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プリペイドカードとクレジットカードの違いは?それぞれの特徴を紹介

世界的にキャッシュレス決済が浸透している背景には、決済場面におけるユーザーの利便性と、事業者側の決済データ利活用によるマーケティング戦略があります。ユーザーと事業者の両者にとってwin-winのツールであり、マーケットの拡大と消費行動の促進につながり、経済規模の拡大が期待できます。

政府によるキャッシュレス普及に向けての後押しもあることから、今後ますますキャッシュレス決済が進んでいくでしょう。

この記事では、キャッシュレス決済のうち、クレジットカードとプリペイドカードについて、ユーザー目線でそれぞれの特徴についてまとめています。メリットやデメリットを理解し自分の性格とライフスタイルに合ったカードを使いましょう。

プリペイドカードとクレジットカードの違いを知ろう!

クレジットカードとプリペイドカードは、どちらもキャッシュレス決済ツールで見た目も似ていますが、真逆の特徴をもつカードです。それぞれのカードの特徴を理解し、生活での利用場面を想像しながら読んでみてください。

自分にとっての使い勝手だけでなく、家族に持たせるにはどちらが良いかも考えましょう。

クレジットカードの特徴

クレジットカードの特徴
ここからは、まずクレジットカードのもつ特徴から解説します。

日本国内でのキャッシュレス決済金額の大半はクレジットカード決済です。それだけ利便性に定評があるといえますが、便利の裏に注意すべき点も多いカードです。

各特徴を理解し、健全な使い方を知っておきましょう。

支払い方法は後払い

クレジットカード最大の特徴は、商品購入代金を後払いにできることです。支払金額が月ごとにまとめられ、後日の決められた日に一括でカードに紐づいた銀行口座から引き落とされます。

カードごとに「締め日」と「支払日」が決められています。例えば、15日が締め日、支払日が翌月の10日とすると、前月の16日から当月の15日までの利用金額合計が支払額です。そして翌月の10日に支払額が銀行口座から引き落とされる仕組みです。

また支払い方法には一括払いのほか、分割払いやリボ払いを選択できます。利用者にとっては時に便利な選択肢ですが、使い過ぎの原因にもなるため注意してください。

利用限度額がある

クレジットカードの種類ごとに利用限度額が設定されています。

利用限度額とは、後払いできる上限金額のことです。クレジットカードによる決済金額の後払いは、実質的には短期間の融資といえます。

したがって、クレジットカードの申し込みには審査が必要です。カードの利用限度額がはじめから決まっているものと、申込人の年齢、職業、収入を基に利用限度額が後から設定されるものがあります。

利用限度額を超えるとカードが使用停止されてしまうことがあるため注意してください。

ポイント・マイル・キャッシュバックがある

クレジットカードは利用額に応じてキャッシュバックが得られます。ポイントやマイルなど呼び方は様々ですが、クレジットカード会社は利用者を囲い込むため、キャッシュバック還元率を競い合っています。

クレジットカードで決済すれば付与されたポイントやマイルをまた決済に使えるため、現金で買い物するよりもお得です。

単純な還元率競争ではカード会社も体力勝負になってしまいます。そこでカード会社系列の別サービスを利用していれば還元率をアップするという、経済圏の考え方で競うようになりました。

キャッシュバック還元の仕組みは年々複雑になっており、理解するのが大変です。時間をかけ還元率の高いカードを厳選しても、カード会社の都合でいつ還元率を下げられるかわからない点には留意しておきましょう。

海外でも利用できる

国際ブランドのクレジットカードは世界各国で使用できます。海外旅行などでも、現地通貨の現金に両替する手間や、現金を持ち運ぶリスクを減らせます。

高ランクのクレジットカードでは海外旅行保険が自動付帯されるため、個別に旅行保険に加入する必要がありません。また、キャッシング機能を利用して海外のATMに挿入することで、現地通貨の引き出しができます。

もしも現金しか使えないお店しか近くになくても、現金を調達する手段を備えているため安心です。

プリペイドカードの特徴

プリペイドカードの特徴
クレジットカードが購入代金の後払いの決済手段であるのに対し、プリペイドカードは前払い式の決済手段です。キャッシュレス決済をしたいけど、クレジットカードを持つこと、あるいは家族に持たせることに抵抗のある人にとって、プリペイドカードが代替手段になり得ます。

ここからは、プリペイドカードの特徴について解説していきます。ぜひクレジットカードとの違いに注目しながら読んでみてください。

支払い方法は前払い

プリペイドカードは、事前に一定金額をチャージし、残高が0円になったらそれ以上は使えない仕組みです。したがってクレジットカードと違い、手持ちのお金以上に使ってしまう心配がなく、金銭感覚が乏しい身内にも安心して持たせられます。

もともと自分のお金をチャージして使っているため、クレジットカードのように支払日やリボ払い時の利息を気にする必要はありません。まさしく現金の代わりとして使えるものです。

自分で利用限度額を決められる

プリペイドカードは、自分で自由に決めた金額をチャージします。したがって、自分でチャージした金額が利用限度額です。

クレジットカードを限度額いっぱいまで使う生活が続くと、後々支払いが苦しくなります。これに対し、プリペイドカードをあらかじめ決めた予算の範囲内でチャージしておけば、使い過ぎを防止できます。

計画的に毎月決まった金額をチャージするような使い方で、お小遣い代わりに身内に持たせるのもいいでしょう。

キャッシュレス決済ができる

プリペイドカードでの決済は、自分の保有している現金資産の範囲内で買い物をするという点で、現金で決済しているのと資金繰りはよく似ています。しかし、細かい現金を持たなくて済むのに加え、条件を満たせばチャージ金額や利用金額に応じてポイント還元されるメリットがあります。

現金主義だという人でも、実質的に現金決済と変わらないものだと理解できれば、抵抗なく利用できるのがプリペイドカードの特徴です。

お子様でも使える

クレジットカードの後払いは、実質的に短期的な融資といえ、カード会社は立て替え払いした金額を利用者から回収できないリスクが伴います。したがって、審査により支払い能力が認められた人でないとカードを作れません。

一方、プリペイドカードは、自分のお金でチャージした分を好きなときに支払いに使う仕組みであるため、カード会社にリスクはありません。そのため、申し込み要件が緩く、就学前の子どもでも発行できます。

保護者がチャージしたカードを利用して、前述したようにお小遣い代わりに子どもに持たせることが可能です。

プリペイドカードの種類

プリペイドカードには、「チャージ型」と「使い切り型」の2種類があります。

「チャージ型」はカードに繰り返しチャージすることで何度も使えるものです。

それに対して「使い切り型」は、もともとプリペイドカード自体に決まった金額がチャージされており、その金額を使い切ったら終わりという使い捨てのカードです。

使い切り型のプリペイドカードでよく知られているのがQUOカードです。500円分のQUOカードを500円で購入し、支払いの際に提示して使います。残高が0円になったら、そのカードの利用は終わりで、再びチャージすることはできません。

クレジットカードのメリットとデメリット

クレジットカードは後払い決済以外にも多様な機能が搭載されています。様々な場面に対応できる柔軟性をもつ一方で注意点も多いカードです。

メリットとデメリットをしっかりと理解し、健全な使い方をすれば、便利な資金繰り生活が実現できます。

クレジットカードのメリット

クレジットカードのメリット
クレジットカードを持つメリットは、以下の4つが挙げられます。

1.ポイント還元率が高い
クレジットカードは、後払いのリスク対価として、加盟店から決済金額に対して高めの手数料収入を得ています。したがって、ポイント還元率を高めに設定してユーザーを囲い込む戦略がとれるため、プリペイドカードよりも高い割合でキャッシュバック還元を受けられます。

2.後払い以外の機能の充実
後払いのほかに海外旅行保険の自動付帯や、カード提示による優待特典の享受、電子マネーの付帯など機能が多様です。日常生活における様々な場面で活躍します。主契約カードに付随して、家族カードやETCカードも申し込めます。

3.定期支払額の引き落とし先に指定できる
公共料金や保険料、携帯電話料金などは一般的に銀行口座を引き落とし先に設定しますが、クレジットカードでの引き落としにもできます。同じ自動支払いでも、クレジットカード払いにすればポイント還元が受けられるためお得です。

4.急に現金が必要になった場合に対応できる
クレジットカードにはキャッシング枠が設定されているものがあります。手持ちがないときに急に現金が必要になっても、キャッシング枠の範囲で利用でき、使わなければ手数料(利息)はかかりません。有事の備えとして役に立ちます。

クレジットカードのデメリット

クレジットカードのデメリット
クレジットカードを持つデメリットは、以下の2つが挙げられます。

1.使い過ぎてしまう
クレジットカードの利用は、すぐにお金が減るわけではないため、現金払いに比べて金銭感覚が鈍ります。また、分割払いやリボ払いは、月々の支払いでは大した金額にならないため、ついつい使い過ぎてしまいます。計画的に使うよう意識しましょう。

2.不正利用のリスク
カードの紛失や盗難により不正利用された場合、限度額までの損害が懸念されます。不正利用に対する補償はありますが、不正利用の確認や補償期間といった制約があるため、定期的に利用履歴を確認してください。

プリペイドカードのメリットとデメリット

プリペイドカードも便利なことばかりではなく、使い方に留意しなければ肝心なときに利用できないことがあります。そのため、メリットとデメリットを理解し、自分や家族のライフスタイルに適した使い方をしてください。

プリペイドカードのメリット

プリペイドカードのメリット
プリペイドカードを持つメリットは、以下の3つが挙げられます。

1.使いすぎを防止できる
あらかじめ自分の所持金の範囲でチャージした金額分しか利用できないため、使い過ぎる心配がありません。

2.審査が不要
プリペイドカードは、カード会社の立て替え払いによるリスクがないため基本的に入会審査がなく、誰でも申し込み可能です。

3.支払いがスマート
店舗での買い物でもオンラインショッピングでも、基本的な使い方はクレジットカードと同様です。お店で提示するか、カード番号を入力するだけの簡単な手続きで利用できます。

プリペイドカードのデメリット

プリペイドカードのデメリット
プリペイドカードがクレジットカードとの対比でデメリットを感じるポイントは以下の4つが挙げられます。

⒈事前にチャージが必要
チャージされている金額分しか使えないため、常に残高管理していないと、使いたいと思ったときに残高不足になってしまいます。都度入金しないといけないことに不便さを感じる人もいるかもしれません。

2.ポイント還元率が低め
クレジットカードに比べると、多くの場合、ポイント還元率が低めに設定されています。

3.チャージ金額を現金に戻せない可能性がある
カードによっては、一度残高にチャージした金額を現金に戻せないものもあります。また、戻せたとしても手数料がかかるものもあるため、あまり大金をチャージしないように気をつけましょう。なお、使い切り型のプリペイドカードは現金には戻せません。

4.支払い方法は一括払いのみ
クレジットカードのように、支払い方法に分割払いやリボ払いはありません。機能は全体的にシンプルです。

プリペイドカードとクレジットカードの選び方

クレジットカードの後払い機能の利便性が広く知られるようになり、カードの流通以降、国内で急速に普及することとなりました。しかし、利便性の裏側に使い過ぎなどの落とし穴もあり、多重債務問題のような社会問題があることも事実です。

こうした背景からクレジットカードの所有に抵抗感のある人も多い一方で、決済場面でのキャッシュレス化の普及が社会的に後押しされている情勢もあります。

ここまでで解説したように、プリペイドカードはクレジットカードに抵抗がある人の受け皿となり得る性質をもっています。その人の生活実態や性格に応じて、自分に合っていると思うキャッシュレス決済手段を選べば、より快適な日常生活を送れるでしょう。

クレジットカードとプリペイドカードは併用がおすすめ!

クレジットカードとプリペイドカードは併用がおすすめ!
キャッシュレス決済手段は、いずれか1つしか持てないわけではありません。したがって、クレジットカードとプリペイドカードを両方保有するという選択肢もあります。

ここからは、2種類のカードを併用して使うことで得られるメリットを解説します。シチュエーションによって使い分けることで便利かつ安全に活用してください。

支払い方法の選択肢が増える

2種類のカードを併用することで、それぞれの長所を活用した使い方ができます。例えば、家計で使うものの購入は支払日が集中するクレジットカードを使い、個人の日常の支払いはプリペイドカードで行うことで、使い過ぎを抑止する使い方です。

他には、滅多に買うことのない高額商品はクレジットカードを使い、細かな日用品はプリペイドカードを使う方法もあるでしょう。

場面によって2種類のカードを使いわけることで、使い過ぎに注意しつつ利便性を最大化できます。

海外旅行でのお買い物がしやすい

クレジットカードに抵抗があってプリペイドカードを使っているという人でも、海外旅行に行くときはクレジットカードを持つとよいでしょう。

プリペイドカードはクレジットカードに比べて利用できる店舗が限られているため、プリペイドカードのみに頼るのは不便です。クレジットカードは多くのお店で対応しているため、特に海外では両方持っておくと安心です。

ポイント還元率を有効に活用できる

2種類のカードを併用すれば、ポイント還元を有効に享受できます。使い過ぎ防止のためにプリペイドカードをメインに使っている人でも、高額商品を購入するときだけでもクレジットカードを使ってみてください。

高額決済に対して高い還元率でポイントが付与されるため、お得感があります。

セキュリティー面で安心できる

通常持ち歩く日常遣いのカードをプリペイドカードとし、クレジットカードの利用局面を限定して基本的には厳重に保管しておけば、セキュリティーリスクを軽減できます。

プリペイドカードは盗難・紛失などで不正利用されたとしても、チャージした金額までの被害に留まります。セキュリティー面が気になる方は、このような使い方でリスクヘッジしましょう。

まとめ

①クレジットカードは、購入代金を後払いできる。国内でのキャッシュレス決済で大きなシェアをもつ
②プリペイドカードは、前払いしてチャージした金額の範囲内で商品を購入する仕組み
③クレジットカードには、使い過ぎや不正利用されるリスクがある
④プリペイドカードは、シンプルな前払いの機能しか搭載されていない。ただし、ポイント還元率がクレジットカードに比べて低いことやチャージ金額を戻せないことに注意が必要
⑤クレジットカードとプリペイドカードの併用により、活用の場面を使い分けることで、それぞれのデメリットを軽減できる

 

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