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ギフトカードはコンビニで使える?汎用性の高い種類を紹介
使い道に迷いやすい商品券やギフトカードですが、有効期限が切れる前に近くのコンビニで使う方も多いでしょう。
しかし、コンビニで使える金券類は限定されていることが多く、お持ちの種類が近所のコンビニでは使えない可能性もあります。
この記事では、コンビニごとに使えるギフトカードについて詳しく解説していきます。
コンビニで使えるギフトカードを紹介
コンビニは手軽に軽食や日用品を買える場所として人気ですが、使えるギフトカードの種類が限られています。
汎用性が高い商品券でも非対応のコンビニが多いため、基本的にはコンビニ以外の場所で使うほうが確実といえます。
また、コンビニの店舗やエリアによって対応が異なる可能性も考慮しなければなりません。そのため、コンビニで商品券やギフトカードを使いたいときは、別の決済手段も用意しておいたほうが安心です。
ギフトカードとは?
ここからは、商品券やギフトカードの基本情報について解説します。
厳密にはどちらも同じものですが、種類によって対応店舗数や額面、汎用性など、さまざまな面で仕様が異なります。
これからプレゼントで商品券やギフトカードを贈ろうと考えている方は、以下の特徴を踏まえたうえで贈るものを検討しましょう。
ギフトカードの基本概要
ギフトカードは、設定された額面分の取引に使われる金券の1種です。対応店舗での商品購入に使え、お祝いやお返しといったプレゼントシーンで頻繁に用いられます。
種類や発行元企業によって「お釣りの有無」「有効期限」「対応店舗数」が異なるため、プレゼントとして贈る際は相手の住所周辺で使えるものを選ぶ必要があります。
例えば、JR東日本が発行している「びゅう商品券」は、使える店舗やエリアの大半が東日本です。そのため、関西や九州など東日本より西のエリアにお住まいの方へプレゼントしても、使えるのは旅行や出張など、出かけたときに限られます。
また、「JCBギフトカード」や「VJAギフトカード」といったクレジットカード系の商品券は、使用時にお釣りがでません。上記の2種類は国内でも高い汎用性を誇るギフトカードとして人気ですが、万能ではない点にご注意ください。
このように、ギフトカードを選ぶときは、それぞれの特徴を把握しなければ、相手に喜んでもらえない可能性があります。
ギフトカードと商品券の違い
商品券とギフトカードは、呼び方が異なるだけで基本的には同じものです。しかし、傾向としては紙タイプのものを「商品券」、カードタイプのものを「ギフトカード」と呼びます。
商品券やギフトカードには、1回使い切りタイプの紙タイプと、残高がある限り何度でも使えるプリペイドカード式の主に2種類に分かれます。同じ発行元でも紙タイプとカードタイプの両方を販売しているところも多いため、混同しないよう注意が必要です。
例えば、「JCBギフトカード」は紙タイプですが、同社にはプリペイドカード式の「JCBプレモカード」も存在します。
紙タイプとカードタイプで対応店舗数や額面のバリエーションが異なるため、贈る相手や用途に応じて、最適なほうを選ばなければなりません。
国内で代表的なギフトカード
ここからは、プレゼントやお祝いのシーンに人気のギフトカードを5種類、紹介します。
いずれも汎用性が高く、一部のコンビニでも使用可能です。
JCBギフトカード
JCBギフトカードは、クレジットカード会社である「JCB」が発行する商品券です。全国各地の100万店舗以上に対応しており、地方・都市に限らず幅広い場所で使えます。
日用品や食材の購入はもちろん、ホテルの宿泊やレストラン、レジャー施設の利用でも使用可能です。
JCBギフトカードの基本情報は、以下の通りです。
額面…1,000円・5,000円
使用できる店舗数… 全国100万店以上
有効期限…無期限
購入方法…ネット販売、JCB加盟店の一部、電話
JCBギフトカードは、お釣りがでないため、使用する際は額面以上の商品購入に使うのがおすすめです。
なお、JCBギフトカードはコンビニやオンライショップで使えませんが、前述した「JCBプレモカード」は、コンビニやオンラインショップでも使用可能です。その代わり対応店舗数が約70万店舗と、減ってしまう点にはご注意ください。
VISAギフトカード
VISAギフトカードは、三井住友カード株式会社が発行するプリペイド式のギフトカードです。国内外の約1.3億店舗で使え、コンビニでも使用できます。
VISAギフトカードの基本情報は、以下の通りです。
額面…3,000円〜50,000円
使用できる店舗数… 国内外約1.3億店以上
有効期限…2年
購入方法…ネット販売
VISAギフトカードには類似商品として、紙タイプの「VJAギフトカード」も存在しますが、こちらはコンビニで使用できないので注意しましょう。
QUOカード
QUOカードは、コンビニやドラッグストア、飲食店など全国の幅広い店舗で使えるプリペイド式のギフトカードです。多彩な額面とデザインバリエーションの豊富さで、定番の贈り物として愛用されています。
QUOカードの基本情報は、以下の通りです。
額面…300円・500円・700円・1,000円・2,000円・3,000円・5,000円・10,000円
使用できる店舗数… 約6万店
有効期限…無期限
購入方法…ネット販売、加盟店の一部、FAX、コンビニ店頭端末
なお、QUOカードには額面が固定のタイプのほか、金額を一定範囲で自由に決められる「フリーバリューカード」も存在します。
ビール券
ビール券は、全国酒販協同組合連合会が発行している商品券です。リカーショップやスーパーのお酒全般に使えます。「ビール券」という名称ですが、ワインや日本酒といった商品にも使用可能です。
ビール券の基本情報は、以下の通りです。
額面…488円(缶350ml 2缶相当)・820円(びん633ml 2本相当)
使用できる店舗数…不明
有効期限…発行時期による
購入方法…スーパーマーケットやデパートの一部、酒屋、リカーショップ
ビール券は「お釣りがでる」と言われていますが、対応店舗によって対応が異なります。一部の店舗ではお酒以外の購入に使えることもあるそうですが、使用する際は事前に店舗へ確認を取りましょう。
おこめ券
おこめ券は、全国米穀販売事業共済協同組合が発行するお米専用の商品券です。基本的にはスーパーやお米屋で使え、場所によってはお米以外の商品にも使えることがあるそうです。
おこめ券の基本情報は、以下の通りです。
額面…440円
使用できる店舗数…不明
有効期限…無期限
購入方法…利用可能店舗の一部、ネット販売
なお、お釣りの有無は店舗によって判断が異なるため、基本は額面以上の買い物に使うのをおすすめします。
各コンビニで使えるギフトカード
各コンビニでは、それぞれ異なる種類のギフトカードや商品券に対応しています。
ここでは、ファミリーマート・セブンイレブン・ローソン・ミニストップ・デイリーヤマザキ・サークルKサンクス・セイコーマート・ポプラの8つのコンビニエンスストアで使えるギフトカードについて見てみましょう。
ファミリーマート
ファミリーマートは、日本全国に展開しているコンビニ大手の一つです。現在は伊藤忠商事の子会社で、全国に約1万店舗以上あるとされています。
ファミリーマートで使える商品券は、主に以下の通りです。
- ユニー商品券
- ハーゲンダッツギフト券
- ビール券
- コカ・コーラギフト券
- 明治ブルガリアヨーグルトギフト券
- お米券
上記のうち、ユニー商品券とお米券はお釣りがでます。
セブンイレブン
セブンイレブンは、セブン&アイ・ホールディングスが展開するコンビニチェーンです。全国的に店舗を展開しており、同社の系列店としてイトーヨーカドーや赤ちゃん本舗も存在します。
自社ブランドの商品券「セブン&アイ共通商品券」を発行していることでも知られており、コンビニのセブンイレブンでも使用可能です。
ほかにも、セブンイレブンでは以下の商品券を使用可能です。
- QUOカード
- ビール券
※店舗によって対応が異なる可能性があります。
JCBギフトカードやVJAギフトカードといったクレジットカード系の商品券は汎用性が高いことで知られますが、セブンイレブンでは使えません。
ローソン
ローソンは、全国展開しているコンビニチェーンで、地方にも多数出店しているのが強みです。商品券の使用でもdポイントやPontaポイントを付与できるため、対象のポイントカードをお持ちの方は忘れずに提示しましょう。
ローソンで使える商品は、主に以下の通りです。
- QUOカード
- ビール券
- ハーゲンダッツギフト券
- JCBプレモカード
- サンエー商品券(沖縄限定)
- オークス商品券(沖縄限定)
※店舗によって対応が異なる可能性があります。
ローソンにてクレジットカード系の商品券は使えませんが、プリペイドカード式のJCBプレモカードのみ使用可能です。
ミニストップ
ミニストップは、店頭でのパフェやソフトクリームが有名なコンビニチェーンです。イオングループが親会社で、店内にはプライベートブランドの「トップバリュ」の商品も取り扱っています。
ミニストップで使える商品券は、主に以下の通りです。
- イオン商品券
- ビール券
- ハーゲンダッツギフト券
※店舗によって対応が異なる可能性があります。
イオン商品券はマックスバリュやイオンモールといったイオン系列でも使えるため、ミニストップに限らず幅広いスーパーで使用可能です。
デイリーヤマザキ
デイリーヤマザキは、パンで有名な「山崎製パン」が展開しているコンビニチェーンです。製パンメーカーの強みを活かした商品ラインナップが魅力で、コストパフォーマンスの高い惣菜パンや菓子パンを数多く取り扱っています。
デイリーヤマザキで使える商品券は、主に以下の通りです。
- QUOカード
- ビール券
- ハーゲンダッツギフト券
※店舗によって対応が異なる可能性があります。
デイリーヤマザキではほかのコンビニチェーンと同様、使える商品券の種類が大幅に限定されます。
サークルKサンクス
サークルKサンクスは、もともと存在していた「サークルK」と「サンクス」の店舗が2004年合併して誕生したコンビニチェーンです。国内店舗数は約6000店といわれ、惣菜やカット野菜といった商品に強みがあります。
サークルKサンクスで使える商品券は、主に以下の通りです。
- JCBギフトカード
- VJAギフトカード
- UCギフトカード
- JTBナイスギフト
- 三菱UFJニコスギフトカード
- QUOカード
- ビール券
※店舗によって対応が異なる可能性があります。
サークルKサンクスの特徴は、他のコンビニで使えないクレジットカード系の商品券が使える点です。使い道に困っているクレジットカード系商品券をお持ちの場合は、サークルKサンクスでの利用を検討しましょう。
セイコーマート
セイコーマートとは、北海道を中心に展開しているコンビニチェーンです。埼玉県や茨城県にも出店しており、約1200店舗存在しています。
セイコーマートで使える商品券は、主に以下の通りです。
- JCBギフトカード
- JCBプレモカード
- QUOカード
- ビール券
- お米券
- ハーゲンダッツギフト券
※店舗によって対応が異なる可能性があります。
セイコーマートの特徴は、JCBギフトカードが使えるところです。コンビニではクレジットカード系の商品券を使えないところが多いため、珍しい部類といえるでしょう。
ポプラ
ポプラは、中国地方を中心に展開するコンビニエンスストアです。店内で炊き上げたお米を使った弁当「ポプ弁」が人気で、独自路線のコンビニとして支持を集めています。
ポプラで使える商品券は、主に以下の通りです。
- JCBプレモカード
- QUOカード
- ビール券
※店舗によって対応が異なる可能性があります。
ポプラではJCBプレモカードは使えますが、他のクレジットカード系商品券は使えません。
贈って嬉しいと思われるギフトカードの選び方
ギフトカードは贈り物として人気ですが、選ぶ種類や渡す相手によって、与える印象が大きく変わります。
ここでは、贈って喜ばれるギフトカードの選び方について紹介します。
オンラインショップでも利用できる
地方にお住まいの方やネットショッピングを頻繁に利用する方なら、オンライショップで使えるタイプのギフトカードを選びましょう。
例えば、以下のギフトカードならオンラインショップでも使えます。
- JCBプレモカード
- Visaギフトカード
- Amazonギフトカード
- Apple Gift Card
- Google Play ギフトコード など
近年は、ECサイトやネットスーパーといったオンラインショップで買い物をする人も珍しくありません。とくに、地方にお住まいだと近隣エリアにほしい商品がないこともよくあります。
オンラインショップで使えるギフトカードなら、近隣に加盟店がなくても安心して使えます。
利用可能店舗が多い
相手の好みが分からない、または香典返しで大人数にギフトカードを贈る際は、加盟店数の多い種類がおすすめです。
例えば、JCBギフトカードやVJAギフトカードといったクレジットカード系のギフトカードは、全国的に使える場所があります。スーパーやドラッグストア、飲食店でも使用できるため、使い道に困ることはないでしょう。
特別感がある
相手によっては、汎用性の高いギフトカードを現金と同等に捉える可能性があります。相手を選ばず贈れる品物だからこそ、「心がこもってない」「失礼」と捉える人も一定数いるのです。
そのため、ギフトカードを贈る際は相手の好みや趣味にできるだけ合わせたほうがよいでしょう。
例えば、コーヒーやカフェが好きなら「スターバックスカード」、お酒が好きなら「ビール券」や「清酒券」といった選択肢が考えられます。
また、JCBプレモカードやQUOカードといった汎用性の高い種類も、カードデザインやラッピングを工夫することで特別感を演出できます。
プリペイド式のギフトカード
プリペイド式のギフトカードは、残高がある限り何度でも使えるため、受け取った人が購入金額を気にせず使用可能です。
例えば、QUOカードやJCBプレモカード、VISAギフトカードがこれにあたります。種類によってはリチャージもできるため、キャッシュレス決済としても使い続けられるでしょう。
また、商品券のなかには、お釣りがでるタイプもあります。お釣りのでないタイプは額面以上の買い物に使わなければ損をしますが、お釣りがでるなら購入金額を心配する必要もありません。
コンビニでのギフトカードを使うときの注意点
コンビニでも一部の商品券やギフトカードを使用可能ですが、非対応のものがほとんどです。使う場合は、お釣りの有無や有効期限など、ギフトカードの仕様に気をつけて使いましょう。
こちらでは、コンビニでギフトカードを使う場合の注意点を解説します。
クレジットカード系のギフトカードはお釣りがでない
JCBギフトカード・VJAギフトカード・UCカードといったクレジットカード系のギフトカードは、原則としてお釣りがでません。
商品券やギフトカードは、額面が1,000円区切りのものが多く、購入金額が額面を上回るように使わなければなりません。
コンビニの商品は大半が単価1,000円未満のため、商品券やギフトカードを使うなら2点以上の商品を購入する必要があります。ただし、プリペイドカード式なら使い回しできるため、お釣りを気にする必要はありません。
種類によっては有効期限がある
ギフトカードの種類によっては、有効期限が設定されています。
例えば、JCBプレモカードは5年、VISAギフトカードなら2年です。また、リチャージできるタイプのギフトカードでも、最終チャージや使用した日付けから、数年間で失効するものもあります。
使い道が思い浮かばないときは、有効期限が切れる前にコンビニで使ってしまいましょう。
サービス系の決済には使えない
コンビニでは商品の購入だけでなく、チケットの発券や公共料金など、サービス系の支払いも受け付けています。しかし、商品券やギフトカードの類は、サービス系の決済には使えません。
例えば、水道代やクレジットカード利用料金の支払い用紙を使った決済は、基本的に現金のみ対応です。
まとめ
①ギフトカードには「紙タイプ」と「カードタイプ」がある
②国内では、クレジットカード系の商品券やQUOカードが人気
③コンビニの多くはQUOカードやビール券が使え、クレジットカード系の商品券は使えないことが多い
④プレゼントとしてギフトカードを贈るなら、加盟店舗数やデザイン、ギフトラッピングにも注目しよう
⑤コンビニのサービス系の決済に商品券やギフトカードは使えない
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