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【商品券・ギフトカード】全国百貨店共通商品券とは?使い方を紹介
この記事では、全国百貨店共通商品券の基本情報とプリペイドカード式の百貨店ギフトカードについて解説します。
商品券は、発行元や対象商品ごとで数多くのバリエーションが存在します。なかでも全国百貨店共通商品券は国内でもギフトシーンとして重宝される金券で、近年はフォーマルな場の贈り物やお返しとして選ぶ方も少なくありません。
また、お得に買い物を楽しむなら、金券ショップの利用を検討してもよいでしょう。
この記事では、百貨店で使える全国百貨店共通商品券と、類似商品である百貨店ギフトカードについて解説します。
目次
全国百貨店共通商品券は使い勝手のよい商品券
「全国百貨店共通商品券」は、全国にある伊勢丹や大丸など、百貨店で使用できる商品券です。名称は百貨店と書いてありますが、百貨店だけでなく大型の商業施設やレジャー施設、一部の大型スーパーマーケットでも使えます。
百貨店のテナントショップでも基本的に使えるため、もらっても使い方に困らない商品券といえるでしょう。
地方にお住まいの方でも使えるため、結婚祝いや誕生日プレゼントなど、ギフトを贈るシーンでも選ぶケースも珍しくありません。
また、紙タイプの商品券全国百貨店共通商品券と異なる、プリペイドカード式の「百貨店ギフトカード」も存在します。
それぞれで使用可能店舗や額面など特徴が異なるため、ギフトシーンで渡す場合は、相手に合わせて適したものを送るとよいでしょう。
全国百貨店共通商品券とは?
ここからは、全国百貨店共通商品券の基本情報を紹介します。
数ある商品券やギフトカードのなかでも、全国百貨店共通商品券は汎用性に優れた金券です。クレジットカード系商品券に次いで使いやすいため、プレゼントで選ぶ方も珍しくありません。
使用できる店舗
全国百貨店共通商品券は、全国8エリアの百貨店および商業施設で利用可能です。
各エリアで使える店舗数は、以下の通りです。
北海道地方…約6店舗
東北地方…約13店舗
関東地方…約60店舗
北陸地方…約8店舗
東海地方…約16店舗
近畿地方…約40店舗
中国・四国地方…約21カ所
九州、沖縄地方…約21カ所
なお、百貨店や商業施設は閉館する可能性もあり得るため、あくまで上記の数は参考程度である点にご注意ください。
また、その他の店舗として、近鉄プラザやスーパーマーケットの一部でも使えます。詳細な店舗名を知りたい方は、日本百貨店協会の公式ページでチェックしましょう。
使用可能な商品
全国百貨店共通商品券は、基本的に百貨店の中に入っているテナントや百貨店が直接販売している商品の購入に使えます。1階エリアのコスメ商品はもちろん、地下エリアの惣菜や生鮮食材など、幅広い商品を選択可能です。
全国百貨店共通商品券は額面が1,000円のみで、基本的にお釣りがもらえます。そのため、買い物に使う際はある程度枚数を用意するとよいでしょう。
お釣りがでる以上「額面ぴったりで使い切らなければ」といった心配もありません。
全国百貨店共通商品券のギモンを解消
ここからは、全国百貨店共通商品券でよくある疑問や注意点を紹介します。
商品券は種類によって使える商品が異なり、使用上のルールが存在するものです。全国百貨店共通商品券を使用したり、プレゼントする際は、以下の点に注意しましょう。
使用できない商品について
全国百貨店共通商品券を使って金券類や資産価値のあるものは購入できません。具体的な商品として、以下が挙げられます。
・商品券
・ギフトカード
・印紙
・切手
・葉書
上記のほかにも、百貨店が独自に指定したものに限っては購入できません。
商品券の類で共通している事項として、基本的にお金でお金を交換するような行為はできないとされています。上記の商品はもちろん、商品券を使って電子マネーのチャージを行うといった行為もできない場合がほとんどです。
現金との引き換えについて
一度、購入またはもらった全国百貨店共通商品券は、現金と引き換えできません。百貨店のサービスカウンターでも、購入後に即返品する場合でない限り、現金化はできないものと覚えておきましょう。
どうしても現金化したい場合は、金券ショップやネットオークションで売却する方法が挙げられます。
また、百貨店ギフトカードを複数所持しており、それぞれの残高を1つのカードに統合することもできません。店舗によっては一度に利用できる枚数が制限されることもあるため、基本は1度の買い物に1枚までにしておいたほうがよいでしょう。
盗難や紛失について
基本的に全国百貨店共通商品券は、紛失した場合の再発行を受け付けておりません。
発行元は責任を負わないため、基本的に購入した商品券の処遇は自己責任です。そのため、破損や盗難、紛失については基本的に保証されないと思っておいたほうがよいでしょう。
あわせて知りたい「百貨店ギフトカード」
ここからは、全国百貨店共通商品券の類似商品である「百貨店ギフトカード」について紹介します。
こちらはプリペイドカード式の金券です。基本的な部分は全国百貨店共通商品券とは変わりませんが、一部の仕様が異なります。
ギフトとして贈る場合は、用途や相手に合わせたものを選びましょう。
百貨店ギフトカードの特徴
百貨店ギフトカードとは、全国百貨店共通商品券と同様に、全国の百貨店および大型の商業施設で使えるプリペイドカード式のギフトカードです。
一回使い切りの紙タイプと違い、残高がなくなるまで何度でも繰り返し使えます。そのため、使い勝手の面では全国百貨店共通商品券より上といえるでしょう。
額面も幅が広いため、カード1枚で買い物を完結できる点も魅力です。
デザインは4種類
百貨店ギフトカードには4種類のデザインがあるため、ギフトの用途や相手の好みに合わせて、好きなデザインを選ぶとよいでしょう。
また、こちらは全国百貨店共通商品券と同じく、プレゼント用のパッケージングサービスを実施しています。メッセージカードも同封できるため、ただギフトカードをあげるだけでは味気ないと感じる方は「いつもありがとう」といったメッセージを添えてプレゼントするとよいでしょう。
金額は5種類
百貨店ギフトカードの金額バリエーションは以下の5種類です。
・5,000円
・10,000円
・20,000円
・30,000円
・50,000円
このようなプリペイド式のギフトカードは、ものによっては金額を10円単位で自由に選べる場合もあります。百貨店ギフトカードの場合は5種類のバリエーションから選ばなければなりませんが、金額の幅は十分広いといえるでしょう。
1つ注意点があるとすれば、最低額面が5,000円からであるところです。仮に3,000円のお返しやプレゼントが必要な場合、百貨店ギフトカードは選択肢に入れられません。
また、香典やお祝いのお返しにおいて、もらった金額の1/3〜半分のものを渡す「半返し」のルールを適用する際、百貨店ギフトカードは融通が利きにくいといえます。
例えば、30,000円相当のプレゼントをもらった場合のお返しは、15,000円が相場です。百貨店ギフトカードに15,000円の選択肢はないため、今回のケースでは1,000円単位で贈れる全国百貨店共通商品券か、ほかのギフトカードを選択するとよいでしょう。
フォーマルな場の贈り物だと、百貨店ギフトカードが使えるシーンは限られます。
残高を確認できる
紙の全国百貨店共通商品券と違い、百貨店ギフトカードは手軽に残高を確認できます。残高を確認する方法は、以下の通りです。
・使用後のレシート
・百貨店ギフトカードの公式ページ
・取扱店舗
・フリーダイヤル
ギフトカード上には残高が表示されないため、上記の方法で確認するとよいでしょう。
百貨店ギフトカードは店舗や電話でも残高照会を受け付けているため、インターネットやスマートフォンの扱いが苦手な高齢者の方でも安心して使えます。
相手の年齢を気にせず贈れる点も百貨店ギフトカードの魅力といえるでしょう。
利用可能店舗数とエリア
百貨店ギフトカードが使用できる場所は、基本的に全国百貨店共通商品券とほとんど変わりません。
ただし、こちらのギフトカードのみ一部の百貨店では使えない場合もあります。そのため、利用を考えているデパートで百貨店ギフトカードが使えるか確かめたい場合は、公式ホームページにて対応しているか確認しておくとよいでしょう。
また、全国百貨店共通商品券では、百貨店以外の商業施設および一部のスーパーマーケットでも使えます。しかし、百貨店ギフトカードの場合、基本的に使えるのは大型の商業施設やデパート・百貨店限定です。
全国百貨店共通商品券より多少汎用性が落ちる点には、注意しておかなければなりません。そのため、地方にお住まいの方へギフトとして贈る場合は、百貨店ギフトカードより全国百貨店共通商品券を選んだ方がよいでしょう。
百貨店ギフトカードのメリット
ここからは、百貨店ギフトカードのメリットを紹介します。
百貨店ギフトカードは、全国百貨店共通商品券にないメリットもあります。必ずしも百貨店ギフトカードを選べばいいとは限りませんが、額面や使い勝手の面では優秀といえるでしょう。
カードタイプなのでかさばらない
百貨店ギフトカードのメリットは、お財布の中でかさばらない点です。
全国百貨店共通商品券は額面が1,000円のみで、大きな買い物をする場合は、金額に応じて数枚〜数十枚の商品券を持参しなければなりません。
例えば、50,000円の家具の購入を全国百貨店共通商品券のみで済ませる場合、50枚も必要です。しかし、百貨店ギフトカードだと残高が50,000円残っているならカード1枚で完結できます。
金額の選択肢が豊富
全国百貨店共通商品券は額面が1000円のみの1種類ですが、百貨店ギフトカードなら5種類のバリエーションで金額を指定できるため、選択肢は豊富といえるでしょう。
全国百貨店共通商品券を贈る場合は複数枚を購入する必要がありますが、百貨店ギフトカードなら5,000円~最大で50,000円まで選択できるため、高額な贈り物でない限り1枚で済みます。
残高を照会しながら使える
百貨店ギフトカードは残高照会がいつでもどこでもできるため、残り分を心配しながら買い物をする必要がありません。
また、残高が足りない場合でも、百貨店の指定する決済方法と併用できるため、場所によってはクレジットカードも利用できるでしょう。
百貨店ギフトカードは、最後の1円まで使い切れる金券です。
購入できる箇所が多い
百貨店ギフトカードは全国百貨店共通商品券に比べて対応店舗は若干少ないものの、基本的に全国の百貨店なら使用可能です。そのため、百貨店の利用を想定するなら問題ありません。
近隣エリアに百貨店がある方にプレゼントを贈る場合は、百貨店ギフトカードのほうが向いているといえるでしょう。
百貨店ギフトカードの購入方法
ここからは、百貨店ギフトカードの購入方法を紹介します。
ギフト用か自分用かで推奨する選択が異なるため、用途に合わせた場所で購入しましょう。
全国の百貨店で購入する
百貨店ギフトカードは、全国にある各百貨店のサービスカウンターにて購入できます。こちらではギフトラッピングやメッセージカードの同封も受け付けているところも多いため、ギフト用に用意するなら百貨店を利用しましょう。
百貨店ギフトカードは公式のオンラインショップが存在しません。そのため、ギフトラッピングを希望するなら百貨店まで足を運ぶ必要があります。
オークションサイトで購入する
百貨店ギフトカードなどの金券類は、オークションサイトで販売している場合もあります。ものによっては額面より少しだけ安い価格で入手できるケースもあるため、お得に購入するならオークションサイトもおすすめです。
ただし、オークションサイトで販売されているものは、ギフトラッピング等を受け付けていません。プレゼント用には不向きといえるでしょう。
コンビニで購入する
店舗は限られるものの、百貨店ギフトカードはコンビニでも取り扱いがあります。
百貨店で購入するより額面は絞られますが、軽いプレゼントとして選ぶならコンビ二でも問題ないでしょう。誕生日プレゼントや近所の方へのお返しなど、簡易的なラッピングで十分なケースに向いています。
金券ショップで購入する
百貨店ギフトカードや全国百貨店共通商品券は、金券ショップにて割安で購入することもできます。大幅な割引は期待できませんが、百貨店やコンビニで買うよりは低価格です。
自分用として購入するなら、金券ショップを選びましょう。
金券ショップを使うメリット
ここからは、全国百貨店共通商品券や百貨店ギフトカードの購入に金券ショップを使うメリットを紹介します。
金券ショップは、うまく活用すれば日々の買い物をお得にできます。不要な商品券やギフトカードの換金もできるため、普段使う店舗の割引券や商品券があるなら、積極的に購入するとよいでしょう。
商品券やギフトカードをお得に購入できる
百貨店で使えるような汎用性が高い商品券を購入する場合、金券ショップを使えば割安で購入できます。
また、金券ショップでは全国百貨店共通商品券や百貨店ギフトカードの売却も可能です。額面通りの買取とはいきませんが、ほとんど額面と同等の金額で買い取ってもらえる可能性があります。
買い物のついでに立ち寄れる
百貨店が存在するような都市部では、駅の近くや繁華街エリアに金券ショップが設置されている場合も少なくありません。これから百貨店で買い物しようと考えるなら、金券ショップに寄り道してみるとよいでしょう。
在庫があるかどうかは店舗によって異なるため、必ずしも購入できるとは限りません。連休前や年末年始は商品券の需要が高いため、購入するならハイシーズンに入る少し前からチェックするのをおすすめします。
他のお得な商品券もチェックできる
金券ショップでは全国百貨店共通商品券以外にも、大手チェーンの食事券や切符など、多数の金券や割引券を取り扱っています。ものによっては大幅な値引きが期待できるため、買い物やレジャー施設の利用をする前は一度、金券ショップに寄ってみるとよいでしょう。
金券ショップの価格は、金券の需要や汎用性に左右されやすい性質を持ちます。全国百貨店共通商品券や百貨店ギフトカードは比較的使いやすい部類に入るため、大幅な割引は期待できないでしょう。
しかし、特定地域でしか使えないマイナーな商品券や、用途が非常に限定されるタイプの商品券は、割引率が高い可能性もあります。
まとめ
①全国百貨店共通商品券は数ある金券のなかでも汎用性が高く使えるところが多い
②百貨店や大型商業施設の商品はほとんど買えるが、他の商品券や電子マネーのチャージなど、お金に変換できる商品には使えない
③百貨店で使える商品券には、全国百貨店共通商品券だけでなく、プリペイドカード式の百貨店ギフトカードも存在する
④全国百貨店共通商品券と百貨店ギフトカードがそれぞれ異なる特徴を持つため、用途や渡す相手によって使い分けよう
⑤自分用の商品券がほしい場合や不要な金券を換金するなら金券ショップがおすすめ
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