため、誰でも申し込みしやすいカードです。ここでは、カードの申し込み方法について解説します。
申し込みの手順は、3つのステップにて完了します。各ステップについての概要と留意事項を順に確認しましょう。
①IDを作成する
まずはau IDを作成しましょう。au IDは、KDDIが提供する携帯通信サービスを契約する際に作られるのが一般的ですが、KDDI系列のユーザーでなくても作成できます。
Webサイトから案内にしたがい登録し、au PAYアプリをダウンロードして、本人確認手続きを完了してください。
なお、このとき携帯電話サービスがauでなくても、今後au系サービスに切り替える場合、ここで作成したau IDが必要です。後からでもIDが分かるように管理しておくとよいでしょう。
②サイトまたはアプリから申し込む
au IDを作成したら、au PAYのWebサイトまたはアプリで申し込み手続きができます。画面の案内に従い、名前、住所、電話番号、メールアドレスなどの情報を入力してください。
入力後は、内容に間違いがないことを十分に確認して完了ボタンを押しましょう。
③カードを受け取る
申し込みが完了して10日~2週間前後経過すると、申し込み時に入力した住所宛てにau PAY プリペイドカードが届きます。
au PAYのWebサイト、アプリ、または電話受付によるお問い合わせ窓口から、au PAY プリペイドカードに記載されているカード番号を利用して使い始められます。
アプリを経由して使うほうがスムーズであるため、カードを頻繁に利用していく人にとってはアプリを活用するのがおすすめです。カードが届く前にau PAYアプリをダウンロードしておきましょう。
au PAY プリペイドカードの使用方法
申込後に届いたau PAY プリペイドカードには、当然ながら何もチャージされていません。実際に活用するには、残高をチャージして支払いに使えるようにしておく必要があります。
ここでは、利用開始の手続きからチャージ方法、使い始めるにあたっての留意事項について解説します。できるだけお得に使えるよう、ぜひ覚えておいてください。
利用開始の手続き
au PAY プリペイドカードの現物が届いたら、まずは利用開始の手続きが必要です。以下の3つの方法から選択しましょう。
- au PAY アプリ
- au PAY サイト
- au PAY プリペイドカードお問い合わせ窓口(電話受付)
au PAYアプリからであれば、利用開始手続きから残高のチャージまで一貫して簡単に行えるため、アプリから使い始めるのがおすすめです。
チャージ方法
au PAY プリペイドカードへのチャージは、以下の決済方法から選べます。
- 現金
- 銀行口座
- クレジットカード
- Pontaポイント
- auポイント
- auかんたん決済
- au PAYギフトカード など
チャージ残高の上限は100万円と高額です。チャージ後は取り消しできないため、過度なチャージには注意しましょう。
また、チャージの方式には自分の好きなタイミングで指定の金額分チャージするほか、オートチャージと呼ばれる方式があります。
オートチャージには、決済時に残高が不足していた場合に、足りない金額分を自動的にチャージする「リアルタイムチャージ」とチャージ残高が設定した金額を下回ったときに自動的に一定額をチャージする「一定額チャージ」の2種類があります。
チャージ残高に有効期限はないため、急いで使い切ることを考えなくても大丈夫ですが、チャージしたことを忘れないように気をつけましょう。
au PAY プリペイドカードでPontaポイントが貯まる
au PAY プリペイドカードでの買い物は、カードもしくはスマホの提示で済ませられるため、スマートな決済が可能です。さらに、決済額200円ごとにPontaポイントが1ポイント付与されるため、現金で支払うよりもお得に買い物できます。
貯まったPontaポイントはau PAYにチャージし、再びau PAYプリペイドカードやau PAYでの買い物に使えるほか、ポイントをそのまま携帯電話料金やネットショッピングで利用できます。
au PAY プリペイドカードが魅力的だと感じれば、利用開始にあわせてau経済圏に移行するのもおすすめです。
au PAY プリペイドカードの魅力的な特徴
au PAY プリペイドカードは、単なるプリペイドカードとしての機能に留まりません。KDDIが提供する各種サービスとの連携や大手通信会社であることの強みから、他サービスとの相乗効果を発揮する魅力的なサービスです。
ここでは、au PAY プリペイドカードを持つメリットを紹介します。自分のライフスタイルや性格と照らし合わせて魅力的なサービスだと感じたら、積極的に利用を検討してみてください。
QUICPay+が使える
au PAY プリペイドカードそのものはカード媒体を有していて、買い物の際にカードの現物を提示します。しかし、Apple Payに登録すれば、QUICPay+としてスマホをかざすだけで決済可能です。
QUICPay+への登録手順は対応しているほかのクレジットカードなどと同じで、ウォレットアプリからau PAY プリペイドカードを追加します。
スマホ一台持っていれば出かけられるようになるため、大変便利な機能です。
KDDI・auフィナンシャルグループ独自のサービスを利用できる
au PAY プリペイドカードは、KDDI・auフィナンシャルグループが運営する他の決済サービスと連携しています。例えば、携帯通信プランの「マネ活プラン」や、auじぶん銀行などの併用で、より多くのPontaポイントを貯められるお得な活用手段があります。
au経済圏に生活インフラを集約することで、資金管理の一元化が図られる上に、付与ポイントが上乗せされる運用ができるのが大きなメリットです。
チャージ方法を選択できる
一般的なプリペイドカードのように、現金やクレジットカードで残高をチャージして決済するほか、工夫次第で以下のような使い方が可能です。
・auじぶん銀行の口座と連携し、オートチャージ設定する
支払い時に残高がなくても銀行口座から即時必要額をチャージして支払うため、実質的にデビットカードのような使い方ができます。
・au PAY カードと連携し、オートチャージ設定する
支払い時に残高がなくてもクレジットカードから自動的にチャージして支払うため、実質的にクレジットカードのような使い方ができます。
基本的にはプリペイドカードとして使うために所持していても、いざというときにはチャージ残高以上の支払いに使えるため、非常に汎用性の高いカードです。
シチュエーションによって、様々な用途のカードに態様を変えられる柔軟性は大きな強みといえます。
使いすぎない
プリペイドカードが持つ本来の性質として、あらかじめチャージした残高分しか使えないため、お金の使い過ぎを抑止する効果があります。
クレジットカードの支払いだと、その場でお金が減るわけではないため、ついつい使いすぎてしまうところでも、残高不足となれば金銭的に支払いができません。
自分の金銭感覚に自信が無い人は、先ほど説明したクレジットカードによるオートチャージ設定機能は基本的には使用せず、あくまで緊急時の保険的な機能として捉えるようにしましょう。
残高の管理がしやすい
同じくKDDIが提供する決済サービスの1つで、スマホ決済(QRコード決済)のau PAYは、au PAY プリペイドカードとチャージ残高を共有しています。そのため、支払い店舗の取り扱い決済方法に合わせて2種類の決済手段の使い分けが可能です。
資金管理が一元化できるメリットの他、スマホ決済をメインに利用している人でも、スマホの充電切れなどによりau PAYが使えない場面での代替手段になり得ます。
残高共有機能により、現金を持つ必要性がさらに減るため、よりキャッシュレス化を深く根付かせるサービスといえるでしょう。
ダブルでポイントが付与される
au PAY プリペイドカードで支払いをすると0.5%分のPontaポイントが付与されます。これにau経済圏のサービスを以下のように組み合わせると、さらに上乗せでPontaポイントが付与されるため、ぜひ活用してください。
- 支払い時にPontaカードを提示(0.5%~1.0%還元)
- au PAYにau PAY ゴールドカードから残高をチャージ(0.5%~1.0%還元)
au PAY ゴールドカードからのチャージによるポイント付与は月間1,000ポイントが上限のため注意しましょう。
au PAY プリペイドカードを使用する際の注意点
ここまで紹介したように、au PAY プリペイドカードは大変便利なサービスです。ただし、現段階では完全に現金の代わりになるものではありません。
ここでは、現金支払い時と比較した場合の注意事項やデメリットについて解説します。
以下の内容を押さえておけば、限りなく現金を持たない生活が実現できるため、ぜひ覚えておきましょう。
一部のサービスには使用できない
全ての支払いにau PAY プリペイドカードが使えるわけではありません。カードが使えない代表的な支払い先は以下の通りです。
- ガソリン給油(出光SSを除く)
- auの通信料金や公共料金
- インターネットプロバイダー料金
- 有料放送視聴料金
- 高速道路料金
ガソリンスタンドは、プリペイドカードによる支払いをいち早く導入している業界です。運営会社独自のプリペイドカードを発行していることが多いため、基本的には専用のプリペイドカードが必要です。出光のみ、金額か数量指定でau PAY プリペイドカードが使えます。
また、有料放送視聴料金のように定期的に支払う引き落としには設定できないことが多いです。
高速道路料金は、ETCもしくは有人窓口支払いですが、プリペイドカードによる支払いはできないため、注意しましょう。
ICチップはない
au PAY プリペイドカードはICチップがありません。したがって、タッチ決済には対応していません。
本来ICチップがあることで、磁気不良を起こすリスクの軽減やセキュリティ性能の向上に寄与します。そのため、磁気が発生するもののそばに置かないことや、カードそのものを厳密に保管し、カード番号を他者に知られないようにするなどの対応が必要です。
au PAY プリペイドカードが向いている人の特徴
キャッシュレス決済手段が数ある中で、プリペイドカードの利用に向いている人は、クレジットカードやデビットカードだと、ついつい使いすぎてしまう人です。また、限度額管理ができるため、親が子どもに持たせる決済手段としても有効でしょう。
その中でau PAY プリペイドカードをおすすめできる人は、au PAYを使っている人や、通信回線などでau経済圏を利用している人です。QRコード決済と一元管理できることや、Pontaポイントのダブルカウントはau経済圏ならではのメリットです。
上記に該当する人は、ぜひとも活用しましょう。
au PAY プリペイドカードが使えるお店
主要なカードブランドでは、Mastercard、Visa、JCBなどがありますが、au PAY プリペイドカードはMastercardです。したがって、全国のMastercard加盟店の他、対応しているオンラインショップや海外でも使用できます。
対応していない店舗では利用できないため、買い物する前にMastercard加盟店かどうかを確認しておきましょう。
au Pay プリペイドカードを現金化する方法
au PAY プリペイドカードの残高を使い切れず、どうしても現金化したい場合は、au PAYと残高を共有しているため、au PAYを利用してギフト券を購入し、ギフト券を金券ショップや買取事業者に売却することで現金化できます。
au PAY プリペイドカードはチャージすると元には戻せません。どうしても現金に戻したい場合は、上記の方法で一応現金化は可能です。
しかし、ギフト券の売却は当然換金率が100%ではありません。チャージ残高分ちょうどのギフト券が都合よく購入できるわけでもありません。チャージした全額は戻らないことをよく認識しておいてください。
まとめ
①au PAY プリペイドカードは、KDDIが運営する前払い式カードサービスで、auユーザーでなくても利用が可能
②カードの申し込みにはau IDの作成が必要で、申し込んでから10日~2週間程度で郵送される
③au PAYと残高を共有できるため、チャージ後は場面によってプリペイドカード決済とQRコード決済を使い分けられる
④QUICPay+への登録、au経済圏利用での利便性やPontaポイント増量など、auブランド独自のメリットがある
⑤一部のサービスでは利用できないこと、Mastetcard非加盟店で使えないこと、チャージ残高は戻せないことなどに注意する
※本記事は公開時点の情報になります。
記事内容について現在の情報と異なる可能性がございます。
本記事の内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
- ・J-market(https://j-market.co.jp/)へのリンク設置