結婚祝いに商品券を贈るのはあり?そのマナーやおすすめの商品券を紹介

結婚祝いに商品券を贈るのはあり?そのマナーやおすすめの商品券を紹介

金券ショップ J・マーケットチケットマスター

結婚祝いに商品券を贈るのはあり?そのマナーやおすすめの商品券を紹介

贈答品として使い勝手が良く、手軽に入手できるものとして商品券は人気があります。しかし、結婚祝いとして商品券を贈るのは適切なマナーかと問われると、意見が分かれるところです。

この記事では、結婚祝いに商品券を贈ることの是非について考察し、お祝いに商品券を贈る際のポイントを解説します。

商品券を贈る際に考慮する金額の目安や、おすすめの商品券も紹介するので、ギフト選びの参考にしてみてください。

結婚祝いに商品券はマナー違反ではない

結婚祝いに商品券はマナー違反ではない
現在では、結婚祝いに商品券をギフトとして贈るのをマナー違反だと考える人は少数派です。ひと昔前までは、結婚祝いに伝統的なギフトを贈ることが好まれましたが、最近では商品券を贈ることも一般的になりました。

結婚祝いのギフトには、相手が喜びそうなものを贈るのが基本です。商品券は汎用性と実用性の高さから、新郎新婦が自分たちの好きなものを買えるため、現代の贈り物として受け入れられているのではないでしょうか。

ただし、結婚祝いとして商品券を贈ることが好ましくない場合も一部あるため注意が必要です。

商品券とは?

商品券は、特定の商品やサービスの購入に使える前払い式の券のことで、現金と同様に使用できます。幅広い層に対して喜ばれるため、商品券は贈り物として使い勝手が良い点が魅力です。

それでは、商品券を贈る場合はどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

ここからは、商品券を贈る際に考慮する金額の目安と、お祝い用商品券の贈り方を紹介します。

金額の目安

結婚祝いとして商品券を贈る際の金額相場は、一般的なご祝儀の3分の1ほどと考えられています。

ご祝儀の相場は、友人なら3万円、親族なら5万円というのが通例であるため、商品券を贈る際の金額も1〜2万円程度と考えれば良いでしょう。

お祝いの相手が友人や知人であれば、1万円分の商品券を贈るのが基本です。相手よりも自分の方が上の立場であれば、少し多めに見積もって2万円分程度にしておくのが無難といえます。

お祝い用商品券の贈り方

お祝い用に商品券を贈る際に、何も装飾なしで渡すのはマナー的に好ましくありません。お祝い用の「熨斗(のし)」をかけて渡すようにしましょう。

「御祝」などと記された封筒に入れ、水引(みずひき:祝儀袋や封筒などを装飾する紐)は7本か10本のものを使用するのが一般的です。

インターネットを利用して商品券を購入する際は、熨斗をつけて包装してくれるサービスもあるため、注文の際に依頼しておくと良いでしょう。

喜ばれる商品券のポイント

喜ばれる商品券のポイント
商品券をもらうのは嬉しいものですが、商品券なら何でも良いというわけではありません。商品券には様々な種類があり、それぞれ特徴が異なるため、相手に合わせて喜ばれるものを選ぶことが大切です。

ここからは、贈られた相手が使いやすく、喜んでくれる商品券のポイントを3つ紹介します。お祝いに商品券を贈る際は、これらのポイントに留意してください。

使える場所が多い

様々な商品やサービスの購入に利用でき、使える場所が多いというのが、喜ばれる商品券の重要な条件です。商品券をもらっても、使える場所が少ないと不便であるため、広範囲で利用できるものの方が喜ばれるでしょう。

例えば、イオン商品券は全国のイオンモールや系列のスーパーマーケットにて利用可能で、広範囲で使えるため、贈り物として喜ばれる商品券のひとつです。

贈られた側の利便性を考えると、幅広いニーズに対応できることは、非常に重要な条件といえるでしょう。

相手の好みに合わせる

商品券を選ぶ際は、相手の好みに合わせたものを選ぶことが大切です。相手からすると、自分の好みを理解してもらえているのは嬉しいことであり、こちらからの好意や敬意を伝える効果もあるでしょう。

例えば、本が好きな相手であれば図書カード、ファッションに興味がある相手にはアパレル店の商品券を贈るなど、相手の趣味に合わせて商品券を選ぶことが大切です。

相手の趣味や好みがわかっている場合は、特定のジャンルに絞った商品券を選び、わからなければ万能に使える、百貨店系の商品券を贈るなど使い分けましょう。

金額が分割されている

商品券にはお釣りが出ないタイプも多いため、できるだけ金額が分割されているものの方が使い勝手が良いでしょう。

例えば、1万円分の商品券ならば500円券20枚でもらうと、必要な金額だけを使いやすくなります。金額が細かく分割されていると、複数の店舗を回って、いくつかの商品を購入する際にも便利です。

また、近年はプリペイド方式のデジタルギフトもあり、お釣りの心配もなく自由な金額で買い物ができます。紙の商品券にこだわらないなら、こちらのタイプを検討しても良いでしょう。

結婚祝いに商品券が選ばれる理由

結婚祝いに商品券が選ばれる理由

商品券は実用性が高く、相手を選ばずに贈れることから、結婚祝いとして使い勝手が良いものです。商品券をギフトとして活用すると、贈る側にも受け取る側にもメリットがあります。

それでは、結婚祝いに商品券を選ぶ具体的なメリットはどのようなものでしょうか。ここからは、商品券が選ばれる理由について解説します。

好きなものを買える

受け取った人が自由に使い道を決められることが、商品券をギフトに選ぶ最大の理由です。

何を買うかはもらった本人に委ねられるため、贈る側としても品物選びのプレッシャーを感じなくて済むという利点があります。どのようなものが欲しいかリサーチする手間もかかりません。

相手が気に入らないものを贈ってしまったり、不要なものを贈ってしまったりする心配がないため、贈る側と受け取る側の双方にとって、非常に合理的なギフトであるといえるでしょう。

現金ほど生々しくない

商品券を贈る行為は、現金を贈る行為よりもソフトな印象があります。現金は商品券よりもさらに実用性が高いものですが、それだけに直接的すぎて生々しいイメージがあるのでしょう。

相手が欲しがっているものや必要なものを買ってもらうのが最適ですが、友人や知人に直接現金を贈るのは好ましくないという場面もあります。そのようなケースにおいて、商品券を贈るという選択肢は適切だと考えられるでしょう。

荷物にならない

商品券はスペースを取らないため、相手にとって荷物にならないメリットもあります。運搬の手間を考える必要がなく、気軽に手渡せるため、お互いの負担が少ないことも利点です。

郵便物として簡単に送れるため、遠方に住んでいる人にお祝いの品を贈りたい場合にも適しています。結婚したばかりで新居がまだ整理できていない人や、荷物を置くスペースが少ない人など、省スペースが望まれる場合にも喜ばれるでしょう。

商品券以外に喜ばれるギフト

商品券以外に喜ばれるギフト
商品券は贈る側にとっても受け取る側にとっても使い勝手が良いものですが、商品券以外にも結婚祝いに適したギフトチケットはあります。

商品券以外で喜ばれるギフトとして、どのようなものを選ぶべきでしょうか。ここからは、商品券以外に喜ばれるギフトの選択肢を紹介します。

旅行券

旅行券とは、温泉日帰りチケットやツアー宿泊券など、旅行関連の支払いに利用できるギフト券の一種です。

代表的な旅行券である「JTBトラベルギフト」には、チケットタイプの旅行券のほか、インターネットで簡単に残高を照会できるカードタイプの旅行券もあります。

特に旅行好きな夫婦におすすめで、思い出作りにも最適です。ただし、妊娠中や仕事の繁忙期など、旅行する時間がない状況では、他のギフトを検討する方が無難かもしれません。

カタログギフト

カタログギフトは、多くの商品が掲載されたカタログから、予算に応じて好きな商品を選べるタイプのギフトです。

多くのジャンルの商品が掲載されたカタログや食品専門、アパレル専門のカタログなど、多くの種類の中から相手に合ったものを選べるため、失敗が少ないギフトといえるでしょう。

商品券よりもお祝いらしい印象があり、様々な価格帯があることから使い勝手が良く人気があります。

食事券

食事券は、ホテルや有名レストランで利用できるペア食事券をはじめとして、アフタヌーンティーやクルージングランチなど、思い出に残るグルメ体験を提供してくれるため贈り物として人気があります。

特に、食べることが好きな人にとって、美味しいものが食べられて非日常を体験できる食事券は大変喜ばれるでしょう。また、グルメ関連のカタログギフトでも、同様の体験を提供することが可能です。

結婚祝いとして商品券を贈るときの注意点

結婚祝いとして商品券を贈るときの注意点

商品券は、受け取った人が自由に使い道を決められ、受け渡しに手間がかからないため、結婚祝いのギフトとして人気があります。

しかし、贈る際に注意しておくべきポイントもいくつかあります。相手との関係性によっては、商品券を贈ることが失礼にあたる場合もあるため、不適切なケースを把握しておくことは重要です。

ここからは、結婚祝いとして商品券を贈る際の注意点を紹介します。

目上の人には向かない

結婚祝いとして、上司や年配の方など、目上の人に商品券を贈るのは控えた方が無難です。商品券を贈る行為を「目下の者への施し」というように捉える方もおり、相手の価値観を慎重に考慮する必要があります。

結婚祝いとして商品券を贈ることは、一般的になりつつありますが、昔ながらの贈答品を好む方も一定数いることを忘れないことが肝心です。

相手と自分との関係性を考え、失礼のない品物を贈るよう配慮しましょう。

相手が使いづらいものは避ける

商品券を贈る際は、相手が使いづらいものを贈らないよう気をつける必要があります。

例えば、百貨店がない地方に住んでいる人に、都市部の百貨店でのみ使える商品券を贈ったとしても、使い勝手が良いとはいえないでしょう。

相手に喜んでもらうことが、贈り物本来の在り方です。相手の趣味嗜好やライフスタイル、生活環境などを考慮し、使いやすいものを贈ることを大切にしましょう。それにより、相手に配慮しているのが伝わるはずです。

結婚祝いにおすすめの商品券

結婚祝いにおすすめの商品券
結婚祝いとして喜ばれる商品券を選ぶためには、贈る相手のライフスタイルや好みを把握することが重要です。その上で、相手のニーズに合った商品券を贈ることにより、お祝いの気持ちを十分に伝えられるでしょう。

ここからは、結婚祝いにおすすめできる8つの商品券を紹介します。喜ばれる商品券選びのために、ぜひ参考にしてください。

JCBギフトカード

JCBカード会社が発行している商品券がJCBギフトカードです。
金額のバリエーションは1,000円券と5,000円券があり、自由な枚数を組み合わせて贈れる点がポイントです。

JCBギフトカードが利用できる店舗は全国に100万店舗以上あるとされています。百貨店やスーパーマーケット、レストラン、ホテルなど、非常に広範囲で使用できることから、人気のあるギフトカードといえるでしょう。

バニラVisaカード

バニラVisaカードは、インコム・ジャパン株式会社がVisaカードと提携して発行している、プリペイド式のギフトカードです。全国のVisa加盟店で使用できるため、非常に広範囲で使える利便性の高さが魅力です。

金額のバリエーションは、3,000円から100,000円までの範囲で設定できるため、結婚祝いをはじめとする様々なお祝い事で贈り物として利用できます。

バニラVisaカードは、一部地域を除いた世界各地のVisa加盟店で使用でき、海外旅行を好む方にギフトとして贈ると特に喜ばれるでしょう。

VJAギフトカード

VJAギフトカードは、三井住友カード会社が発行する商品券です。取り扱い可能な店舗は50万店以上とされ、その汎用性と利便性の高さから、贈り物に最適な商品券といえるでしょう。

デパートや専門店、レストランなど、様々な店舗にて利用可能で、金額のバリエーションは1,000円と5,000円の2種類があります。金額の組み合わせは自由なため、ニーズに合わせて贈れる点も魅力です。

カード注文の際に、熨斗掛けや名入れを無料でサービスしてくれるため、贈答の作法を自分で考える手間がかからないのもメリットといえます。

イオン商品券

イオン商品券を発行しているのは、総合スーパーマーケットのイオンやイオンスタイルを運営している、イオンリテール株式会社です。

全国イオン系列の各店舗で、日常の買い物から食事、映画鑑賞など、日々の暮らしの中で幅広く利用できるため人気の高い商品券といえるでしょう。

イオン商品券には500円券と1,000円券があり、組み合わせて贈れる点も使い勝手の良いポイントです。さらに、イオン商品券はお釣りも出るため、例えば1,000円券で200円のものを買った場合には800円をお釣りとして現金で受け取れます。

熨斗掛けの無料サービスもあり、結婚祝いに贈りやすいおすすめ商品券です。

全国百貨店共通商品券

全国百貨店共通商品券は、日本百貨店協会に加盟中の各百貨店が発行する商品券です。全国の百貨店で使用できる点が魅力で、北海道から沖縄まで500を超える百貨店で広範囲に使えます。

全国百貨店共通商品券は1,000円券の1種類のみしかありませんが、お釣りがもらえるタイプの商品券であるため、金額のバリエーションを考える必要なく気軽に贈れるでしょう。

有効期限がないことも、この商品券の使い勝手の良さにつながっており、贈り物として喜ばれる商品券といえます。現金や電子マネーなど、その他の支払い手段と併用できる点も利点です。

楽天ポイントギフトカード

楽天ポイントギフトカードは、楽天グループが発行するプリペイドカード式のギフト券です。楽天ポイントが使える店舗で利用できるため、楽天を主に利用している人にとっておすすめのギフトカードといえるでしょう。

金額固定タイプでは、3,000円、5,000円、10,000円の金額を指定でき、金額指定タイプの場合は1,500円から50,000円の幅で利用金額を指定できます。

クレジットカードを使わずに楽天でショッピングを楽しめるため、使い過ぎを防ぐ意味でも使い勝手が良いでしょう。

ビール券

ビール券は、全国酒販協同組合連合会が発行する商品券で、贈答品として昔から根強い人気を博しています。

金額のバリエーションは2種類あり、633ml瓶ビール2本分または350ml缶ビール2本分のものがあります。

全国の酒店やコンビニなどで使用できますが、購入できる商品は酒類なので、お酒が飲めない人へのプレゼントは避けましょう。結婚祝いとしては一般的ではありませんが、お酒好きな方にとっては喜ばれるといえます。

Amazonギフトカード

Amazonギフトカードは、Amazon Gift Cards Japan株式会社が発行するギフト券です。世界最大のオンラインショッピングサイトであるAmazonで利用できることから、結婚祝いとしても人気があります。

カードタイプやボックスタイプ、商品券タイプ、ミニ封筒タイプなど様々な種類があり、金額の種類も豊富です。

例えば、カードタイプの場合、3,000円、5,000円、10,000円、20,000円の固定金額と、1,500円〜50,000円で金額を指定できるものがあります。

まとめ

①相手との関係性や適切な金額を見誤らなければ、結婚祝いに商品券を贈ることはマナー違反にならない
②結婚祝いに商品券が選ばれる理由は、自由な使い方ができる・現金よりも印象がソフト・荷物にならないなどがある
③商品券選びのポイントは、使用範囲の広さ・相手の好みへのマッチ度・額面金額の種類など
④目上の人に贈るのは避けた方が良く、使い勝手の悪いものを贈るのも非推奨
⑤汎用性の高いギフトカードやオンラインショッピングで使えるものが人気

 

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