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iTunesカードの使い方完全ガイド|登録〜支払い・注意点まとめ

「iTunesカード」は現在、公式名称が「Apple Gift Card」に統一されています。

旧称の「App Store & iTunesギフトカード」や、店頭で慣例的に呼ばれる「iTunesカード」も、コードを登録してAppleアカウント残高にチャージすれば継続利用が可能です。呼び方は違っても中身の使い方は同じ、が前提になります。

この記事では、まず呼び方の違いを押さえたうえで、使える範囲と使えない範囲、端末別の登録手順、購入時の注意点やキャンペーンの基礎、トラブル対処法まで一気に解説します。

iTunesカードの使い方とは?

iTunesカード(Apple Gift Card)は、チャージしてAppleアカウント残高として使うのが基本の仕組みです。カードを登録すると、その金額がApple IDに紐づき、アプリや音楽、映画、サブスクリプションなどの購入時に自動で差し引かれます。

コードの入力方法や反映先は端末によって少し異なりますが、どのデバイスでも流れは共通です。まずはこの「チャージして使う」という前提を押さえたうえで、次の章では用語やルールの違いを整理していきましょう。

用語と最新仕様の整理

用語と最新仕様の整理
iTunesカードは現在「Apple Gift Card」として統合されています。

ここでは、その背景と用語を整理しておきましょう。

Apple Gift Cardと旧iTunesカードの違い

2021年にAppleは、「App Store & iTunes ギフトカード」と「Apple Store ギフトカード」を一本化し、「Apple Gift Card」として運用を開始しました。

これにより、アプリ・音楽・映画などのデジタルコンテンツだけでなく、Apple Storeや公式オンラインストアで販売される製品・アクセサリにも利用できるようになりました。

現在は、白地にAppleのロゴが入ったシンプルなデザインのカードに統一されています。券種は固定額タイプと、自由に金額を設定できるバリアブルタイプ、そしてメールで届くデジタルコードタイプの3種類です。

「Appleアカウント残高」とは?

Apple Gift Cardをチャージすると、その金額がAppleアカウント残高として登録されます。App StoreやiTunes Store、Apple Music、iCloudなどで購入や支払いする際に、自動的にこの残高から優先的に引き落とされます。

残高はApple ID単位で管理され、他人への譲渡や送金はできません。ファミリー共有グループの場合でも、残高は各メンバーに分かれており共用は不可です。

共有設定している場合は、保護者(ファミリーオーガナイザー)の支払い方法が優先されるため、この仕組みを理解しておくと混乱を防げるでしょう。

iTunesカードのiPhone/iPadでのチャージと使い方

iTunesカードのiPhone/iPadでのチャージと使い方
iPhoneやiPadを使えば、iTunesカード(Apple Gift Card)のチャージや利用は数分で完了します。

ここでは、コード入力やカメラ読み取りによるチャージ方法、デジタルタイプを受け取ったときの対応、そして残高確認と支払いへの反映手順をみていきましょう。

App Storeからコード入力/カメラ読み取り

iTunesカードのチャージは、App Storeアプリから行えます。

1.画面右上の「アカウントアイコン」をタップ
2.「ギフトカードまたはコードを使う」を選択
3.カメラでカードのコードをスキャン、または手動入力

カード裏面のスクラッチ部分を軽く削ると、英数字16桁のコードが表示されるので確認しましょう。

メールやデジタルコードタイプの場合は、メール内に記載されている「コード(X~ではじまる英数字)」をコピーして入力します。

入力後「完了」を押せばチャージ完了です。

メール(デジタル)タイプを受け取ったとき

オンライン購入やギフト送付では、メール形式のデジタルコードを受け取るケースもあります。この場合、メール本文の「今すぐ使う」や「コードを使う」ボタンをタップすると、自動的にApp Storeが開き、チャージ画面に移動します。

メール内にコードのみが記載されている場合は、そのコードをコピーして、App Store内の「ギフトカードまたはコードを使う」欄に貼り付ければチャージ完了です。

残高の確認と支払いへの充当

チャージした金額は、自動的にApple IDの「Appleアカウント残高」として反映されます。残高は以下の順で確認できます。

設定アプリ → 自分の名前 → メディアと購入 → アカウントを表示 → Appleアカウント残高

また、App Storeアプリのアカウント画面でも同様に表示されます。

購入や課金の際には、この残高が最優先で支払いに充当されます。残高が不足している場合のみ、登録済みのクレジットカード・デビットカード・キャリア決済などの支払い方法が自動的に補完される流れです。

iTunesカードのMac/Windowsでのチャージと使い方

iTunesカードのMac/Windowsでのチャージと使い方
パソコンからでも、Apple Gift Card(旧iTunesカード)のチャージや利用は簡単に行えます。

ここでは、MacとWindowsそれぞれの環境でのチャージ方法を紹介します。手順を知っておけば、iPhoneやiPadが手元にないときでもスムーズに残高を追加できるでしょう。

Mac(App Store/システム設定)

Macでは、App Storeアプリを通してギフトカードやコードを利用します。操作手順は以下の通りです。

1.App Storeを開く
2.左下の自分の名前(またはサインイン)をクリック
3.右上にある 「ギフトカードを使う」 を選択
4.コードを入力するか、カメラで読み取る

引き換えが完了すると、金額は自動的にAppleアカウント残高として反映され、すぐに利用できるようになります。

App Storeのアカウント画面から残高を確認することも可能です。

また、App Storeのアカウント情報ページから「チャージ」を選択すれば、任意の金額を追加入金できます。チャージした金額は同様にAppleアカウント残高へ反映され、購入や課金時に自動的に優先して使われます。

Windows(iTunesアプリ)

Windowsでは、iTunesアプリを使ってiTunesカードのコードを登録します。

1.iTunes for Windowsを起動し、画面上部のメニューから「アカウント」をクリック
2.「コードを使う」を選択
3.サインイン後、カード裏面のコードまたはメールで届いたデジタルコードを入力
4.「完了」をクリックして登録

登録が完了すると、残高が自動的にApple アカウント残高に紐づけられます。App StoreやApple Musicなど、同じApple IDでサインインしているすべてのデバイスで利用可能です。

iTunesカードは何に使える?(できること)

iTunesカードは何に使える?(できること)
iTunesカード(Apple Gift Card)は、Apple IDにチャージしておくことで、アプリ・音楽・映画・電子書籍・サブスクリプションなど、Appleの各種サービスの支払いに幅広く利用できます。

ここでは、主な使い道を整理しておきましょう。

アプリ・ゲーム・デジタルコンテンツの購入

App StoreやiTunes Store、Apple Booksなどで販売されているアプリ・ゲーム・音楽・映画・書籍の購入に利用できます。

有料アプリのダウンロード、アプリ内課金(追加アイテム・広告削除など)、映画レンタルやアルバム購入など、日常的なデジタルコンテンツの支払いに対応しています。

支払う時は自動的にAppleアカウント残高から引き落とされるため、クレジットカード情報を登録せずに安心して決済できるでしょう。

サブスクリプションの支払い

Apple Music、Apple TV+、Apple Arcade、iCloud+などの月額サービス(サブスクリプション)の支払いにも使えます。

更新日に残高がある場合は、最初にその金額から自動的に差し引かれます。不足分がある場合のみ、登録済みのクレジットカードやキャリア決済などの方法で補われる流れです。

Apple公式ストアでの製品やアクセサリ購入

Apple Gift Cardは、Apple公式オンラインストアおよび一部のApple直営店(Apple Store)での製品・アクセサリ購入にも利用できます。

iPhone、iPad、Mac、AirPodsなどの本体や純正アクセサリの支払いに充当できるほか、オンライン注文時には残高を他の支払い手段と併用することも可能です。

iTunesカードは何に使えない?(できないこと・制限)

iTunesカードは何に使えない?(できないこと・制限)
iTunesカード(Apple Gift Card)は、Appleの公式サービスに特化した決済手段です。そのため、ほかの電子マネーや外部サイトでは利用できないケースが多く、使用範囲を誤解しないよう注意しましょう。

ここでは、主な利用範囲や注意点を確認していきます。

外部ECや交通系チャージなどは不可

Apple Gift Cardの残高は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど第三者のECサイトでは使えません。

また、Suica・PASMO・PayPay・楽天ペイといった電子マネーやQRコード決済のチャージにも非対応です。

あくまでApple IDに紐づく残高として管理されるため、外部の電子決済やポイントシステムとは連携していません。

国・地域制限と通貨の壁

Apple Gift Cardは、購入国と使用国が一致している必要があります。

日本で購入したカードは日本円建てのコードとして発行されるため、アメリカやヨーロッパのApple IDでは使えません。

逆に、海外で発行されたApple Gift Cardも日本のアカウントには登録できない仕様です。

iTunesカードの購入と入手方法

iTunesカードの購入と入手方法
iTunesカード(Apple Gift Card)は、コンビニや家電量販店などの店頭に加え、オンラインでも手軽に購入できます。用途や購入目的に応じて入手方法を選ぶと便利です。

ここでは、それぞれの特徴と注意点を整理します。

コンビニ・家電量販店で買う

全国の主要コンビニ(セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマートなど)や、家電量販店(ビックカメラ、ヨドバシカメラなど)では、Apple Gift Cardを取り扱っています。

金額は、固定額タイプ(1,500円、3,000円、5,000円、10,000円)と、金額を自由に設定できるバリアブルタイプ(1,500〜50,000円)の2種類です。

購入後は必ずレジを通して有効化する必要があり、支払いが完了していないカードは利用できません。

オンラインで買う(公式/メールコード)

Apple公式サイトやAmazonなどのオンラインストアでは、デジタルコード(メールタイプ)としてApple Gift Cardを購入できます。

決済後すぐにメールでコードが届くため、離れた相手へのギフトや急ぎのチャージにも便利です。

増量・ポイント還元キャンペーンの基礎知識

Apple Gift Cardは、時期によって増量キャンペーンやポイント還元キャンペーンが行われることがあります。

キャンペーンの主催者はAppleではなく、コンビニ・家電量販店・携帯キャリアなど販売店側である点が特徴です。

対象となる券種(固定額のみ/バリアブル限定など)や、条件(Apple IDへの登録期限、ポイント付与時期)は販売元によって異なります。

購入前に店頭POPや公式サイトで詳細を確認し、条件を満たしたうえで登録すれば、実質的にお得にチャージできます。特に年末年始や大型連休前後は実施が多く、タイミングを狙って購入するのがおすすめです。

iTunesカードのトラブル対処:チャージできない・反映されない

iTunesカードのトラブル対処:チャージできない・反映されない
iTunesカード(Apple Gift Card)を使う際、「コードが通らない」「反映されない」などのトラブルが起きることがあります。ほとんどの場合は入力ミスや通信環境、購入店での処理不備などが原因です。

ここでは、状況別に確認すべきポイントと対処法を整理します。

コード入力ミス/汚損・読み取り不良

まず確認したいのは、コードの入力間違いです。

Apple Gift Cardのコードは英数字16桁(多くは「X」ではじまる形式)で構成されています。O(オー)と0(ゼロ)、I(アイ)と1(いち)などを誤認しやすいため、慎重に確認しましょう。

また、カメラ読み取りを使う場合は、カード表面の反射や照明の明るさが影響します。ピントが合わないと認識されないため、明るい場所で平らに置き、再スキャンを試すのが効果的です。

未有効化/使用済み/レジ未通過

コンビニや家電量販店で購入したカードは、レジでの支払い処理を通して初めて有効化されます。レジを通していないカードは無効のままで、チャージしても「コードが有効ではありません」と表示されます。

まずはレシートを確認し、「Apple Gift Card」または「POSAカード」などの記載があるかをチェックしましょう。該当がない場合は、購入店舗でレジ処理の有無の確認が必要です。

反映が遅い/請求方法の優先度で混乱

コード登録は正常でも、通信状況により反映まで数分かかることがあります。焦らずApp Storeを一度閉じ、再サインイン後に残高を確認してください。

支払いは原則、以下の順に自動適用されます。

Appleアカウント残高→ギフト残高→登録済みのクレジット・キャリア決済

残高不足の時は次の手段へ切り替わるため、明細を確認しましょう。履歴は、設定アプリまたはApp Storeのアカウント画面で確認が可能です。

iTunesカードの使い道がないときの選択肢

iTunesカードの使い道がないときの選択肢
チャージした残高がなかなか減らない、または利用予定がなくなった場合も、無駄なく使える方法がいくつかあります。

ここでは、残高を使い切るためのチェックリストやギフトとしての活用法、最終手段としての買取の基礎知識をみていきましょう。

残高消化チェックリスト

iTunesカードの残高は、Appleサービスの中であれば幅広く使えます。

次のような使い方を検討してみましょう。

・iCloud+のストレージ拡張(50GB〜2TB)で写真・データを安全に保存
・家族のサブスクリプション料金(Apple Music/Apple TV+/Arcadeなど)の支払い
・教育系・ビジネス系アプリの購入(GoodNotes、Notability、Procreateなど)
・映画レンタルや電子書籍の購入(Apple TVアプリやApple Books)

少額の残高でも、アプリの追加課金や映画レンタルで消化できるため、「少し残っているけど使い道がない…」と感じる場合にも活用しやすいでしょう。

ギフトとしての活用

未登録のiTunesカード(Apple Gift Card)は、ギフトとしてそのまま贈れます。誕生日やお礼などのちょっとしたシーンで渡す際は、封筒やメッセージカードを添えると丁寧な印象になります。

デジタル版を贈る場合は、Apple公式のメールギフトサービスを使うと便利です。相手のメールアドレスを入力するだけで、メッセージ付きのコードを送信できます。

それでも難しい場合:買取の基礎知識

それでも難しい場合:買取の基礎知識
どうしても使い道がない場合は、買取サイトでの売却も検討できます。

買取価格は、ブランドや在庫量、需要、未使用かどうか、券面の状態などによって変動するので注意が必要です。

本人確認書類の提出が必要となるケースが多く、初回取引時には運転免許証やマイナンバーカードの提示が求められます。

ただし、使用済み・改ざん・不正入手などに該当するカードは買取対象外です。また、Appleの規約上、転売や譲渡を禁じている場合もあるため、利用規約や返金条件を必ず確認しましょう。

安さやスピードだけで判断せず、古物商許可を持つ正規業者を選ぶのがおすすめです。信頼できるサイトを選べば、残高を無駄にせず安全に対処できるでしょう。

まとめ

①「iTunesカード」は現在「Apple Gift Card」として統一され、アプリや音楽だけでなくApple製品の購入にも使える
②コードを登録してAppleアカウント残高にチャージすると、App Store・Apple Music・iCloudなどの支払いに自動で使われる
③購入はコンビニ・家電量販店・オンラインで可能で、レジ処理や有効化を忘れると利用できない
④増量キャンペーンやポイント還元を活用すれば、実質的にお得にチャージできる
⑤入力ミスや通信環境の影響、購入店での処理不備などが主なトラブル要因で、解決は購入店またはAppleサポートに相談するのが確実

 

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