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クオカードはドラッグストアで使える?クオカードとQUOカードPayが使える店舗を紹介
全国共通のプリペイド式ギフトカード「クオカード」は、コンビニなど様々なお店で使える便利な金券です。しかし、日用品や医薬品を扱うドラッグストアでも利用できるのでしょうか。
この記事では、クオカード(従来のカード型)と、QUOカードPay(デジタル版)が使えるドラッグストアチェーンを詳しく紹介します。それぞれの特徴や利用時の注意点も解説するため、クオカードを賢く活用したい方はぜひ参考にしてください。
クオカードが使えるドラッグストア
クオカードは約6万店の加盟店で利用できる商品券です。ドラッグストアでも一部のチェーンでクオカードによる支払いが可能になっています。
身近なドラッグストアでクオカードが使えれば、日用品や医薬品の購入に役立てられるでしょう。
クオカードにはカードとデジタル版がある
クオカードには大きく分けて、プラスチック製のカード型と、スマートフォンで表示して使うデジタル版のQUOカードPayの2種類があります。
ここからは、その2つについて詳しく解説していきます。
クオカードとは?
クオカードは、事前に金額がチャージされたプリペイドカード形式のギフト券です。全国のコンビニエンスストア(セブン‐イレブンやファミリーマートなど)や書店、飲食店など幅広い加盟店で現金同様に利用できます。
券面に500円や1,000円などの金額が印字されており、会計時にレジで提示するとその金額分が差し引かれて支払いに充当されます。利用後の残高はカード裏面の目盛りで確認でき、残高が残っている限り何度でも繰り返し使うことが可能です。
有効期限は基本的に設定されておらず、昔のクオカードでも継続して利用可能です。身近な贈答品としても人気が高く、「もらって嬉しい・贈って喜ばれる」定番の商品券といえるでしょう。
QUOカードPayとは?
QUOカードPay(クオカードペイ)は、クオカード社が提供するデジタル版のクオカードです。スマートフォンなどで専用アプリやWebページを表示し、バーコード・QRコードをレジで読み取ってもらうことで支払いに利用できます。
企業のキャンペーン景品などでも配布されており、コードを受け取ったらアプリの登録や画面上に表示して使います。
紙やプラスチックのカードと違い紛失の心配が少なく、オンラインで手軽に贈れる点が特徴です。ただし、有効期限が設定されており、発行日から最長3年で期限切れとなる点に注意しましょう。有効期限はコードごとに異なり、アプリなどで確認することが可能です。
また、従来のクオカードと使える店舗が一部異なるため、本記事後半で詳しく解説する対応店舗を参考にしてください。
クオカードが使えるドラッグストア
カード型のクオカードが利用できるドラッグストアチェーンを見ていきましょう。
クオカードはドラッグストア全店で使えるわけではありませんが、主にマツモトキヨシグループ系列の一部店舗で利用することができます。以下に挙げるチェーンではクオカードで支払いが可能なため、手持ちのクオカードがある方はぜひ活用してみてください。
くすりのラブ
くすりのラブは、岡山県を中心に展開するドラッグストアチェーンです。現在はマツモトキヨシとココカラファインの統合によって誕生したマツキヨココカラ&カンパニーグループの一員となっています。
店名のとおり地域密着型の薬局として親しまれており、医薬品や日用品を取り扱っています。くすりのラブ各店(一部店舗を除く)でクオカードによる支払いが可能です。
岡山県周辺にお住まいの方は、身近なくすりのラブでクオカードを使ってお買い物ができます。
ドラッグストアスマイル
ドラッグストアスマイルは、東京都および神奈川県に店舗を持つドラッグストアです。富士薬品グループ(ドラッグセイムス系列)が展開するチェーンの一つで、地域の健康サポート拠点を目指す店舗づくりを掲げています。
クオカード対応店舗は現在2店舗のみで、東京都大田区の「西糀谷店」と神奈川県横浜市の「石川町店」で利用可能です。いずれも首都圏の限られた店舗ではありますが、近隣の方は処方箋受付や日用品購入にクオカードを活用できるでしょう。
ドラッグストアセイムス
ドラッグストアセイムスは、富士薬品グループが全国展開するドラッグストアチェーンです。関東を中心に店舗網を広げ、調剤薬局を併設した大型店も展開しています。
こちらもクオカードが使えるのは一部店舗のみで、東京都と神奈川県内の合計8店舗で利用可能です。大田区・世田谷区・荒川区・葛飾区の店舗や、横浜市・川崎市内の一部店舗が対応しています。
セイムス全店で使えるわけではありませんが、対応店では日用品から医薬品までクオカードで購入できます。
ファミリードラッグ
ファミリードラッグは、長野県・新潟県を中心に展開するドラッグストアチェーンです。もともと北信越地方の地域密着店でしたが、現在はマツキヨココカラ&カンパニーグループの一員となっています。
店名に「ファミリー」とある通り、家族みんなの暮らしに寄り添うドラッグストアとして日用品から医薬品まで揃えているのが特徴です。
長野・新潟の各店舗(一部除く)でクオカードが利用可能なため、お持ちの方は日々のお買い物に役立ててみましょう。
petit madoca
petit madoca(プチマドカ)は、東京都・千葉県・埼玉県を中心に展開するドラッグストアチェーンです。こちらもマツキヨココカラ&カンパニーグループに属しており、都市部の駅ビルや商店街で見かける小型ドラッグストアです。
コスメから日用品まで身近なアイテムを取り揃える「プチマドカ」でもクオカード決済が可能です。(一部店舗を除く)首都圏の買い物ついでに立ち寄れる店舗も多いため、買い物帰りにクオカードでコスメを購入する、といった使い方もできます。
ヘルスバンク
ヘルスバンクは、愛知県を中心に店舗展開するドラッグストアチェーンです。ユニークな店名の通り、「地域の健康銀行」として医薬品や日用品を預かるように豊富な品揃えを誇ります。
現在はマツキヨココカラ&カンパニーグループ傘下のチェーンとなっており、主に中京圏で親しまれています。ヘルスバンク各店(一部店舗除く)でクオカード払いが可能なため、名古屋市周辺などにお住まいの方はぜひ活用してください。
マツモトキヨシ
マツモトキヨシ(マツキヨ)は、全国に約1,900店舗(※2025年現在)を展開する国内最大級のドラッグストアチェーンです。医薬品やコスメ、食料品まで扱うヘルス&ビューティーストアとして知られ、幅広い商品ラインナップを取り揃えています。
マツモトキヨシ各店でもクオカードが利用可能です。(一部店舗を除く)基本的に全国のマツキヨでクオカード払いに対応していますが、念のため店舗入口のステッカー等で「QUOカード利用可」を確認すると安心です。
ポイントカードの併用や独自の割引施策も多いチェーンのため、クオカードを使えば現金要らずでお得に買い物ができるでしょう。
matsukiyo LAB
matsukiyo LAB(マツキヨラボ)は、マツモトキヨシが展開するヘルスケア重視型の新業態店舗です。美容・健康に関する専門アドバイザーが常駐し、カウンセリングを通じて最適な商品や健康アドバイスを提供するのが特徴です。
サプリメントや美容食品なども豊富に揃うmatsukiyo LAB各店でもクオカードで支払いできます。通常のマツキヨ店舗と同様に一部店舗で使えない場合もありますが、対応店では専門的な商品もクオカードで購入できます。
ミドリ薬品
ミドリ薬品は、鹿児島県を中心に展開するドラッグストアチェーンです。南九州エリアの地域密着店として長年親しまれ、現在はマツキヨココカラ&カンパニーグループの一員となっています。
店頭では医薬品から日用品、食料品まで幅広く取り扱っており、地元の生活インフラ的な存在です。ミドリ薬品各店(一部除く)でクオカードが利用可能となっているため、鹿児島県内などでクオカードを持て余している方は有効活用すると良いでしょう。
QUOカードPayが使えるドラッグストア
QUOカードPayは近年利用できる店舗が急速に拡大しており、大手コンビニはもちろんドラッグストア各社でも導入が進んでいます。2023年以降はドラッグストア業界での対応が広がり、カード型のクオカードが使えないチェーンでもQUOカードPayなら使えるケースが増えています。
ここでは、QUOカードPayによる支払いが可能な主なドラッグストアチェーンをピックアップして解説します。
アインズ&トルぺ
アインズ&トルぺは、コスメとドラッグの融合型ショップとして全国の主要都市で展開するチェーンです。話題のスキンケア用品やトレンドコスメから医薬品まで、バラエティ豊かな商品が揃うセレクト型ドラッグストアとして人気があります。
アインズ&トルぺではQUOカードPayが利用可能です。(※一部店舗除く)スマートフォンに表示したコードをレジでかざすだけで、日々のコスメやヘルスケア商品の支払いができます。
なお、アインズ&トルぺ各店舗の所在地情報や対応状況は公式サイトでも確認できます。
セイムスが展開しているドラッグストア
富士薬品グループが運営するドラッグストアセイムスをはじめ、同グループ傘下のドラッグストア各店ではQUOカードPayが利用可能です。
ドラッグセイムスの他、グループ各店(ドラッグユタカ、アメリカンドラッグ、救命堂、ドラッグストアスマイル、JUSTDRUG、シバタ薬品、スーパードラッグキリン、ドラッグストアエース等)で一斉に導入が開始されました。
2023年2月より富士薬品ドラッグストアグループ全店でQUOカードPayが新たに利用可能となったため、セイムス系列の薬局をご利用の際はスマホひとつで支払いが完了します。なお、調剤薬局併設店でも会計時にOTC医薬品や日用品の購入にQUOカードPayを使用できる場合があります。
富士薬品グループ各店では引き続き現行のクオカード(カード型)は一部店舗のみ対応ですが、デジタル版であるQUOカードPayはグループ全体で広く使えるようになりました。
マツキヨココカラ&カンパニーグループのドラッグストア
業界大手のマツモトキヨシおよびココカラファインを中心とする「マツキヨココカラ&カンパニーグループ」各店でも、QUOカードPayによる支払いが可能です。
全国のマツモトキヨシ(一部店舗除く)と、ココカラファイン各店(岩崎宏健堂運営店等の一部除く)でQUOカードPayが使えます。2021年に経営統合した両チェーンですが、現在はどちらの看板の店舗でもスマホ決済の一環としてQUOカードPayが利用可能です。
マツキヨは以前からカード型クオカードに対応していましたが、現在はデジタル版でも決済できるため利便性がさらに向上しています。ココカラファインはカード型クオカードに非対応でしたが、QUOカードPayの普及により主要店舗で利用できるようになりました。
身近なマツキヨやココカラの店舗でスマートフォンを使って支払いが完了するため、財布を持たずに買い物できて便利です。
サンドラッグが展開しているドラッグ
全国展開する大手ドラッグストアチェーンのサンドラッグでも、QUOカードPayが利用可能です。サンドラッグ各店(一部店舗除く)にてコード決済に対応しており、医薬品から日用品までスマホひとつで購入できます。
また、サンドラッグが運営する関連店舗でもQUOカードPayが使えます。ディスカウントストア形態のドラッグトップスや、九州地方で展開するディスカウントストアダイレックスなどグループ店舗でも導入されています。
サンドラッググループでは従来クオカード(カード型)は取り扱っていませんでしたが、デジタル版の導入によりグループ各店で利用可能範囲が広がりました。ポイント還元セールなどに合わせて使えば、よりお得に買い物できるでしょう。
スギ薬局
中部地方や関東地方でおなじみの大手チェーンスギ薬局では、カード型のクオカードは使えませんがQUOカードPayなら利用可能です。
スギ薬局は処方箋受付や食品の取り扱いもある総合ドラッグストアで、生活必需品の購入に利用する方も多いでしょう。QUOカードPayに対応したことで、スギ薬局各店(一部店舗を除く)でスマホ決済が可能になりました。
処方箋薬と一緒に日用品を買う際にも、現金やクレジットカードを出さずにコード提示で支払いが完了します。スギ薬局のポイントカード「スギポイント」も従来通り提示すればポイントが貯まるため、QUOカードPay払いでもポイント併用が可能です。
身近なスギ薬局でQUOカードPayを上手に活用しましょう。
その他のドラッグストア
上記以外にも、QUOカードPayが使えるドラッグストアは続々と増えています。
例えば、中部地方の「V・ドラッグ」、福岡県発祥で九州を中心に展開する「ドラッグストアモリ」、関西圏の「ディスカウントドラッグジャパン」、北海道の「サッポロドラッグストアー」、大阪を拠点とする「ダルマ薬局」など、様々なチェーンで導入済みです。
地域密着型の中小ドラッグストアチェーンでも順次対応が進んでおり、「普段利用しているドラッグストアで使えた」などのケースも増えてきました。
QUOカードPay公式サイトの加盟店一覧には全国の対応ドラッグストアが掲載されているため、お住まいの地域で使えるお店をチェックしてみると良いでしょう。
クオカード・QUOカードPayの利用時の注意点
クオカードやQUOカードPayは便利なプリペイド決済ですが、現金やクレジットカードとは異なる点もあります。事前に利用時の注意点を把握しておくことで、レジで慌てずスマートにお会計を済ませられるでしょう。
クオカードの利用時の注意点
クオカードをご利用になる際には、磁気部分が故障する可能性があるため、取り扱いには十分に注意しましょう。また、正規店以外で購入されたカードは保証対象とならない場合が多く、信頼できる店舗での購入をおすすめします。さらに、複数のカードの残高統合はできないため、それぞれの残高管理をしっかり行う必要があります。
これらのポイントをしっかりと把握すれば万が一のトラブルを防ぎ、安心してクオカードを活用できるでしょう。
QUOカードPayの利用時の注意点
従来のクオカードとは異なり、QUOカードPayではポイント還元が受けられないため、ほかの決済方法と比較して利用しましょう。また、チャージ機能がないため、決済はあらかじめチャージされた残高内でのみ行われます。そのため、事前に残高をしっかり確認することが大切です。
さらに、一度送付されたURLは再発行できないため、必ず控えを保管してください。また、ガラケーやタブレットでは操作できず、スマートフォン専用のシステムとなっております。
これらの点を十分にご理解した上で正しく利用すると、QUOカードPayを安心して使えるでしょう。
まとめ
①日用品や医薬品などを取り扱うドラッグストアで、クオカードを使うと現金不要で便利に活用できる
②カード型のクオカードは全国約6万店で利用できるプリペイド式ギフト券で、有効期限が設定されておらず、残高が残っていれば繰り返し使える
③QUOカードPayはスマホ画面に表示してバーコードやQRコードを読み取る仕組みで、有効期限が設定されていることに注意が必要
④クオカードやQUOカードPayをドラッグストアで利用する際は、磁気の故障や残高管理、チャージ機能の有無があるかを確認する
⑤デジタル版(QUOカードPay)は有効期限やURL再発行不可など特有の制限がある
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